エスター

Orphan_poster
(C) DARK CASTLE HOLDINGS LLC

「エスター」という映画を観てきました、邦題はそのまま主人公の名前ですが、原題は「ORPHAN」です、「孤児」という意味ですね。

あらすじは、
子どもを流産で亡くしたケイト(ヴェラ・ファーミガ)とジョン(ピーター・サースガード)は悪夢とトラウマに苦しみ、夫婦関係も限界を迎えていた。以前の幸せな日々を取り戻そうとした彼らは養子を取ることに決め、地元の孤児院を訪問。そこで出会ったエスター(イザベル・ファーマン)という少女を養女として迎え入れる。(シネマトゥデイ)

エスター
http://wwws.warnerbros.co.jp/orphan/

ネタばれが無い範囲で書こうとするとかなり難しいのですが、努力します(笑)。

ホラー映画ではあるのですが怪物も幽霊も出てきません、それでもとっても怖い映画です、どちらかというと陰湿な方向へ物語は進みます、楳図かずおさんの漫画にもにた恐怖があります。

観客は全体を見れているので、物語が進むほど、なるほどそうくるのか、とか、なんで気がつかないんだろうとか、登場人物に感情移入することなく、サスペンスなホラーにはまり込んでしまうのです。

それだけに逆に登場人物のキャラクターが大切で、もうこれは主人公エスター役のイザベル・ファーマンさんの凄さが際立っていますが、だんだんとテンションが上がっていくお母さん、なんだか微妙に頼りにならないお父さん、そしてかわいい子供達の演技があってこその怖さでした。

その中でも今回がデビューの、下の女の子マックス役のアリアーナ・エンジニアさんは、聴覚にハンデキャップがあって本当に手話と読唇術に堪能だそうで、まさにリアルな役柄を演じていたのであの自然な感じが出ていたのですね、とってもかわいいし。

その彼女が描く絵とエスターが描く絵が、かなり重要な要素になっている演出も面白いというか怖いです。

そのほかにも細かい伏線がいろいろあります、何より観ないことにはこの映画の怖さは伝わらないので、この手の映画が好きな人はぜひぜひ。

いつまでもかわいいきみのうらがわをめくってみてもかわいいまま ふう (天国ななお)

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空気人形

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(C) 2009業田良家 / 小学館 / 『空気人形』製作委員会

「空気人形」という邦画を観てきました。 原作は業田良家さんの短編コミック「ゴーダ哲学堂 空気人形」を、映画「誰も知らない」「歩いても 歩いても」の是枝裕和監督が長編作品として実写化しました。

あらすじは、
レトロなアパートで秀雄(板尾創路)と暮らす空気人形(ペ・ドゥナ)に、ある日思いがけずに心が宿ってしまう。人形は持ち主が仕事に出かけるといそいそと身支度を整え、一人で街歩きを楽しむようになる。やがて彼女はレンタルビデオ店で働く純一(ARATA)にひそかな恋心を抱き、自分も彼と同じ店でアルバイトをすることに決めるが……。(シネマトゥデイ)

是枝裕和監督最新作 映画『空気人形』 公式サイト
http://www.kuuki-ningyo.com/index.html

重要なネタばれを書きます、観ようと思っている人は先を読まないでください。

皮膚が破れて空気が漏れていく姿を「みないで」というところから、純一に空気を吹き込まれて膨らみながら喘いでいくシーンが、やっぱりエロティックで一番の見所でした。 他のシーンは心を持ってしまったといっても、垣間見せる笑顔以外はほとんど無表情、秀雄がポンプで空気を入れても、挿入されてセックスされても無表情で無感動なところと対照的でした。

そこからの最後に向かっては、純一のしたいことをさせる、その気持ちよさを自分も純一に与えたいということからの展開は、その純粋さとともに、もうとてもせつない。 最後は誰かが言っていた通り、人は燃えるごみに人形は燃えないごみに分別して終わる、無機質のキラキラしたビン、やっぱり中身が無いものだけど、それに囲まれて。

登場する人間はどこかみんな変で抜けてしまっている、その中でも、もしかしたら秀雄が一番まともなんじゃないかと思ったほど。 けど心を持ったことを気がついた人形と違って、そのことを人は気がついていない。 その人形と接することでもしかしたら変わるかとも思ったのだけど、そうでもなかった。

古い下町の風景の切り取り方や細かな音の使い方もとてもよかったです。

ペ・ドゥナさんの演技はもちろんのこと、秀雄を演じる板尾さんが、彼女がドールだという以外はとても普通に冴えない男を演じていてよかったです。 本当なら心を持って動き出したことを喜びそうな展開なのに、お願いだから人形にもどってくれ、というシーンがすごいです。

あの足がみんなはいいというけれどあの胸で胸をおもいだす 胸! (天国ななお)

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カムイ外伝

Kamui
(C) 2009「カムイ外伝」製作委員会

「カムイ外伝」という邦画を観てきました、原作は白土三平さんの漫画です、昔、しっかり読んでました。

あらすじは、
鉄の意志を持ち、見事な剣の腕前を持つ忍者カムイ(松山ケンイチ)は、おきてにがんじがらめにされた忍びの世界に閉口してそこから抜け出す。かつての仲間、大頭(イーキン・チェン)やミクモ(芦名星)はそんな彼を裏切り者とみなし、執拗(しつよう)にその後を追う。ある日、漁師の半兵衛(小林薫)を助けたことでカムイはその家族に歓迎されるが……。(シネマトゥデイ)

映画「カムイ外伝」公式サイト
http://www.kamuigaiden.jp/

オリジナルを知っていたほうが、カムイの必殺技とか物語の雰囲気を知っている分、映画に入りやすいかと思いましたが、映画だけ観てももちろん大丈夫です。

特撮が JAC の名作「影の軍団」みたいな感じだったと観たあと三人で話してました(笑)、忍者なので超人的な体力で飛んだり跳ねたりするシーンは、本当なら重力がかかって放物線的な動き、加速度がついているような表現になるほうが自然なのに、多分意図的にそうしているのではないかと思うくらい、漫画的な動きでした。 元々リアルにはありえないことなのだから、私はその表現もありだと思って観てました。

逆に殺陣のシーンでは、技に関しては漫画でも現実的であったように、かなりリアルな感じがして良かったです。 低い姿勢とか頭を守る構えとか、あと、VFX も、切られたり刺されたりして服や肉が裂けたりお腹を刀が突き破ったりとか、普通の殺陣から連続して(多少はぎこちなかったけど^^)表現されていて、ちょっと新しい感じがしました。

戦いを中心に描いてくれてもよかったのですが、漫画のように物語の部分もしっかり作ろうという姿勢は伝わりました。

松山ケンイチさんのカムイははまり役のように見えてくるから不思議です、そういう意味では凄い役者さんなのかもしれません(にっこり)。 ほかのキャラクタもかなり適材適所でよかったと思います。

終わったあと、関連する部分の漫画を事前に読んできたあやめさんの解説を聞けて、さらに面白さが増しました、ありがと。

さいごっていっていながらもういちどもういちどって抜け出せずにいる (天国ななお)

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ウルヴァリン:X-MEN ZERO

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X-Men Character Likenesses TM & (C) 2009 Marvel Characters, Inc. All rights reserved. TM and (C) 2009 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.

「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」という映画を観ていました(笑)、原題は「X-MEN ORIGINS: WOLVERINE」です、X-MEN の起源という感じでしょうか。

あらすじは、
特殊な能力を持つ、ウルヴァリン(ヒュー・ジャックマン)。かつてカナダの森で目覚めたとき、ローガンという名の兵士だったというほかに、彼は過去を記憶していなかった。そして、そこには“ウルヴァリン”と刻まれた軍の認識票が残っていたが……。(シネマトゥデイ)

ウルヴァリン:X-MEN ZERO オフィシャルサイト
http://movies.foxjapan.com/wolverine/

あやめさんとゆうこりんさんと三人でカムイ外伝を観る予定だったのが、ゆうこりんさんのお仕事の都合で次回持ち越しになったため、二人の意見が一致したこちらを観てきたのでした。

まあ、設定はコミックですから、例によって細かいところは気にしないでキャラクターと広い意味でいろんな戦いを楽しむのがよろしいかと思います。 とはいえ、少なくとも前作の X-MEN シリーズは観ておいたほうがさらに楽しめます。

髭面の狼男のような顔立ちと男臭さが漂う主人公がやっぱり素敵で、昔は骨みたいなものだったのに、銀色に光るメタリックな爪になると、かっこよさが三割増しです。 何でも切れるしおまけに火まで点けられる(笑)、丈夫なのにも理由があったのですね。

兄弟とか恋愛関係とか戦争とか、とりまくいろんなことがあります、ほどよい味付けにはなってましたが、やっぱり、超能力者同士の戦いはやっぱり映画ならではの迫力でした。

落っこった戸棚の裏の暗闇のステンレスにも銀のかがやき (天国ななお)

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グッド・バッド・ウィアード

Gbw
(C) 2008 CJ ENTERTAINMENT INC. & BARUNSON CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED

「グッド・バッド・ウィアード」という映画を見てきました、原題も THE GOOD, THE BAD, THE WEIRD でございます、この場合は、良い子、悪い子、変わった子、という感じでしょうか(笑)。

あらすじは、
混沌とした1930年代の満州。ギャングのパク・チャンイ(イ・ビョンホン)が起こした汽車強奪のすきに、乗客を襲った盗賊のテグ(ソン・ガンホ)は荒野へ逃走。偶然にも宝の地図を盗んだテグは、ギャングたちや賞金ハンターのパク(チョン・ウソン)に狙われてさらなる逃避行をするハメになり……。(シネマトゥデイ)

映画『グッド・バッド・ウィアード』公式サイト
http://www.gbw.jp/

あらすじにある、賞金ハンターがグッドでギャングがバッドで盗賊がウィアードということになります、それを韓国の有名男優三人が演じているのです、わお。

内容は、もう、そのままマカロニ・ウエスタンです(笑)。

実はタイトルもクリント・イーストウッド主演の、THE GOOD, THE BAD, THE UGLY (続・夕陽のガンマン)から取っているそうです。 私も観たあとでオリジナルのお話しを思い出しました。

身体を張ったアクションと、いろんなパターンで見せてくれる何で当たるんだ何で当たらないんだ(笑)という銃撃戦は理屈抜きに面白いです。 なにより主役三人のキャラクターが立っていて、まさにキーワードの、撃って殺して走るという展開になってます。

その中にわかりやすいギャグ(観客のみなさんで笑ってました)とほんとに残忍なシーンを混ぜて、アクションの素晴らしさで、お決まりな展開だけど決して飽きさせません。

個人的には、後半のみんなでの追い駆けっこがちょっと長すぎた感じはしました、でも白竜さんが出てきておどろいた(笑)。 日本軍がでてきたり植民地や人種問題など難しい危ない話題になってしまいそうなところを、グッドとバッドとウィアードと、その他大勢にしてしまって単純な話しとして描いているのが、楽しめるという点ではよかったと思います。

オリジナルを知っていると、あーだこーだと言いたくなると思うけれど、知らないとか忘れているほうが楽しめるのかもしれませんね。 ちょっとした伏線からひねりもあって、私は気が付いてなくて、おーなるほどと思ってしまいました。

男ばかりの映画です、マカロニ・ウエスタンが好きな人はきっと好きな映画です、ぜひぜひ。

おまたせをしましたわたしがみなさんのよいこわるいこふつうのこです (天国ななお)。

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吸血少女対少女フランケン

Dora
(C) 2009 PONYCANYON / Concept Films

「吸血少女対少女フランケン」という邦画を観てきました、英語題は「Vampire Girl vs Frankenstein Girl」です、よいタイトルだと思います。 漫画家の内田春菊さんのコミックの映画化です、監督は「東京残酷警察」の西村喜廣さんと、友松直之さんのお二人です。

