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ビールと言葉の夕べ

ビールと言葉の夕べ

東京は南青山の「ひだまり」という居酒屋さんで行われた「The Word Show 第一回 ビールと言葉の夕べ」に行ってきました。
(開演中の画像は撮ってはいけなかったので、開演前の画像です。)

歌人であり、今回はパフォーマーでもあった枡野浩一さんが出演なさるということと、ビールという名を冠したイベントに私が行かないでか、という気持ちだったのですが、ここ最近、毎週末何かのイベントに出かけているので、流石の奥さんの人もお怒りになるかと思い、今回は見送る予定でした。

でも、ちょうど実家に出かけるということになり、よしこのチャンスだということで、「じゃあ、これで美味しいものでも食べてねー」と金に物を言わせ(笑)、私一人単独行動を許していただきました、いつもいつもすみません。 でもお釣りは返してね^^;

「ひだまり」は普段なら美味しい料理も沢山な「川奈の台所」と言われるお店だそうですが、今回は定休日のイベントなので料理は無し(ざんねーん)。 でもビールや飲み物は追加料金でいくらでもどうぞ、ということでした。
第二回は「ビールと焼き鳥と言葉の夕べ」その次は「ビールと焼き鳥と生ウニと言葉の夕べ」みたいにバージョンアップしていきたい、という抱負も発表されていました、ごーごー。

出演は、私人(という肩書きの)明川哲也さん、ブルース歌手のMITSUさん、高円寺フォーク歌手の林口裕幸さん、そして枡野さんとギターの石原行雄さんのユニット「あるきかたがただしく9」(あるきかたがただしくないん)です。

明川哲也さんは昔^^;「ドリアン助川」さんという名前で歌とパフォーマンスをなさっていて、その当時をしっていて、また、このイベントへの短歌系なお友達からの参加表明を聞いていなくて、実は集客とか厳しいのかと失礼な想像をしていたこともあって(す、すみません)、の参加だったのですが、時間10分前に到着したら、もう満員の大盛況状態でした。

そんなわけで、会場の一番奥の小上がり(そういうところばかりを好んでいるという噂もありますが)に陣取って遠くから拝見させていただきました。 見知った人がいないかなぁと思ったら、最前列に「さえ・えり」さん達を発見(笑)、ちょっと安心。

お店の人の(たぶん店長さん?)ナイスな前説があり(ラブ&ピース)、ブルース歌手のMITSUさんの歌と演奏からスタートしました。

簡単なPAだったのとEQとかついていればもう少し調整できたかも、な状況で歌が少しこもっていたけど、そんなこと気にならないブルースな雰囲気があった歌でした、和風居酒屋さんで聴くブルースもよいですね。

二番手は明川哲也さん。
やっぱり「ドリアン助川」さんという名前のほうを思ってしまいます、「叫ぶ詩人の会」のヴォーカルや、深夜テレビ(深夜ラジオもなさってましたが私は聴いてないです、すみませんっ)の「金髪先生」のロック講座とか思い出されます懐かしいです、今は黒髪でした(笑)。

とここまで文章を書いていて、「詩人の血」というバンドと混在して思い出してました(たびたび、申し訳ありませんっ)、「詩人の血」がEPICソニーで、「叫ぶ詩人の会」はメディアレモラス(ポニーキャニオン)でしたね。

明川哲也さんの語りは、何に例えればよいのだろう、一点を凝視し淡々と語られるその内容は、今回は「トマト」。 そして「正岡子規」の話、この話も最後のオチはトマト。 どちらの話も何も読まずに空中の一点を見つめよどみなくたんたんと話されていきます、塩煎餅、菓子パン。

内容はとっても面白かったです、真実かどうかなんてどうでもよいくらい、歴史や時間の流れにそって話がすすみます。 やっぱりそれはその場で聴かないと、その空間ごと味あわないとわからない、とっても良い声な朗読というか(ありきたりの言い方になってしまうけど)語りべだと思いました。

パフォーマンスの終了後、みなさんにプチトマトが配られる粋な演出があり、甘いトマトをみんなで食べました、トマト話が完結した感じがしました(嬉)。

三番目は高円寺フォーク歌手、林口裕幸さん。
お客さんが一人だった話とゼロだったときの話を絡めて、今日はこんな満員の会場で、沢山の女性に囲まれて嬉しい、といいながら、肩書きどおりにフォークソングを熱演されていました。