ギリギリの入場になってしまったのですが、「東京残酷警察」のときもたまたま行われていた舞台挨拶で拝見した西村監督と出演している泉カイさんと水井真希(そのときはナコシサヤコというお名前だったような)さんと、もう一人の友松監督の舞台挨拶というかトークショー^^をやっていました、初めから聞ければよかったです、ざんねん。 9/2 にも関連で舞台挨拶があるらしく、そのときは全員ふんどし姿で、と監督がおっしゃってました、わお(笑)。

あらすじは、
高校生の水島樹権(斎藤工)は、転校してきた有角もなみ(川村ゆきえ)からバレンタインのチョコレートをもらう。そのチョコには吸血鬼であるもなみの血が入っており、食べて吸血体質になった樹権に彼女は吸血鬼として一緒に生きてほしいと告白する。二人のキスシーンを目撃した樹権の恋人の富良野けい子(乙黒えり)はもなみに襲い掛かるが、勢い余って自分が転落死してしまう。(シネマトゥデイ)

「吸血少女 対 少女フランケン」オフィシャルサイト
http://www.ponycanyon.co.jp/Kyuketsu-syojyo/

東京残酷警察と違って、スプラッターだけどコメディでした(笑)、例によって原作の漫画を読んでいないのですが、そちらも読んでみたくなりました。

リストカット部とかガングロ部とかある高校でそれだけでも変な世界なのに、高校生のの吸血少女とフランケン少女が戦うのですから、もうどんな設定でもありです、保健室の先生が色っぽいのもお決まりですから(笑)。

造形物がグロいだけではなくオチャメなときもあって、それにあわせてシリアスなところとコメディな部分も対比が効いていて、楽しい映画に仕上がってます、もちろん例によって血が噴水のように雨のようにドバドバと出ます、もう水芸の域です、わー。

難しいことを考えずに、カワイさとグロさとを楽しんで観るのが一番だと思います、東京タワーでの戦いは、スーパー戦隊ものか最近の仮面ライダーものを彷彿とさせてます、巨大化^^するし。

終了後、先のみなさんがお見送りまでしてくれまして、照れずに、よかったです面白かった、とちゃんと伝えればよかったと思いました。 スプラッター系が苦手な人も初挑戦できる映画だと思います、好きな人はもちろんぜひぜひ(笑)。

吸われたり切り刻まれてしまったけど最後はとても気持ちよかった (天国ななお)

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侍戦隊シンケンジャー銀幕版 天下分け目の戦

Shinken
(C) 石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映 (C) 2009 テレビ朝日・東映AG・東映 劇場版「ディケイド・シンケンジャー」製作委員会

「侍戦隊シンケンジャー銀幕版 天下分け目の戦」を観ました、「劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー」(長いっ^^)と同時上映なのですが、Yahoo! 映画とかでも、ちゃんと別映画なので感想も分けてみましたー(にっこり)。

あらすじは、
この世によみがえった脂目マンプク(声:大和田伸也)率いる外道衆1万の猛攻に、シンケンジャーは追い詰められていた。彼らに残された手段は、300年前に初代シンケンレッド(合田雅吏)がマンプクを封印する際に使ったという秘伝ディスクを探すこと。そのありかが敵陣の中であることをつかんだシンケンジャーは、命懸けでディスク奪還に向かう。(シネマトゥデイ)

劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー・侍戦隊シンケンジャー 銀幕版 天下分け目の戦
http://www.dcd-shin.jp/

TV は何回かしか見ていない俄かファンですが、そのくらいの情報量でも楽しめる映画に仕上がっていたのは素晴らしいと思いました(にっこり)。

レッドクリフとかのように、普通は合戦のシーンがメインになることが多いのに、この映画ではいきなり惜しみなくオープニングから、一万人対五人という戦いのシーンから始まるのです、凄いです、わお(笑)。

昔のスーパー戦隊ものではその戦いも、当たってないじゃんとか寸止めだったりしていたような気がするのだけど、最近の今回のを見ていると、スローでもしっかり当たっているように見えるし、昔なら人が一瞬消えてから爆発(笑)みたいなことだったのに、CGもありますが、本当に爆発の中を進んでいくのなんて、それだけにリアルで迫力がありました、それは仮面ライダーでも同じでしたね。

昔の戦隊ヒーローでは、リーダーは居たけど同列なメンバーだったのが、このシンケンジャーでは殿と家臣という明らかに差がある設定なのが変わっていて面白いです。 知っていたから驚かなかったけど、お習字のように字を書いて変身とか攻撃とかもなかなか奇抜なアイデアですものね。

話しの真ん中で、キャラを知っている人にはおなじみなのでしょう、ギャグのような展開もあったりしつつ、後半はまたメインの一万人対五人(六人^^)の合戦になります。

相手は外道衆という道を外れた悪者なのに、最後は大将戦で一対一で戦うという潔さ(笑)、やられると巨大化はお約束だけど、水戸黄門の印籠登場のタイムスケジュールのように(あらすじにもありますが、格さんを務めた大和田伸也さんと合田雅吏さんが共演されてました^^)、巨大メカに乗って立ち向かうときは、おー、いけー、やっちまえー(笑)という気持ちになりました。

子供達が飽きない時間で畳み込むような展開は、違う意味で大人も楽しめるものになっていたと思います。 私達が観たときも、夜の回だったこともあって大人ばかりでしたし、一度に二作品観られるので時間があればぜひぜひ。

一万人相手だとして一回に五分で済むから二ヶ月あれば (天国ななお)

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劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー

Decade
(C) 石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映 (C) 2009 テレビ朝日・東映AG・東映 劇場版「ディケイド・シンケンジャー」製作委員会

「劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー」を、お友達のあやめ姉さんと観ました、この手の映画は一人より複数で観るのが吉ですもの。 TV のディケイドも実はときどき見ていました、decade は 10年とか10年間とかの意味があります、そのまま 10 という意味もあるらしいので、平成仮面ライダーの 10 作目ということにもかけてあるのですね。

あらすじは、
士(井上正大)、夏海(森カンナ)、ユウスケ(村井良大)がたどり着いた謎の洋館には、士の妹を名乗る一人の少女がいた。彼女に付き従う男によるとこの世界も滅びようとしており、それを食い止めるためには最強のライダーを決めなくてはならないという。世界の滅亡を防ぐべく、士は数々の仮面ライダーたちと激闘を繰り広げていくが……。(シネマトゥデイ)

劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー・侍戦隊シンケンジャー 銀幕版 天下分け目の戦
http://www.dcd-shin.jp/

もうあえて言うことはありません(笑)。

予備知識がなくても多くの仮面ライダーはなんとなく知っていたし、それぞれの必殺技も同じくらい知っていたので、あの大人数とアクションをまんべんなく(多少偏りはあったけれど^^)見せてくれたことだけでも満足ですわん。 さらに GACKT さん(なんか真ん丸でした^^)、仮面ライダーW(なんか二色でした^^)も登場して、ほんとうに盛り沢山でした。

地獄大使や死神博士など懐かしい敵キャラも登場して、それも見事に笑いを取っているところが素敵、わお、「イカでビール」って本部の階段で酒盛りなんて最高です(笑)。

大ショッカーの人間ミサイルとか、きわどいシーンもあるのですが、そこも紙一重でうまくこなしています。 また、ドラゴンボールのように新しいライダーほど強いということではなく、武器はなくても十分に強いというトリビュートもあってよかったと思いました。 噛み付いたアマゾンにそれは反則だといいながら武器を振り回すディケイドには笑ってしまいましたけど(笑)。

全ライダーが横一列に並んでいる絵が何度も出ます、いろんなカットで何度も出さないと全員を映せないというなのでしょうね(笑)、それぞれ立ち姿にも微妙にキャラを出していたりしてよかったです。

オフィシャルサイトを見ていたら、ネット版 仮面ライダーディケイド オールライダー超スピンオフ という動画が楽しそうで、ちょっと見てみたいと思いました(笑)。

お気に入りの仮面ライダーがいる人はぜひぜひ、戦闘シーンで画面の中に見つけるのも楽しいですよー。

幸せなふたりが写るビデオにも画面の隅にライダーマンが (天国ななお)

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ノウイング

Knowing
(C) 2009 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.

「ノウイング」という映画を見ました、原題も同じく「KNOWING」 知識って感じかと思ったけどそれは knowledge ^^、know ということで、知ることとか認識っていう意味ですね。 映画の内容を端的に表しております。

あらすじは、
50年前の小学生たちが埋めたタイムカプセルから、数字が羅列されたメモを持ち帰った小学生ケイレブ(チャンドラー・カンタベリー)。彼の父親で宇宙物理学の大学教授ジョン(ニコラス・ケイジ)は、その数列を解析し、激しく動揺する。その数列は、実際に起きてきた過去の惨事と、これから先の未来に起こる災難を予知するものだった。(シネマトゥデイ)

『ノウイング』オフィシャルサイト
http://knowing.jp/

アイ,ロボットで有名なアレックス・プロヤス監督の映画です、また VFX、あー、Visual Special Effect のことですね、は、ハリー・ポッターシリーズなどを手掛けたアニマル・ロジックという会社が担当しています。

何度も書いてますけれど^^、私は、監督さんとか脚本とか制作とかを覚えていないし、それで映画を観ることはあまりなくって、感想を書くときにちょこっと調べて、あー、なるほど雰囲気が似てるとか、だから良いんだとか、あとになって思ったりするのでした。

俳優さんもそうで、名前もあまり覚えてないし、誰だから観ているということもないのですけど、実はニコラス・ケイジさんの映画はかなり、というかほとんど観ていると思います。 

どこが好きっていうわけじゃないんですけど(笑)、なんか駄目だけど頑張ってみましたみたいな役や、ほんとうはそんな顔をしていないけど、口を開けて驚いている感じがよいです、えー。

あと、髪の毛の薄い(ごめんなさいっ)、いや、おでこの後退具合が味な^^、ジャック・ニコルソンさんや、ブルース・ウィリスさん(最近はつるつるですけど)などとならんで希少な俳優さんだと思います。

その彼がその持ち味を生かしたディザスタームービー、ディザスターってなんだろうと思うと、大惨事とか大災害という意味ですね、でした。

とあることからナイトキャップを呑みすぎてしまうジョンさんですが、その酔っ払い具合がとてもリアルな感じがしました(笑)、だんだんと確信に迫ってきてもその感じは変わらなくて、現場に向かうのも何か酔っ払った勢いのように思えてしまったのは、私の偏見だと思います。

やっぱりいろいろと、えー、と思うところはあるのだけれど、数字があらわす予知というルールが解明されていくくだりと、それにあった出来事の流れはよかったと思います。 EE は Everyone Else だったのですね。

声の主とか、その登場や、子供達を連れて行くところとか、映画の終わり方も、何よりどうして昔の少女がその予知をしたのかという意味が明確でない(もしかしてそんな人は一人じゃないと思うし)のはちょっと残念だったけど、結論が出てからは変に引っ張らなくってよかったと思いました。

次のニコラス・ケイジさんの映画、もしかして声優としての ATOM かしら(笑)も観ますよー、途中までのディザスター(笑)な映像は圧巻だし、彼が好きな人はぜひぜひ。

驚きの出来事ばかり起こります 好きとか嫌いを超えたところで (天国ななお)

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G.I.ジョー

Gijoe
(C) 2008 by Paramount Pictures. All Rights Reserved.

「G.I.ジョー」という映画を観てきました、原題は「G.I. JOE: THE RISE OF COBRA」です。 G.I はアメリカ軍兵士の俗称です、government issue の略で直訳は官給品ということで、一瞬、兵士が物扱いなのか、ひどいなー、と思ったらそうではなくって(笑)、潤沢な官給装備品で戦うアメリカ軍兵士を他国兵士が羨ましがってそう呼んだと言われているそうです。

オリジナルは、女の子向けの着せ替え人形なバービーに対抗するための、男の子向けに 1964 年から発売された兵隊さんの人形です。 日本では輸入版か、タカラが 1970 年からライセンス生産して販売されています。 どちらかかはわかりませんが、我が家にも一体有りました、わお。

1982 年にアメリカでTVアニメ化されて、日本でも「地上最強のエキスパートチーム G.I.ジョー」というタイトルでTV放映されたそうです、そちらは記憶にないのですが、そこから個人名からチーム名になったもようです。

あらすじは、
世界征服を企む悪の組織“コブラ”が、各地で活動を活発化させる1990年代。あらゆるものを破壊する威力を持つ最強兵器ナノマイトがコブラ一味の手に渡ってしまう。パリのエッフェル塔が破壊されるなど、コブラの脅威が世界各地を襲う中、アメリカ政府は世界各地の精鋭を集めた史上最強の国際機密部隊“G.I.ジョー”に願いを託す。 (シネマトゥデイ)

G.I.ジョー
http://www.gi-j.jp/

もう突っ込みどころ満載のお話しなのですが、そんなことはあまり気にしないで、日本の戦隊ヒーローもののように、勧善懲悪で派手な戦いを楽しめばよいのです。

いちおう人間関係やそこから発する苦悩など、それから武器商人のお話と、国家規模の話題など、アクション以外の内容もあります(笑)。 いろんなキャラクターも登場するし、特に女性は敵味方共に美しくて強いです。

そのなかでもメインになるパリの追っ駆けっこは、さらにやりたい放題で、エッフェル塔を守る以前に、町を壊すし電車も壊すしビルも粉々だし、巻き込まれた市民も沢山できっと何人も死んでると思います(笑)。 でも、映画的には(予告編で流れてしまいまくりですが^^)このあたりの映像だけでもかなり満足度は高いと思いますわ。

全体に、最近の CG と少し異質な感じがします、たぶんメカ本体の表面、サーフェスなんて言っちゃうけど、そこがわざとベタになっているからだと思うのですけど、メカ本体の表現より、熱気での空気の揺らぎとか、ホコリとか、風とか水とかの表現に実は凝ってると思いました。 サスペンションの沈み具合とか、最近はみんな表現してるけど、そのあたりもちゃんとしてました。 あと、その CG の乗り物が基地に着陸して、そのままワンカットで中から人が降りてきて、そのまま施設の中に入っていく、みたいなカットが何回かあって、おー、やるじゃんって思いました(笑)。

日本の戦隊ヒーローものが好きな人には楽しめる映画だと思います、そんな人はぜひぜひ。

無理やりに走らされてる気もするが行く先は同じ だったら走る (天国ななお)

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サマーウォーズ

Summerwars
(C) 2009 SUMMERWARS FILM PARTNERS

「サマーウォーズ」という邦画のアニメーションを観てきました。

あらすじは、
天才的な数学力を持ちながらも内気な性格の小磯健二は、あこがれの先輩・夏希に頼まれ、長野にある彼女の田舎へ。そこで二人を待っていたのは、大勢の夏希の親せきたちだった。しかも、健二は夏希から「婚約者のふりをして」と頼まれ、親せきの面々に圧倒されながらも大役を務めることに……。 (シネマトゥデイ)

映画「サマーウォーズ」公式サイト
http://s-wars.jp/index.html

こう見えてもどう見えても、実は人付き合い悪い私は(笑)、特に親戚付き合いとか大の苦手なのですが、結婚してから義理の両親の田舎におじゃまして、親戚一同、大家族というものを初めて知ったのでした。

ぶち抜きの畳敷きに大きなテーブルが置かれて、煮物とか空揚げとか鋤焼きとかとにかくいっぱい並んで、みんなでワイワイ食べるのは、やっぱり楽しくなる。 親戚のちょっと変わった叔父さんとかいて、武勇伝とか昔はよかっただとか、あんなにお屋敷ではないけど、まさに映画と同じ、あー、映画が同じでした。

最新でなんでもできるバーチャルな世界と、古いしアナログなんだけど、みんなでいっしょにご飯を食べられる、イコール生きているリアルな世界との掛け合いが面白くて楽しくて。

ただ古いだけじゃなく、ひとりひとりがそれぞれ力を持っていて、もちろん主人公も持っていて、それを駆使して誰かのために困難に立ち向かおうとする、それに共感して信じて誰かもまた力を貸してくれる、世界中の人達が コイコイ と叫ぶところはちょっとじんときました。

細かい突っ込みところはいろいろあるけれど(笑)、逆にすごく細かいところまで設定されていて驚いたりしました。 登場するハードも小物も今の有りものでリアルな感じがするし、アメリカなので月日が逆で日月だったりとかの小ネタも含めて(笑)よくできてます。

夜明けの変化とか、よくみると少しずつ大きくなっていく入道雲とか、自然の景色もさることながら、バーチャルな世界のカラフルさや細かさなど、映像もとても綺麗です。 声も違和感なく役にぴったりな感じがしました。

同じ細田守監督の「時をかける少女」がよかった人はぜひぜひ観てくださーい。

機械では選ばない低い確率も運と自分を信じて 恋来い (天国ななお)

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愛を読むひと

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(C) 2008 TWCGF Film Services II, LLC. All rights reserved.

「愛を読むひと」という映画を観てきました、原題はシンプルに「THE READER」です、普通に訳せば原作と同じように「朗読者」ということになるのでしょうけれど、日本語にしないで英語のタイトルのままのほうが、いろいろ深い意味を持ててよいと思いました。 主演のケイト・ウィンスレットさんはこの映画で、第81回アカデミー賞で主演女優賞を受賞しています。

あらすじは、
1958年のドイツ、15歳のマイケルは21歳も年上のハンナ(ケイト・ウィンスレット)と恋に落ち、やがて、ハンナはマイケルに本の朗読を頼むようになり、愛を深めていった。ある日、彼女は突然マイケルの前から姿を消し、数年後、法学専攻の大学生になったマイケル(デヴィッド・クロス)は、無期懲役の判決を受けるハンナと法廷で再会する。(シネマトゥデイ)

『愛を読むひと』公式サイト
http://www.aiyomu.com/

いつものことですが、ベストセラーになったらしい原作は読んでいません、映画の情報も予告編しかしらなかったので、15歳の男の子と36歳の女性との恋愛なお話し、下世話な言い方をすれば、性の目覚めを描くイタリアの青春映画みたいなものだと思っていたけれど、観た人の感想はそんなものではなかったので、苦手な映画と思いつつ、もしかしたらと観に行ったのでした。 観てよかったです、ひさびさに映画館で泣きました。

以下でネタばれしてますご注意ください。

男の子にすごく共感していました。 それも、初体験から肉体的な気持ちよさにはまっていくところは、当時の自分の気持ちと、逆にハンナの立場で見ている気持ちの両方で。 そして、粘膜的な関係が精神的な関係、つまり恋愛に変わっていく中での、彼女を美しいと思ったり、家庭や友達よりも彼女のことを想うことや、二人でどこかに行きたいと思う気持ちや、彼女の気持ちがわからずに不安になったり怒ったりするところや、僕は君を愛している、君は? なんて訊くところは、歳をとっているのに子供っぽい、どうしようもない奴としての自分と重ねてしまうのでした。

そして映画では、本を朗読するということが、年上の彼女に対して唯一してあげられることであり、それがさらに絆を深めることになるツールとしての位置づけだと思っていました。 でも、それだけではなかったんですね。

それだけなら、それこそありがちな映画なのに、マイケルが裁判でハンナに再会してからの展開はもっともっと重いテーマを扱っていて、それまでのことも細かい伏線になっていて、その展開をしらなかったこともあってとても引き込まれていきました。 

でも、彼にはもう15歳の純粋さ素直さはなく、彼女との関係を思い出し、法律を学ぶ学生としての彼女を見るいろいろな思いが彼を苦悩させたりします。 他の学生と関係を持ったり、会いに行こうと思ったり、その迷いや苦悩が、裁判で扱われている戦争とは命とはという苦悩とシンクロしているのですね、ハンナの台詞も同様に、正義ってなんですか? と問いかけます。

裁判の中で、ハンナは自分のある秘密を守るために嘘をつき有罪とされてしまいます。 そこまでして守る秘密なのかということは、その前の彼に対する態度や、仕事までもやめてしまう、何より彼とも別れてしまう、という経緯で理解できなくはないです。 彼も、昔なら自分の思いをぶつけるだけだったろうけれど、相手のことを思い、その判断に従うのですね、もしかしたら自分のことも思ったのかもしれないけれど。

映画では物語のあいだに、現在の彼の状況や思いを挟み込んで、さらには結婚をして娘もいるという立場も加えて、ハンナが収監されたあとも、やはり苦悩しながらも、それでもハンナに対して最後まで献身的に尽くそうとするのがまたせつないです。 距離は離れていても朗読ということでつながっていく、逆に彼女も変わっていく。

そこから、何年かぶりに彼女に会うところから(そこでも彼女が KID と呼びかけるのがまた泣ける)映画の最後までは、あー、そこでなぜ、というシーンが続くのは、やはり時間というものや立場や状況の違いと、大人になって素直になれない、なにより愛だけでは補えない、ということなのでしょう。

彼女は最後にもう一度、裁判のときと同じように、プライドを守ろうとしたのかもしれません。

学生の彼も大人になった彼を演じる役者さんも素晴らしく、どちらも悲しみに泣くところがぐっときます。 もちろん、ケイト・ウィンスレットさんの素晴らしさは言うまでもありません。 私は思い入れが強すぎて苦しかったけれど、とってもよい感動的な映画でした。

年下のあなたに教えられたのはアレだけじゃなくコレだけでもなく (天国ななお)

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レスラー

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(C) 2008 OFF THE TOP ROPE, INC. AND WILD BUNCH. (C) Niko Tavernese for all Wrestler photos

「レスラー」という映画を観てきました、原題も同じく「THE WRESTLER」です。

あらすじは、
かつては人気を極めたものの今では落ち目のレスラー、ランディ(ミッキー・ローク)。ある日、ステロイドの副作用のために心臓発作を起こし、レスラー生命を絶たれてしまう。家族とはうまくいかずストリッパーのキャシディ(マリサ・トメイ)にも振られ、孤独に打ちひしがれる中で、ランディは再びリングに上がる決意をする。(シネマトゥデイ)

映画「レスラー」オフィシャルサイト
http://www.wrestler.jp/

主役のランディを演じるミッキー・ロークの実生活とダブらせての感想が多くなってしまうけど、そんなことは知らなくても関係なく感動できる映画でした。

登場するレスラーが本物の人たちだったり、会場の作りが本物だったり、会話や試合そのものがリアルだからなのでしょう、まるで、ドキュメンタリー映画のような雰囲気が漂っていました。

ある限られた世界、この場合はプロレスだけど、そこに生きる、そこで生きた、そこでしか生きられない男のお話です。 普段は、汚くってボロボロでダメダメなんだけど、それでもリングあがるとスター時代と同じように格好良く振舞うのです、そのためには身体を見栄えをよくしたりもちろん鍛えたりする。

逆にそれが無くなってしまうと、本当に何も無いただのオジさんになってしまう、リングでの強さはなく、周りに頼る弱気な男になってしまうのだけど、生きるためには、一人ではなくどこかに絆を求め、スーパーマーケットでだって働こうと思う、あらたなスタートとしてリングに向かう姿とオーバーラップするのだけれど。

ストリッパーのキャシディも彼と同じように身体を張って生きてきたのに、年齢には勝てずに、引退して子供と共に生きようとする、という同じ人生の選択をするのも対象的、でも、彼女はうまくできるかもしれない。 私服の化粧っ気の無い彼女が、やたら可愛く思えました。

最後はブルース・スプリングスティーンの歌で泣かされてしまいます、歌詞の字幕が付いていてよかったです。 記録のためにもちょっとだけ引用を。

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Bruce Springsteen - The Wrestler

Have you ever seen a one trick pony in the field so happy and free?
If you've ever seen a one trick pony then you've seen me
Have you ever seen a one-legged dog making its way down the street?
If you've ever seen a one-legged dog then you've seen me

Then you've seen me, I come and stand at every door
Then you've seen me, I always leave with less than I had before
Then you've seen me, bet I can make you smile when the blood, it hits the floor
Tell me, fan, can you ask for anything more?
Tell me can you ask for anything more?