そして、四番目に登場したのが、枡野浩一さんと石原行雄さんのユニット、「あるきかたがただしく9」(あるきかたがただしくないん)。
先のPAでマイクが1本しかない状況で、語りとギターを聴かせるには、という試行錯誤ののち、お二人がくっついての演奏にまとまりました。

それまでの話も面白かったけど、いよいよ演奏の開始です。
でも、メロディーのあるものはやらない(笑)、きょうは歌いません朗読だけ、とおっしゃっていたので、曲目ではなく演目と勝手に呼ばせていただいて、その演目の1つめは、枡野さんの最初の詩集「ガムテープで風邪が治る」から、表題曲、あ、表題演目「ガムテープで風邪が治る」を石原さんの曲をバックに、例のスケッチブックに書かれた文字を見せながら、その間がさらに面白い。

二つめの演目は会場からのリクエストを受けて「マカロニ」。
某雑誌のアマチュアの人が服を作るコーナーで採用された「マカロニ」を素材として作られたドレスに関するデザイナーの某女史とその男の子の学生さんとの会話を朗読(笑)。
前回は女性と二人で掛け合いでのパフォーマンスだったけど、今回はその彼女がどこかに演劇を観にいってしまったので独りでやります、っと女性パートを声色を変えて独りで熱演、前回の「カフェますの」のチェルフィッチュのようでおかしい、笑わせていただきました。

三つめのパフォーマンス(あ、この方が表現が格好いい)は、私は聴いたこと無かったたぶん新曲、新演目で、「どうぞよろしくお願いします」。
これは付け句と呼ばれる短歌の遊びを会場全員で行う、というものです。枡野さんが上の句を読むと、お客さんが全員で「どうぞよろしくお願いします」とコール&レスポンス(笑)で繰り返される演目。
枡野さんの短歌の選び方や並べ方でとっても楽しく面白く繰り返される、「どうぞよろしくお願いします」、短歌の新しい歌い方(ソングとしての)だと思いました^^;

四つめは、完全な即興で「元ドリアン助川さん」(タイトル記憶あやふや^^;)。
それまでは、原稿も何も見ない明川さんに対抗して(笑)語りを文章を見ながら行っていた枡野さんも、最後は即興の朗読で台本無しです。
マイナーなコードで弾き始める石原さんに客席から明川さんから「俺に捧げる歌がマイナーなのかー」と声がかかり、急遽メジャーコードの曲に変更(笑)。

最後に出演者全員で即興のパフォーマンスを行いました、会場からお題をいただいて、それをテーマに明川さんと枡野さんで交互に語りあうという構成。 お題は、「メガネ」「トマトから芽が出たよ」(笑)「ヒゲ」「ハイヒール」ということで、見たものを言っているだけじゃん、という突っ込みがありましたね。

ドリアン^^;さんから朗読、時にはメロディに乗せテーマを語り、その間に枡野さんがスケッチブックに何か文字を書き掲げると、お題が書かれていたりして、枡野さんの番はドリアンさんがスケッチブックに何か書いていると思ったら、枡野さんのいつもの離婚話に対して「またその話かよ」の突っ込みの文字が(笑)、その間も、ギタリスト三人が演奏を続ける、という豪華パフォーマンスでした。

とても楽しかった面白かった、って子供の感想みたいですけどしかたがない(笑)、活字にならないこういうパフォーマンスはやっぱりその場で聴かないといけない、いけない。
ビールも沢山呑めたし、最後は芋焼酎をロックでいただいてました。 ぜひ、「The Word Show 第二回 ビールと焼き鳥と言葉の夕べ」を、どうぞよろしくお願いします(笑)。

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コメント

えええええええええええええええ。

ガムテープで風邪が治る、聞きたかった!!
マカロニも読み(以下略)

演劇も悪くなかったけどさ。くすん。

投稿: matsu | 2006/08/08 15:37

「私をおいて、吉祥寺だかに劇を観に行ってしまいました」と言われてましたよ(笑)、でもおかげで裏声の枡野さんを拝聴できました。

投稿: 天国ななお | 2006/08/08 15:45

裏声の枡野さんなんてレアすぎるー。
朗読自体、あまり聞けないしね。

いいな……。

やはり第2回を希望。

投稿: matsu | 2006/08/08 16:22

枡野さん「『ガムテープで風邪が治る』から、
タイトルチューン、『ガムテープで風邪が治る』」
これがいちばんの思い出です。

詳細にありがとうございます、もう私は書かなくてもいいくらいー

投稿: 伊勢谷小枝子 | 2006/08/08 21:13

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