Ring Of Angels~葛城早苗の物語~ The Wrestler 和訳
http://blog.livedoor.jp/unagiken/archives/687042.html

草原を能天気に、自由に駆け回るしか能のない馬を見たことがあるかい?
もしあるならその馬は俺
道路をさまよう片脚だけの犬を見たことがあるかい?
もしあるならその犬は俺

俺は求められるまま現れて
いつだって何かを失い去っていく
飛び散る血にお前達は満足しただろう
これ以上望むものなんてあるのか?
なあ、これ以上なにをやらせようっていうんだ?

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苦しいけれど、とてもよい映画でした。

人生で大切なものに順位付けして並べたらいつも二番で (天国ななお)

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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破

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(C) カラー

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」を観てきました。
ご存知のかたはもちろんご存知のテレビ放映された「新世紀エヴァンゲリオン」の新劇場版です。 1997年に劇場版として春と夏に放映された二作品「新世紀エヴァンゲリオン 劇場版」と同じくテレビシリーズの再編成+新作という構成ではありますが、前作の「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」より以上に、ストーリーは新しい展開になっています。

あらすじは、
汎用ヒト型決戦兵器エヴァンゲリオンに乗ることで、自ら戦うことを選んだ碇シンジ。大きな運命を託された14歳の少年の物語は、ここから未知の領域へ突入する。また、綾波レイと人気を二分するヒロイン、アスカがエヴァンゲリオン2号機に乗って参戦。加えて魅惑の新ヒロインが登場する。そして、謎の生命体“使徒”とEVAシリーズの戦いは新エヴァンゲリオンの参加で、さらに激しくエスカレートしていく。(シネマトゥデイ)

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
http://www.evangelion.co.jp/

エヴァンゲリオンを語れるほどマニアではないので、少しだけ。

物語の設定や用語や理論、メカニカルなものや人物、わけのわからないぐあいなど、私の感性に合うアニメーションで、とても大好きです。

全登場人物のキャラクターの駄目な性格部分が私自身に似ているところが多く(笑)、共感というのと違うけど、あー、そうなんだと思ってしまいます。

この映画の綾波レイのほうが好き。

音楽は、うへーと思ったけどこれはこれでよかったです、効果音はバッチリです、メカの作りこみや表現はさらに素晴らしい。

一度でもエヴァンゲリオンを見て面白いと思った人はぜひ、いまのところ私の今年のベストテンに入ります。 もちろん ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 を見てからどうぞ。

自分から一緒にご飯を食べることしたくなったら友達だよね (天国ななお)

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宮本武蔵 -双剣に馳せる夢-

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(C) 2009 Production I.G / 宮本武蔵製作委員会

「宮本武蔵 -双剣に馳せる夢-」というアニメーション映画を観てきました、監督は、失礼な紹介の仕方になるかもしれないけど、押井守さんの作品の演出家として有名な、西久保瑞穂さん。 その押井守さんが原案・脚本を担当して、江戸時代の超有名な剣豪、宮本武蔵の、うーん、ドキュメンタリー映画です(笑)。

あらすじは、
不敗の剣聖にして精神の修養者、また求道者としても知られる江戸時代初期の剣豪、宮本武蔵。二刀流の“二天一流”を駆使して数々のライバルと華々しい合戦を繰り広げた一方で、悲哀な人生を送ったともされる。武蔵自身が記した「五輪書」を原案に、虚構と真実が入り混じった武蔵の知られざる姿が明かされる。(シネマトゥデイ)

映画「宮本武蔵 ―双剣に馳せる夢―」公式サイト
http://musashi-souken.com/

私は、吉川英治さんの「宮本武蔵」原作の、井上雄彦さんの漫画「バガボンド」が大好きなのです。 今回はその宮本武蔵の虚構と真実がこの映画で明かされるということで楽しみに観に行きました。

本編の宮本武蔵は劇画タッチの渋いアニメで、解説の先生と助手さんが漫画タッチの3Dアニメキャラという対比と細かいギャグが、私的には、うーん、という感じだったのですが(笑)、所縁の地の実写があったり NHK のドキュメンタリーっぽいと言うかなんというか^^; そのいろんな表現を使って解説や理論展開はとてもわかりやすいものになっていました。 ドキュメンタリーとして成功していると思います。

二刀流の太刀裁きがわかりやすい CG で再現されていたりの技術的な解説もしっかりあったのもよかったです。

音楽は G線上のアリアとかクラシックも使われているのですが、なにより、浪曲師、というよりエンターテイナーと呼ぶにふさわしい、国本武春さんの浪曲がとても良く、効果的に使われています。

うなるカリスマ!! 国本武春
http://takeharudo.music.coocan.jp/

ぜひ一度ライブを観て聴いてみたいので、いつかよろしくお願いします、あやめ姉さん(笑)、ほんとうは映画も一緒にと思ったのだけど、単館上映だし思い立って観てしまったので、今回はごめんなさい。

バガボンドの宮本武蔵しか知らないので、その中では剣の道を天下無双を目指して進んでいるのですが、この映画で明かされる真実は違っていたのでした。
それは見てのお楽しみということで、知りたい人はぜひぜひ。

君のこと愛していると同じくらい天下無双はただの言葉だ (天国ななお)

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天使と悪魔

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(c) 2009 Sony Pictures Digital Inc. All Rights Reserved.

「天使と悪魔」という映画を観てきました、原題もそのまま「ANGELS & DEMONS」でして、ロン・ハワード監督でトム・ハンクスさん主演のヒット作「ダ・ヴィンチ・コード」の続編です。 でも、前作とのつながりはラングドン教授が主人公というだけ、といってもよいくらいこの映画だけ観てもとっても楽しめます。

あらすじは、
宗教象徴学の権威、ロバート・ラングドン(トム・ハンクス)は、秘密結社・イルミナティの復活を探るべくローマへ旅立つ。17世紀、バチカンの科学者への弾圧の陰で結成されたイルミナティが、今にも教皇候補の暗殺を計画しているという。ラングドンと科学者ヴィットリア(アイェレット・ゾラー)は、ガリレオの暗号コードの解明に乗り出すが……。(シネマトゥデイ)

天使と悪魔 - オフィシャルサイト
http://angel-demon.jp/

ダン・ブラウンさんの原作は映画の公開順番とは逆で、2000年に天使と悪魔が 2003年にダ・ヴィンチ・コードが出版されていて、映画では物語の時系列が逆になってます。 ちなみに、wikipedia ではロバート・ラングドン・シリーズの第3作が今年出版されるとありました、映画も三作目ができるのでしょうか?(笑)。

ネタばれを少し書いてしまいます、ご容赦くださいませ。

映画は、ダ・ヴィンチ・コードよりも謎解きの要素は少なく、その分アクションシーンが盛りだくさん、限られた時間の中で謎解きを進めて行き、段々と犯人との行動の差が縮まっていくスリルとサスペンスが見所となってます。

教授がローマの街を観光案内(笑)のように走り抜けるのですが、実際の野外シーンとセットで作られた教会内部とさらにグリーンスクリーン(昔はブルーバックって言ってましたよね)の演技にコンピュータグラフィックスの合成と、それらをまるで全てリアルのように見せています、すごいです。

いくらお年寄りだといっても四人の司教を少人数で短い時間で誘拐するのは無理でしょう(小説では描写があるのでしょうか?)とかとか、無茶なところもあるのですけど^^、まあ気にしている暇もなく物語はどんどん進みます。

宗教に対する科学の象徴のような反物質に関して、元理系な私なので 少しお話しを(笑)。

スイスのジュネーブにある CERN/セルン研究所は実在していまして、映画上でも本物の中の施設の一部が映っていましたね、実際にも反物質粒子、えー、反水素原子の生成に成功しているのです。

反物質とは、普通の物質の陽子は正の電荷を帯びて、電子は負の電荷を帯びていますが、これが反物質では、陽子が負の電荷を電子が正の電荷を帯びている、反対の物質なのです、それ以外はどちらも同じ性質です。

反物質 1グラムほどで広島に投下された原爆並の破壊力(TNT換算で約 20キロトン)があると計算できるそうです、映画では 5キロトンの破壊力と言ってました、小説では 1/4グラムを盗まれた設定になっているので数字は正しいですね。

ただし、セルン研究所で実際に作られた反水素原子はわずか 10個ほどで、ということで重さは 16.736 x 10のマイナス24乗グラムほどしかありません、実際に 0.25グラム作るには今の技術で 160億年ほどかかるそうです、わお。

あんな入れ物ではそれを保存できないとかいろいろあったりするのですが、このあたりは、以下のサイトにたいへん詳しく書かれています、興味のある方はぜひ読んでみてください。

物理学者とともに読む 「天使と悪魔」の虚と実 50のポイント
http://nucl.phys.s.u-tokyo.ac.jp/hayano/angles_and_demons_fact_vs_fiction/FACT.html

話しを映画にもどすと(笑)、138分の比較的長い映画もあっというまに過ぎてしまうくらい息つく間もなくテンポよく進みます、同時進行するコンクラーベと、犯人に追いつけるのかというスリルとサスペンスが相まってとても楽しめる映画です、前作を見ていない人でもぜひぜひ。

天使でも悪魔でもないと思ってたけど天使だし悪魔だったね (天国ななお)

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重力ピエロ

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(C) 2009「重力ピエロ」製作委員会

「重力ピエロ」という映画を観てきました、作家の伊坂幸太郎さんのベストセラー小説の映画化です。

あらすじは、
遺伝子を研究する泉水(加瀬亮)と芸術的な才能を持つ春(岡田将生)は、一見すると仲の良さそうな普通の兄弟だ。そんな二人の住む街では、謎の連続放火事件が発生していた。泉水と春は事件に深く踏み込み、家族を巻き込みながら次第に家族の過去にも近づいていくのだが……。(シネマトゥデイ)

映画『重力ピエロ』オフィシャルサイト
http://jyuryoku-p.com/

いつものことですが原作は読んでいません、そのぶんミステリーな要素も楽しむことができたのでよかったと思いました、それでも、原作も読んでみたくなりました。

少しネタばれになるかもしれません、ご容赦ください。

思っていたよりもお話しの内容は重かったけど、全体はどちらかというと淡々としたペースで進んでいきました、登場する人物のキャラクターに負うところが大きいと思います、特に泉水(いずみ)とお父さんが大きな要因ですね。

本当に深刻なことは、陽気に伝えるべきなんだよ という小日向さん演じるお父さんの言葉がとても印象的です。 そのほかにも冒頭の、春が二階から落ちてきた とか 最強の家族 とか 泉水と春、どちらも英語にするとスプリングなの とか 楽しそうに生きていれば、地球の重力なんて消してしまえる とか、印象的なフレーズがたくさんあります、そしてそれらが語られるシーンも決して重くなく、まさにふわっとした感じなのです。

泉水と春の兄弟の会話がほんとうに兄弟らしいというか家族な感じがしました。 兄弟愛、家族愛がお話しの根底にあるのと、もう一方のミステリーの流れにある DNA とか絶対的な悪とかの対照的なものとの関わりで、それがさらに強調されていると思いました。

春を追いかけるのは夏だから夏子さん、と言われた夏子さんの写真のシーンは思わず笑ってしまいました、まさに背後霊(笑)。 その夏子さんから驚きの事の真相が分かったところから、いままでにない緊張感で話しが進みます。

その後、またゆるい感じにもどった、お父さんの嘘をつくときに口を触る癖が、春にもある、とお父さんが指摘をするシーンも、家族なんだということが伝わってよかったです。

結果はそれでよかったの? このまま終わってしまうの? と気になるところですが、もう何があっても今までと同じように兄弟の絆に変わりはないのでしょうね。 とってもよい映画でした。

本当に深刻なことは、陽気に伝えるべきなんだよ って言う言葉から、あまりに驚くことが起こると逆に冷静になってしまったり、悲しすぎると笑ってしまったり、という自分のことを思い出しました。

あまりにも悲しすぎると笑っちゃう お別れなんて他人事みたい (天国ななお)

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スター・トレック

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Startrek2009
(C) 2008 Paramount Pictures. Star Trek and Related Marks and Logos are Trademarks of CBS Studio Inc. All Rights Reserved.

「スター・トレック」という映画を観てきました、原題も「STAR TREK」。
オリジナルは 1966年からアメリカの NBC ネットワークで制作放送されたものです、日本では「宇宙大作戦」と言う邦題で放送されていました、見てました(笑)。

あらすじは、
ジェームズ・T・カーク(クリス・パイン)が宇宙艦隊に入隊して3年。USSエンタープライズに乗ることに成功したカークだったが、船内のトラブルメーカーになってしまう。それが気に入らないスポック(ザカリー・クイント)は、カークを船から追い出そうとするが……。(シネマトゥデイ)

映画『スター・トレック』オフィシャルサイト
http://www.startrekmovie.com/intl/jp/

初めてスター・トレックを観る人にも十分に、というかとっても楽しめる映画です、でもやはり、TVとかでオリジナルの登場人物や設定を知っていると、その分さらに楽しいです。 私は最初のTVシリーズの漠然とした記憶しかないのですが、それでも、それぞれのキャラクターがわかって面白かったです、たぶん演技も含めてある程度コピーしている部分があったのだと思います。 吹き替えしか知らないのでお決まりの英語な台詞まわしに関してはわからないけれど、たまたま外国人のかたも観客に多く、それを含めた笑いどころがわかってよかったです(笑)。

あとはもう壮大な宇宙とそこでの戦いと、船の中や外でのアクションシーンと、最新映像技術でできている、U.S.S.エンタープライズ号を含めたメカやSF的な面白さが楽しめればそれだけで最高な映画です。 細かい矛盾など気にしてはいけません(笑)。

ここから一つだけネタばれを書きますご注意ください。

映画はオリジナル以前のさらにパラレルワールドなお話しですが、物語の最後、エンドタイトルのところで、TVで有名なオリジナルのナレーションが入ります、そこからテーマソングが流れるのですが、そこがちょっと鳥肌ものに良かったです、わお。

Space, the final frontier.
These are the voyages of the Starship Enterprise.
Her five year mission:
To explore strange new worlds.
To seek out new life and new civilizations.
To boldly go where no man has gone before.

宇宙、それは人類に残された最後の開拓地である。
そこには人類の想像を絶する新しい文明、
新しい生命が待ち受けているに違いない。
これは人類最初の試みとして5年間の調査飛行に飛び立った、
宇宙船 U.S.S.エンタープライズ号の驚異に満ちた物語である。

日本語は当時のカーク船長の声をやっていた矢島正明さんのナレーションです、直訳でないけどそのぶん日本語的に格好いいです。

知っている人も知らない人も楽しめるアメリカ人にも日本人にも人種と関係なく楽しめる、素敵なエンタテインメントな映画です、ぜひぜひ。

宇宙にも愛にも限りがあると言う瞳の奥に無限のひかり (天国ななお)

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ラスト・ブラッド

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(C) 2009, East Wing Holdings Corp. and SAJ. All Rights Reserved.

「ラスト・ブラッド」という映画を観てきました、原題は「BLOOD: THE LAST VAMPIRE」です、勝手に日本の映画だと思い込んでましたけど、日本が舞台なだけだったのですね、香港/フランスの合作だそうです。

あらすじは、
セーラー服に身に包み、孤独とともに生きる16歳の少女サヤ(チョン・ジヒョン)。運命のいたずらか、神の無慈悲か、人類の未来を背負わされることになったサヤは、黒筒に忍ばせている日本刀をバンパイア相手にきらめかせながら、戦い続けてきた。世界の危機を救うため、そして自分自身の運命を切り開くために戦うサヤだったが……。(シネマトゥデイ)

映画『ラスト・ブラッド』公式サイト
http://lastblood.asmik-ace.co.jp/

日本の「BLOOD THE LAST VAMPIRE」というアニメーションを実写映画化しています、オリジナルもあらためて見たくなりましたが、もちろん知らなくても楽しめる映画です。

先に観た チョコレート・ファイター という映画が、CGやワイヤーアクションを使わないリアルなアクションの映画だったのに対して、こちらはワイヤーばりばりでCGも多用しています。 刀のシーンが多いという違いもあるけど、こちらもかなりよいアクションでした、血しぶきもCGでゲームっぽいのだけども、それがまた味になっていると思います。

セーラー服で日本刀、それがとても様になっていて本当に達人っぽい、また刀の取り出し方や刀の音なども印象的効果的、あの格好では戦いにくそうだけどパンチラとか無いです(笑)。

日本語では オニ と表示されてたけど、ボスキャラが オニゲン と言われているだけで、中では DEMON と呼んでましたね、角が無いのでどちらかというとデーモンとかバンパイアという感じかと。

カトウ役で 倉田保昭/くらたやすあきさんが出演しています、私たちには昔からお馴染みのアクション俳優さんですが、演技とともに63歳とは思えない華麗なアクションがよかったです。 最近ではジャッキー・チェンさんの 新宿インシデント という映画にも出ているようですね。

繁華街での大勢なオニどもとの戦闘シーンはいろんなものを武器にしたり、高さや状況のバリエーションもあってかなりの迫力です、よろしければ、ぜひ。

笑ってるつもりが心の中の鬼 知らぬま顔に出てた 引かれた (天国ななお)

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GOEMON

Goemon
(C) 2009「GOEMON」パートナーズ

「GOEMON」という映画を観てきました、お友達な、にこさまを誘おうと思っていたのですが、そんなことをしているうちに上映が終わってしまうといけないので^^ 今回は一人で。 あの実写版「CASSHERN」の監督、紀里谷和明さんの五年ぶりの映画です。

あらすじは、
織田信長(中村橋之助)を暗殺した明智光秀が討伐され、豊臣秀吉(奥田瑛二)が天下を取った時代。超人的な身体能力を武器に金持ちから金品を盗み、貧しき者に分け与える盗賊・石川五右衛門(江口洋介)がすい星のごとく現れ、庶民を熱狂させる。そんな中、五右衛門は盗み出した財宝の中に重大な秘密が隠されている南蛮製の箱を見つけるが……。(シネマトゥデイ)

GOEMON
http://www.goemonmovie.com/index.html

大泥棒石川五右衛門をキーパーソンに、リアルな歴史上の人物とフィクションな人物を、私たちが持つそれぞれのキャラクターのイメージをベーシックに、時代や世界を大きくクロスオーバーして、かなり大胆なアレンジのストーリーをコンポジションしています(なんとなくカタカナを多用して説明^^)。

俳優さんたちもベテランを含め、その登場人物のキャラクターにぴったりな人たちで配役されていて、そこもなかなかよかったです。  この映画の広末涼子さんの丸い顔、大好きです、きゅん。

映像的にも監督独自の世界観を存分に発揮して、また、「CASSHERN」で見せた技術をさらに進化させて、今回はカメラワークというか、CGとの視点がどんどん切り替わり、それも速いスピードなので、シーンによっては観客が追いつけない部分もあったり、わお(笑)。

紀里谷監督は、CG とリアルを組み合わせた結果の完成品としての絵を、組み合わせる前から明確に頭の中に持っているのだと思います、だからそこに向かえるし、ゆるぎない世界になっているのでしょう。

あとはその映像の様式美に浸って物語とアクションを楽しめばよいと思います。 CASSHERN がよかった人にはぜひぜひ。

目の前に君さえいればどこだって僕にとっての絶景になる (天国ななお)

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チョコレート・ファイター

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(C) 2008 sahamongkolfilm international all rights reserved. designed by pun international

「チョコレート・ファイター」という映画を観てきました、タイトルは Perfume の チョコレイト・ディスコ と Dream Fighter を思い出させます(笑)、原題は「CHOCOLATE」。 「マッハ!」や「トム・ヤム・クン!」というアクション映画を作ったプラッチャヤー・ピンゲーオ監督の最新作です。

あらすじは、
アクションの映像を観ただけで、同じ技を習得できる人並外れた能力を持っている美少女ゼン(ジージャー)は、最愛の母が末期の白血病に侵されていることを知る。ゼンは母からすべてを奪ったマフィアに復讐(ふくしゅう)するため、自ら体を張って抗争に身を投じるが、そこで生き別れになっていた父マサシ(阿部寛)と再会を果たし……。(シネマトゥデイ)

映画「チョコレート・ファイター」公式サイト
http://www.chocolatefighter.com/

今回はネタばれを書いてしまう可能性があります、これから観ようと思っている人はご注意くださいませ。 また、シネマトゥデイのあらすじは少し内容と違うと思います、白血病という描写も無かったと思うし、マフィアに復習するために戦うわけでもないですから(笑)。

実際の物語はもっとよくできていて、日本語から始まったのは驚いたけど(笑)、前説から始まり、目と耳が良いことや育ってきた環境などから、ゼンの強さの理由をなんとなく観客に伝えてくれます。

初のファイトでその片鱗を見せておいて、お金の取り立てに行く先が製氷工場だったり精肉工場だったり、最後の壁を使った戦いとか、場所の違いを生かしたバトルのバリエーションを広げてくれています、武器もいろいろ変わります。

なんて能書きはどうでもよくって(笑)、まるで格闘ゲームのように華麗に技が決まっていくのがとっても気持ち良いです、技にもコンボがあったり、それぞれのステージでサブボスキャラも登場するところや、目のよいこともあってその場で相手の技もどんどんフィードバックして、本人もレベルアップしていくところもさらにゲームっぽい^^。

でも、それを生身の人間が、コンピュータグラフィックなど使わず行っているところが凄いです(一部、ワイヤー使ってない? とか思ったりしたけど^^)、スローや早送りとかとあわせて、殺陣がまるで踊りのように美しいのです、もうそれを見ているだけで満足で心地よかったです。

主役のジージャーことヤーニン・ウィサミタナンは若く見えますが、今年25歳なのだそうです、わお。 11歳からテコンドーを始めて高校時代には国内大会で金メダルを取ったそうですが、それでも映画のために四年間の訓練と制作にさらに二年かかっているとありました。 かわいいし見た目も華奢なのに戦うギャップがまたよいですね。

アメリカ版のポスターはどうかと思いますが(笑)、アクション映画を好きなかたは必見の映画です、ぜひぜひ。

階段をチヨコレイトで六歩ぶん空へちかづく君からはなれる (天国ななお)

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バーン・アフター・リーディング

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(C) 2008 Focus Features LLC.All rights Reserved.

「バーン・アフター・リーディング」という映画を観てきました、原題は同じく「BURN AFTER READING」です、直訳すると、読んだあとに燃やしなさい、ですね、CIA(Central Intelligence Agency)なお話なので、スパイ用語とすると、最高機密を隠し通せ、ということらしいです、テープが燃えるスパイ大作戦の指令みたいな感じでしょうか、ほかには大事な書類を捨てるときは気をつけろと責めるときや、盗み見されないようにしろ、という意味もあるかも、とありました。

あらすじは、
CIAの機密情報が書き込まれた1枚のCD-ROMを、勤務先のフィットネスセンターで拾ったチャド(ブラッド・ピット)とリンダ(フランシス・マクドーマンド)。そのころ、元CIA諜報員のオズボーン(ジョン・マルコヴィッチ)は、機密情報の紛失にうろたえていた。一方、オズボーンの妻ケイティ(ティルダ・スウィントン)は、財務省連邦保安官ハリー(ジョージ・クルーニー)と不倫中で……。(シネマトゥデイ)

映画『バーン・アフター・リーディング』公式ページ
http://burn.gyao.jp/

「ノーカントリー」のコーエン兄弟監督の映画という期待を持っていたわけではなく(直前まで気が付いてなかった^^)観たけど、驚きました。

正直に言うと観ているあいだは、なんじゃこりゃー、と思ってました(笑)、一人で観たらこの、なんじゃこりゃーの思いを語れなくてつらいよなー、三人で観にきてよかった、と思っていたくらいです。

劇場を出たとたん、笑えないよねー、凄かったねー、褒めるところがないかもー、という会話になったくらいだったけど、居酒屋さんで話しているうちに、少し認識が変わってきたのです。

内容を確認しているうちに、たとえば物事のつながりとか、繰り返される言葉とか、繰り返されるシーンとか、まあ、あたりまえなことですが、ひじょうに考えられていることに気がつきます。

もしかすると、日本の人では二ヶ所ぐらいしか笑いが起きなかったけど、三秒しか笑えなかったとかいう人もいたけど、アメリカの人じゃなきゃわからないギャグが満載だったりするのかもと思ったり。

そこで検索してみると、やっぱり細かい設定がたくさんありました。

まず、登場人物の名前が全員変です(それは初めから気づいてたけど)、その名前を連呼することもギャグになっているし、それで生まれとかを差別するネタにもなってたりします。

さらに、チャド(ブラッド・ピット)がブラックという偽名を使ったり、キューブリックの、2001年宇宙の旅、の効果音が使われていたり、ハリー(ジョージ・クルーニー)の家の住所表示が 114 だったりとか、対比のように繰り返された公園の出会いから映画デートに夕食の流れで(全部同じ席)、その「Coming Up Daisy」っていう変な映画のポスターとか、もういろいろ出てきました(笑)。 

それでもまだまだ分からないシーンもたくさんあります、オズボーン(ジョン・マルコヴィッチ)登場の最初のシーンの人たちとか、彼は右利きっぽかったのに武器は左手で持ってたりとか、チーズのネタとか、変な椅子とか、置物とか料理とか、絵本とか、口を開けさせる匙とか、もうたくさんわからない(笑)。

登場人物全員が、お馬鹿さんである徹底ぶりも素晴らしいと思えてきます、初めから俳優さんに合わせてキャラクターを考えたというだけあります。

そのお馬鹿さんたちが、さらに勘違いをして物語が変な方向に進むのを、第三者の私たち観客が眺めて楽しむ映画なのかもしれません、アメリカな人だったり、伏線や細かいとこに気が付いたりするとさらに楽しめるのでしょう。 でも、結局は笑っている(笑えなかったけど^^)私たちも、似たようなことしているんだと言ってるんじゃないかと。

ドタバタ劇の最後は観てのお楽しみということで。

エンディングテーマは、The Fugs というバンドの CIA MEN という曲で、ちゃんと字幕を入れてくれたので歌詞がわかって面白かったです、歌いだしの歌詞を少しだけ引用させていただきますね。

Who can kill a general in his bed?
Overthrow dictators if they're Red?

Fucking-a man! CIA Man!

Who can buy a government so cheap?
Change a cabinet without a squeak?

Fucking-a man! CIA Man!

この映画のブラピさんの予告編を見て内容を期待想像すると大きく裏切られるのでご注意を、英語がわかると会話もさらに面白いと思うので、そんな人はぜひぜひ。

コンピュータ用語のファイヤーウォールを火事って訳していたのは驚きました(笑)。

このテープは自動的に消滅する そんなふうに燃えてなくなれ (天国ななお)

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グラン・トリノ

Grantorino
(C) 2009 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.

「グラン・トリノ」という映画を観てきました、原題も同じく「GRAN TORINO」です、GRAN TORINO はある時期のフォード社が作っていた自動車の名称のひとつです。 ポスターに写っている、クリント・イーストウッドと、手に持っている M-1 カービン銃とその GRAN TORINO は、どれも古いものだけど昔ながらの良さがある、無骨だけど格好いいものたちなのです、もちろんそれぞれ象徴でもあるのです。

あらすじは、
妻に先立たれ、息子たちとも疎遠な元軍人のウォルト(クリント・イーストウッド)は、自動車工の仕事を引退して以来単調な生活を送っていた。そんなある日、愛車グラン・トリノが盗まれそうになったことをきっかけに、アジア系移民の少年タオ(ビー・ヴァン)と知り合う。やがて二人の間に芽生えた友情は、それぞれの人生を大きく変えていく。(シネマトゥデイ)

映画『グラン・トリノ』オフィシャルサイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/grantorino/

ネタばれを書くと思います、ご容赦くださいませ。
今まで何度か書いていることですけど、私はこの手の映画が苦手なのです。

頑固爺さんが、唾をはくことが、他人を罵倒することが、誤解されることが、無軌道な悪い人が、善意の押し売りが、幸せが壊されることが、乱暴が、病気が、良い人が死んでしまうことが、泣きそうになることが、ハッピーエンドでないことが、全て苦手です。

その点では一人では絶対に見ない映画なのです、でも、あまりにみなさんの評判がよくって、頑張って友達と(笑)観てきました、ええ、観てよかったです、とても素敵な映画でした。

親子であっても表面的な取り繕いさえできなくてつながっていない関係があるかと思えば、差別や罵倒の言葉を言っていても友達で居られる関係もある。 それが年齢や人種を超えて良い人も悪い人もいるということを、あたりまえのことなのだけど難しいことを、とても分かりやすく表現していました。

自分が歳をとったら、全部は嫌だけど少しはあんなおじいさんになりたいと思いました、とりあえずデッキでビールを呑み続けたい、彼がグラン・トリノに乗っているシーンは無かったと思うけど、小洒落た自動車に乗って好きなところへドライブしてみたい、そしてあの体型は維持していたい(笑)。

でも私は、あんなに強くもないし自信もないのです、逆にココロに大きな傷も無いけれど。 そんな男の無骨な生き様がおかしくて笑えてしまったり感動できたりするのですね。 ほっといて欲しいのに他人が介入してくることで、それでも人は独りでは生きられない、つながっていくのだということも教えてくれるのです。

それが世代を超えて引き継がれていく男というものだ、ということが、グラン・トリノを受け取ったタオ青年のエンディングでも伝わってきます。

苦手だったけどとても良い映画でした、人によって感じ方が違うのも良い映画の証だと思います、よかったらぜひぜひ観てください。

独りでは持てない強さを守るべき人たちの目が教えてくれた (天国ななお)

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スラムドッグ$ミリオネア

Slumdogmillionaire
(C) 2008 Celador Films and Channel 4 Television Corporation

「スラムドッグ$ミリオネア」という映画を観てきました、原題も「SLUMDOG MILLIONAIRE」です。

あらすじは、
テレビ番組「クイズ$ミリオネア」に出演し、賞金を獲得したジャマール(デヴ・パテル)だったが、インドのスラム街で育った少年が正解を知るはずがないと不正を疑われ逮捕される。ジャマールになぜこれほどの知識があり、この番組に出演するに至ったのか。警察の尋問によって、真実が明らかになっていく。(シネマトゥデイ)

映画『スラムドッグ$ミリオネア』公式サイト
http://slumdog.gyao.jp/

幼いころに駆け抜けるインドのスラム街を、いろんな距離と角度から撮ることで見る人にその生活を明確に伝えてくれます、さらに俯瞰することで集合としての凄さと、周りの近代化との対比も見せてくれるのです。

そんな背景を知った上で、クイズ番組に出場する主人公の生い立ちを、年齢の違う三人の役者さんが演じます、それが本当にそれぞれの本人のように思えてしまうのが不思議です。 転がっているうちに成長するのは面白い演出でしたね。

幼いころの、ほんとうにすごく汚いんだけど^^;、目だけが大きく白く見開いている、それが逆境にあってとても生き生きとしている感じがするのが印象的でした。

問題の答えを知っている理由が、その生い立ちのターニングポイントに重なっていて、それなら誰だってきっと忘れないと思うということを、淡々と主人公の口から語られていく作りも面白いです。

オリジナルのクイズの持つドキドキと、波乱万丈の人生が重なり、疾走感をもって表現されています。 ときどきギャグもあったり、最後はインド映画のお決まり的な表現もあるし、ハッピーな気持ちで終われるのもよいと思いました。 評判どおり観て損は無い映画です、よかったらぜひぜひ。

お馬鹿さん、結婚してる、下手、貧乏。 嫌いなとこは? ふぁいなるあんさー (天国ななお)

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パニッシャー:ウォー・ゾーン

Punisherwarzone
(C) 2009 SONY PICTURES DIGITAL INC.

「パニッシャー:ウォー・ゾーン」という映画を観てきました、原題も同じく「PUNISHER: WAR ZONE」です。 最近多い、マーベル・コミックものですが、すでに二回映画化されているそうです。

あらすじは、
組織犯罪を相手に孤独な戦いを挑むパニッシャーことフランク(レイ・スティーヴンソン)は、ギャングのボスで野心家のビリー(ドミニク・ウェスト)に狙いを定める。パニッシャーによって見るも無残な姿にされたビリーは、“ジグソウ”という新しい名のもとに、パニッシャーへの復讐(ふくしゅう)に乗り出すことにしたのだが……。(シネマトゥデイ)

パニッシャー:ウォー・ゾーン - オフィシャルサイト
http://www.sonypictures.jp/movies/punisherwarzone/

家族を悪者に殺されたことをきっかけに、悪を憎み法を超えて死をもたらす、という設定はよくあることですが、その悪に対する攻撃が徹底しています。
悪い奴には何をしてもいいの? と思うくらい遠慮なく撃ちまくるしやっつけまくるのです、それが一人対大勢でもおかまいなくやってしまうので、その自信がどこからくるのだろうとかと思うくらい凄まじいです。

もちろんそれなりの装備や武器の準備をしていくのですけど、そのあたりが分かる人にはそこもまた面白いと思います。

正義のためとはいえ間違って FBI の人間を殺してしまったことに対する悔いがまた極端なのも、主人公のキャラクターをはっきりとさせています、もちろん渋いです。 他のキャラクターもいかにもコミックっぽいお決まりではあるけれど、それがまた話を面白くしています。

勧善懲悪ではあるのだけれど、最終的な選択のシーンでも、本当にそれは正義なのと考えさせる部分もあって、根本的な話は重いのですが、なんせアクションシーンが凄く見せ方も面白いので、それを楽しむということだけでも満足できるのではないかと思います。

善悪が分からないなら教えてやる おまえが悪でおれは善だよ (天国ななお)

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鴨川ホルモー

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(C) 2009「鴨川ホルモー」フィルムパートナーズ

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「鴨川ホルモー」という映画を、あやめさんとゆっきーさんと三人で観ました。 帰りはもちろんホルモン焼きへ、と思ったのだけど混んでいたので隣の焼き鳥屋さんへ(笑)。 万城目学さんの原作を読んだあやめさんの話では、本にそった作りになっているそうですが、十七条ホルモー以降、各大学との戦いを経て決勝戦という展開は抜けているようです。 もちろん読んでなくてもまったく問題なく楽しめます。

あらすじは、
二浪した後、念願の京都大学に入学した安倍(山田孝之)は、一目ぼれした早良京子(芦名星)の存在が決め手となり「京大青竜会」というサークルに入部する。安倍はここをレジャーサークルか何かだと思っていた。しかし、実態は京都に千年伝わる競技、“ホルモー”のサークルだった。(シネマトゥデイ)

映画「鴨川ホルモー」公式サイト
http://www.horumo.jp/index.html

ファンタジーなお話なのです、ファンタジーの設定によくあるような見える人にしかわからない妖精みたいに、オニが見えた人たちにはそれが現実だし日常になるのですね。 そこに、傍から見るとおかしなことでも本人たちはいたって真面目に取り組んでいたりする面白さも加わって、物語は進んでいきます。

中でも、オニを声とポーズで操るその言葉や姿がひじょうにおかしいのです。 繰り返し発せられると、命令ではなくてまるで「ベホイミ」とか「エクスペクトパトローナム」みたいな呪文を唱えているように見えてきます。 オニのCGと併せてこれは映像ならではの楽しさですね、振り付けは、あのパパイヤ鈴木さん、わお。

映画のお話はこんなところで、実際に京都大学に行ってきました(笑)、京都旅行には何度か来たけど、さすがに初めての場所、京都駅から 6km ぐらい、のんびり歩いて一時間半ほどです。 映画は京都ロケなので、ほんとはいろんな場所を見たいと思いつつ、今回は鴨川沿いを歩いて京大を往復しただけでした、でも、いろいろ考えたりいろいろ楽しかったりしました。

そんなわけで画像は映画にも登場してくる寮です、映画では「百万遍寮」っていっていたけど本当は「吉田寮」といいます、ちょこっと覗かせていただいただけですけど、映像どおりの建物で部屋で驚きました(笑)。

いまなら、もう一度大学生なりたいと思ったりしました。

それぞれの配役が非常によくできていました。 主人公の安倍や高村には、普通なら感情移入できないキャラなのに、おまえらもっとちゃんとしようよというところなのに、私はなぜかわかる感がありました(笑)。 栗山千明さんはいかにも理系な感じがもちろんよかったです。 荒川良々さんも適役でしたね。

難しいことは考えずに、京都の風景と登場人物とオニ語とオニを、ときどきある細かい笑いと共に楽しんで観る映画です、よかったらぜひ。

せっくすをしてるんだけどゲロンチョリゲロンチョリってつぶやいている (天国ななお)

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名探偵コナン 漆黒の追跡者(チェイサー)

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(C) 2009 青山剛昌 / 名探偵コナン製作委員会

「名探偵コナン 漆黒の追跡者(チェイサー)」という映画を、見た目は大人、頭脳は子供、その名は天国ななお! が観てきました、劇場版としてはもう13作目だそうです、わお。

あらすじは、
東京を中心に6件の広域連続殺人事件が発生したため、目暮警部を筆頭に、各県の刑事たちが捜査会議に参加していた。コナンは会議を抜けた一人の刑事がスポーツカーに乗り込む瞬間を目撃するが、宿敵“黒づくめ”の一人が会議に参加して逃走を図ったことに気付く。コナンは危険を承知の上で、単独捜査を開始するが……。(シネマトゥデイ)

名探偵コナン 漆黒の追跡者(チェイサー) OFFICIAL SITE
http://www.conan-movie.jp/index.html

実は名探偵コナンは漫画でもTVでも普段はほとんど見ていないのに、劇場版だけはしっかりと観ているのです、そのわけは推理してください。 真実はいつもひとつ!  あー、思わせぶり^^

今回の映画はいつもと違って、そんなに複雑な謎解きはなく、どちらかというとコナン君がカラダを張って事件の真実に迫る、解決をするところが見所だったりします。

細かい布石もいつもどおりあることはあったけど、マージャン牌の謎は私でもすぐに想像できてしまったところが痛かったかも(笑)、そのうえあまり理由付けが強くないのもつらいかも。

そんなにも良い人が現実にいるのか、っていう驚くべき真実に対する反応が、DAIGO さんの台詞にかかっていたことで感動を呼びにくかったのも、惜しかったです。

それでも、宿敵な、黒づくめの男たちと対決するということが平行して進むことで、どきどきなシーンが沢山あって、もちろん映画は楽しかったです。 かなり人気で満席になっているところもあるのは、元々お話を知っている人にはもちろんなこと、僕のようにあまり知らない人でも(さすがにまったく知らないのはつらいかもしれませんが^^)、楽しめるからじゃないでしょうか、面白かったです。

灰原哀さんが好き(笑)。

見た目なら大人で頭は子供なの きっと逆転できないままで (天国ななお)

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ザ・バンク 堕ちた巨像

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(C) 2009 Sony Pictures Digital Inc. All Rights Reserved.

「ザ・バンク 堕ちた巨像」という映画を観てきました、現代は「THE INTERNATIONAL」です、THE とあると国際労働者連盟という意味になる、という辞書もありましたが、単に名詞なら国際競技ということらしい。 映画の舞台が、ドイツ、フランス、ルクセンブルク、イタリア、アメリカ、トルコと国をまたいで展開することを意味しているのかもしれないし、International Bank/国際銀行のことかも。

BCCI(Bank of Credit and Commerce International)という実在した銀行を題材にしています、映画の中の銀行は IBBC(International Bank of Business and Credit)と見た目と感じがよく似てます(笑)。

あらすじは、
ルクセンブルクに拠点を置く国際銀行、IBBC。この銀行の不審な取引情報をつかんだインターポール捜査官のサリンジャー(クライヴ・オーウェン)とニューヨーク検事局のエラ(ナオミ・ワッツ)は本格的な捜査に乗り出すが、核心に迫ろうとするたびに関係者が消されてしまい……。(シネマトゥデイ)

ザ・バンク 堕ちた巨像 - オフィシャルサイト
http://www.sonypictures.jp/movies/theinternational/

Yahoo!映画 にあった、eiga.com の高橋諭治さんのレポートがとてもよいので、そのまま引用させていただきます、あ、いいのかな? 内容に触れてますのでご注意を。

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「ザ・バンク/堕ちた巨像」“強欲”対“正義”の闘いを映画的興奮たっぷりに見せる快作

 この映画は、いつもながら苦々しい顔をしたクライブ・オーウェン扮するインターポール捜査官のクローズアップで始まる。彼が摘発に執念を燃やすのはIBBCという国際的なメガバンクだ。この銀行、テロや紛争につけ込んでひたすら利益追求を行う極悪バンクなのだが、新人ライターのエリック・ウォーレン・シンガーは幾多の犯罪スキャンダルで破綻した実在の銀行BCCIをモデルに脚本を書いた。銀行の投資部門の“強欲”を告発した本作は、結果的に昨今の世界金融危機を予見した格好となった。  物語は冷たい緊迫感みなぎるサスペンス・ミステリーとして進行するが、随所に盛り込まれた優れたアクションが熱い映画的興奮を喚起する。最大の見せ場は、フランク・ロイド・ライドが設計したニューヨーク・グッゲンハイム美術館での怒濤の銃撃バトル。外観はロケで、螺旋状の回廊がある内部はセットで撮ったのだろうが、派手な銃撃戦が“まさかこんなところで!”繰り広げられる意外性にド肝を抜かれる。一時的に共闘するはめになった主人公と殺し屋が、敵の部隊がうようよと迫ってくるなか、「一か八か突破するしかねえな」と呟く古風なセリフにも痺れた。  これはいわば1970年代アメリカの犯罪映画のガッツと、金融のモラルを問う現代的テーマを融合した一作である。無力な主人公が、今どき珍しく“正義”という行動原理を貫こうともがく点も新鮮だった。さて、正義は貫けるのか。もちろんラストシーンも、クライブ・オーウェンの顔のクローズアップである。(高橋諭治)(eiga.com)

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というくらいとても面白い映画でした(笑)。 それだけではなんなので細かいことも書いておきますね。

次期首相候補を狙撃するのを初めから外すかもという前提はちょっと違和感がありました、二人雇うお金や手間でゴルゴ 13 クラスを雇えばよいのに(笑)。

殺し屋さんが義足であることで居場所を突き止められるくだりは面白かったです、でも、その義足から銃がでてくるとか何かギミックを期待したんだけど、義足の理由や必然性は特になかったですよね、ざんねん。

グッゲンハイム美術館の銃撃戦は凄かったです。 サブマシンガン、アメリカだからイングラムだったかしらと思ったけどスチール写真を見ると違うみたい、に立ち向かう、プロの殺し屋の打つ弾のグルーピングは素晴らしく敵をばしばし倒していく、サリンジャーの集弾とは違う、というような差が明確にあるとさらに面白かったかも。 敵が二人残っていたのに脱出できたのはどうしてでしょう(笑)。

IBBC の力が裏で働いているということが、だんだんと表に表れてきて、そんなことまでできてしまうんだ、しちゃうんだ、という流れが面白かったです、最後の銃撃の言い訳なんてどうするんだろうと思っちゃいますよね。 現実にはありえないとか思ったけど、本家 BCCI の話を読んでみたら、まあ、ほんとにそんなことしていたんだ、ということばかりでした、わお。

個人では到底かなわない、インターポールも検事局も手が出せない、こうなったら法を犯してまでもと思ったら、最後の、えー、という終わり方に、うーんと唸ってしまいました(笑)。

正義を貫く主人公がやたら渋くって格好いいです。 よかったらぜひぜひ。

備蓄など使い果たしたあとはもうこのカラダしかない乳首をさわる (天国ななお)

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レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦―

Redcliffpart2
(C) Bai Xiaoyan

「レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦―」という映画を観てきました、原題は「RED CLIFF: PART II/赤壁」です。 Part I を観たのは去年の 11/11 で、今回も Part I 同様にあやめさんと一緒に観ました、気がつくとすでに今年も三分の一はあやめさんと一緒に映画を観ています、わお。

あらすじは、
西暦208年、魏呉蜀が争う中国・三国時代。孔明(金城武)の奇策で曹操軍を撤退させた孫権・劉備連合軍だったが、食料不足と疫病のために戦意も尽きようとしていた。そこに曹操軍の2000隻の戦艦と80万の兵士が逆襲。司令官の周瑜(トニー・レオン)と孔明が作戦を仕掛けようとする中、周瑜の妻・小喬(リン・チーリン)がある行動に出る。(シネマトゥデイ)

レッドクリフ
http://redcliff.jp/index.html

お話はみなさんご存知の三国志なのですが、この映画オリジナルの展開もあります、感想にネタばれもあるかもしれません、ご容赦くださいませ。 Part I の感想文はこちら。

レッドクリフ Part I
http://momo.cocolog-nifty.com/momo/2008/11/part-i-65cc.html

とりあえず、クライマックスの戦うシーンは凄いです(笑)、実際にリアルに火をつけたり爆発させたりしているのとコンピュータグラフィックを組み合わせて、これでもかというくらい、派手な映像になってます。

個人の戦いでは、前回の感想でゴレンジャーみたいといったのはやっぱりそのままで、超人ではない人間なのにむちゃくちゃ強いのです、見得を切るのも一緒(笑)、戦闘に様式美もあったりして美しい、素敵っ。

もともと深いストーリーがあるわけではなく、その壮絶な戦闘シーンと戦う男たちの儀や信頼や策略や酷さなどを善悪とともに見せる、それだけで十分なのですが、今回はそこに女性をからめて、さらに話を広げようとしています。

個人的にはその中でも、尚香役のヴィッキー・チャオさんがかわいくてよかったです(笑)、思わず画像を検索してしまいました、それで見つけたサイトです。

ヴィッキー・チャオ画像&情報 ヴィッキー★ノート 趙薇☆筆記
http://vickinote.exblog.jp/

うん、誰かに似ている気もするけど、誰にだろう?
あやめさんとも話しましたが、攻め込むシーンできっともっと彼女の戦闘シーンがあったんじゃないかなー、たぶんカットされたのなら、残念っ。

でも、その彼女と敵兵との交流とかはそれほど描く必要はなかったのじゃないかしら、でも、お殿様ご無体なーくるくる的シーンはよかったです(そこかっ)。

あとは、やっぱり諸葛亮役の金城武さんが重要で美味しい役をしています、中村獅童さんも目立つ役で、日本の役者さんたちが頑張っているのを見るのは嬉しいですね。

ちなみに、新しく盛り込まれたエピソードの団子のシーンは、その手の展開に弱い私はウルウルしていたのに、あとで聞いたあやめさんの感想は「あんなにたくさん盛られて嫌がらせかよ、って思った。 匙があるのに何故一気食いするんだろう? 」 って笑ってました(笑)。

プラスしたエピソードや、もしかしたら(凄いけれど)冗長な感じがする戦闘シーンも、ほかのメディアな三国志が好きな人でも十分に満足できるのではないでしょうか。

迫力満点な戦闘シーンは大きい画面で、自然音(SE)や爆発音と、イントロがやたらと良い岩代太郎さんのテーマソングを含めて^^ 大きな音で観るとよい映画でもあります、Part I を観ていなくても、ぜひぜひ。

だいじょうぶと鼻に手をやり広げてもわからない人 赤壁参上 (天国ななお)

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ウォッチメン

Watchmen
Copyright (C) 2008 PARAMOUNT PICTURES. All Rights Reserved. WATCHMEN and all related characters and elements are trademarks of and (C) DC Comics. Smiley Face Logo: TM Smileyworld, Ltd.

「ウォッチメン」という映画を観てきました、原題も同じく WATCHMEN です、watchman は警備員とかガードマンとかいう意味になるかと思います。 上映時間が 163 分もある大作です。

あらすじは、
ジョン・F・ケネディ暗殺事件、ベトナム戦争、キューバ危機など、世界で起きた数々の事件を見守ってきたヒーローたち“ウォッチメン”。しかし、かつてウォッチメンだった男の一人が暗殺される事態が発生。殺害現場には、血のついたスマイル・バッジが残されていた。しかも、ウォッチメンたちの殺害はその後も続き……。(シネマトゥデイ)

映画『ウォッチメン』オフィシャル・サイト
http://www.watchmenmovie.co.uk/intl/jp/

なるべくネタバレしないようにしようと思いますが、観ようと思っている人はお容赦くださいませ。

原作はグラフィック・ノベルズと呼ばれる有名な同名のアメコミだそうです。 私自身はなるべくオリジナルは読まないようにして、できるだけ情報を入れないようにして映画を観ることが多いのですが、今回ご一緒した7人は、みなさん原作を読んでいて、その上での感想を話すのがちょっとうらやましかったです(笑)。

そのくらいオリジナルに忠実に作られていて、映画のシーンをコミックのシーンに合わせていたり、カット割りもコマ割りに近い感覚で作られているそうです。 ストーリーももちろんですが、話しによると結末は少し違うらしい、わお。

でも、原作を知らなくてもとても楽しめる映画なのです、その点は先のドラゴンボールとは大きく違います。 細かいところはともかくとして、話の背景はわかるし必要な説明はちゃんとされるので大丈夫なのです。

まあ、設定である 1985 年前後のリアルなアメリカの状況は知っていたほうが、より楽しめるかも。

勝手にヒーローものだと思っていたけど、予告編も(突き落とされるのはおばさんだとずっと思ってました^^)雰囲気は重いしダークな感じがしていましたが、まさにそんな映画でしたね。

ヒーロー、ヒロインもいますけど、マスクマンたちは、それぞれ人間的な苦悩や弱さを持っていて、それがコスチュームを着ることでヒーローとしての強さや立場を保っている感じがしました。 だから、そのヒーローとしての生き方を禁止されてしまうと、ただの人どころか変人にまで落ちてしまうのでしょうね。

また、あくまで個人のヒーローなので、国全体の世界の危機とかにはどうしてよいか分からないし、どうしようもない。 かろうじてその力のおかげで容認されているマンハッタンだけが、それを担う能力があるのに、それでも人間的な弱さでどこかに逃げてしまうから、ますますどうしてよいかわからなくなる。

さてさてどうなることか、ということをヒーロー殺しの犯人を追うロールシャッハが、まるでハードボイルド映画の探偵のごとく渋く演じる前半から大きな規模に広がっていくのです。

音楽も当時のものが選曲されていて、雰囲気をさらに醸しだします。

アクションは「300」のザック・シュナイダー監督だけに非常に表現が巧みで、またコミックを動画化することによるプラスの効果を存分に利用した素晴らしい映像で、途中冗長なシーンもあるけど、時間の長さを感じさせない良い映画です。

本当の正義とは何? 絶対的な強さとは何? という問いかけを、人間のヒーローの弱さと合わせて伝えているのですね、あー、もちろん愛も忘れずに。

例によって日本人スタッフの名前探しです、他にもいらっしゃるかも知れませんが、Atsushi Sato さんというかたが、Character Animator として参加されているのは見つけました。 原作も読んでみたいです。

そらさずにみつめていたけどまばたきをしてるあいだにかわるきみの顔 (天国ななお)

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DRAGONBALL EVOLUTION

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DRAGONBALL (C) 2008 Fox,Based on DRAGONBALL series by Akira.Toriyama. DRAGONBALL TM & (C) Bird Studio / Shueisha, Inc.

「DRAGONBALL EVOLUTION」という映画を、一人じゃ観られないと言っていた(笑)あやめ姉さんと一緒に観てきました。 原題もそのまま DRAGONBALL EVOLUTION です、エボリューションは進化とか変化とか展開とかいう意味ですが、この場合はどう訳せばよいのでしょうね。

あらすじは、
世界中に散らばる7つのドラゴンボールを集める旅に出た孫悟空(ジャスティン・チャットウィン)。その目的は、どんな願いもかなうドラゴンボールを使って世界征服をもくろむピッコロ大魔王(ジェームズ・マースターズ)の野望を阻止するためだった。旅の途中、悟空はドラゴンボールを探すブルマ(エミー・ロッサム)らと出会い……。(シネマトゥデイ)

映画「DRAGONBALL EVOLUTION」オフィシャルサイト
http://movies.foxjapan.com/dragonball/

上のあらすじを、
世界中に散らばる7つのクリスタルを集める旅に出たジャスティン。その目的は、どんな願いもかなうクリスタルを使って世界征服をもくろむジェームズの野望を阻止するためだった。旅の途中、ジャスティンはクリスタルを探すエミーらと出会い……。

とすれば、ありがちな設定だけど、良い意味でB級映画として楽しめる出来だとは思いました。

でもそれは残念ながら、この映画を初めて観る人が、オリジナルのドラゴンボールを知らなかったら、名前を変えただけでも映画を楽しめないくらい、説明や情報が足りないのです。

少なくとも、ドラゴンボールのあらすじや登場人物を知らないと話しがわからないし、説明の無い展開についていけない、ギャグもわからないという作り方がよくないのだと思います。

知っていても、なんでハイスクールなのとか、ピッコロの部下は誰とか、あの乗り物はなにとか、わからないことばかり。

オリジナルを知らないと映画として楽しめない、知っているとあまりの違いにガッカリするし、それでも謎なことが沢山という、誰に向けて作ったのか分からない映画になってしまっているのですね、残念ながらみなさんの言うとおりなのです。

で、よかった点もみなさまと同じく、ブルマ役のエミー・ロッサムさんがかわいかった(笑)ということですねー。 かわいいという意見が多いのには何か理由か要素があると思うので、それを考えればかわいい女性になるためには、ということには役に立つかも。 私の好みは置いておいて、やっぱり目と口なのかしら、それを生かした表情なのかしら、あ、髪型は好きです^^

そう思ったのですが、他があまりにあまりなのでそこしか褒めようがない、ということもあるかも知れません、あーん、でもかわいいです。

映画のデビルマンを超えるほどのどっひゃーではなかったものの(痛)、お金のかかりかたが違うので、ある意味それ以上です、残念。

ちがう子を名前がおなじだけなのに好きになろうとすることの意味 (天国ななお)

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ヤッターマン

Yattaman
(C) 2008 タツノコプロ / ヤッターマン製作委員会

「ヤッターマン」を観てきました。
タツノコプロ原作のアニメの映画化といえば、「CASSHERN」や「スピード・レーサー」などをいままで観てきましたけど、今回のが一番原作を踏まえた作りになっていたと思います、それも単に同じではなく映画ならではになっているのが素晴らしいです。

あらすじは、
ガンちゃん(櫻井翔)は父の遺志を継ぎ、犬型の巨大ロボット“ヤッターワン”を完成させた。そしてアイちゃん(福田沙紀)と力を合わせ、愛と正義の味方ヤッターマン1号・2号としてドロンジョ(深田恭子)率いるドロンボー一味と戦うことに。ある日、一味が探しているのは何でも願いがかなう伝説のドクロストーンだと判明し……。(シネマトゥデイ)

2009.3.7 公開:映画「ヤッターマン」公式サイト
http://www.yatterman-movie.com/

私はリアルタイムのTV世代で、ちゃんと見ていたはずなのに、細かいところはかなり忘れていて、映画で決めのシーンが出ると、おーそうだったそうだった、と思いながら観ていました(笑)。

そんな風に思い出せるほどきちんと再現されているのだけど、それ以上にアニメ以上に、それぞれの役者さんを生かしたキャラクターがあって、さらに楽しめるものになっていました。

それはやっぱり、ドロンボー一味のほうがキャラが立っていて、もう三人のための映画みたいな感じです、少年メリケンサックの宮崎あおいさんのように(例になってない)、一度観てしまうとドロンジョは深田恭子さん以外考えられません(笑)。

ギャグのセンスはアニメと同じで、さめた笑いのところもあたりしたりだけど、さらに大人風味も加えてあってそこもまた笑えます。 セットの細かい設定も楽しいし、ちょっとずついろんな役者さんやいろんな関係者も登場しているし、エンターティンメントとして満足の映画でした。 アニメをご存知のかたはぜひぜひ。

ワンテンポタイミングはずすキミのギャグ ワンテンポまってスマイルなボク (天国ななお)

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少年メリケンサック

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(C) 2009「少年メリケンサック」製作委員会

「少年メリケンサック」を観てきました、監督の宮藤官九郎さんには一度お会いしたことがあって勢いで握手してもらったことがあります(笑)。

あらすじは、
レコード会社に勤めるかんな(宮崎あおい)は、動画サイトでイケメン4人組のパンクバンド“少年メリケンサック”のライブ映像を発見。彼らと契約すべく会ってみると、メンバーは50歳過ぎのオヤジで、彼女が見つけた映像は25年前のものだった。予想外の事態に困惑するかんなだったが、バンドの全国ライブツアーに同行するはめになり……。(シネマトゥデイ)

映画「少年メリケンサック」公式サイト
http://www.meriken-movie.jp/

若いころに音楽をやっていた人は、ソロでもバンドでも、フォークでもロックでもよいのだけれど、ずっとそこから離れていたとしても、何かの拍子に、遊びに行った友達の部屋にギターがあったとか、いまなら iPhone のピアノのアプリを弾いてみたとか、子供がウクレレを買ってきたとか、で、ちょこっと弾いてみたりすると、急に昔のことを思い出して、それもだいたいよいことだけ思い出して、オリジナルとか作ってたらそれを弾いて歌ってみたりして、やっぱ良い曲じゃん、とか、もしかしてまだいけるんじゃない、とか思ったりする。

そんなオジさんたちの夢を叶えてくれるお話しなのです。 でも、ただ思い出したから昔やっていたからって叶うものじゃなくって、それは、今もその魂を持ち続けているとか、やってやろうじゃないか、ぶちかましてやろうぜっていう気持ちがあるかどうか、伝える熱い思いがあるかどうか、で決まるんじゃないかと。

宮藤官九郎さんらしい、細かい笑いどころも一杯あって、突っ込みどころも沢山で、設定からなにからとても面白い楽しい映画なのだけど、要は昔バンドやってました、いろいろあってやめたけど、またやります、ってそんなお話しを、青春時代はピエール瀧さんの語りと当時の証言で、現在を宮崎あおいさんの視線で綴っているのですね。

なんでも本気でやる、ということは大切で素敵なこと。

宮崎あおいさんのかわいさはもちろんだけど、それぞれのキャスティングが秀逸で、その役者さんたちが本当にその人のように生き生きと、本当はそんな奴はそうそう居ないのだけど、そう生きている感じがするのがよいです、生き様は熱いけど、そこはオジさんたちなのでゆるい感じもまたいいのです。

バカップルな二人もビジュアル系も、そしていろいろ演奏される曲も歌も面白いし、放送できないようなネタや台詞も満載なので(笑)、ぜひ劇場で観るとよいと思います。

音楽や愛に年齢制限は無いけど君はだれだいくつだ? (天国ななお)

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フェイク シティ ある男のルール

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(C) 2008 TWENTIETH CENTURY FOX

「フェイク シティ ある男のルール」を観ました、原題は「STREET KINGS」です、キングスと複数形なところも意味があるのですね、お話しの中でもキングという言葉がでてきます。

オフィシャルサイトによると、ジェームズ・エルロイさんという人の原作では1991年のロドニー・キング事件(ロス市警の警察官がロドニー・キングさんを集団で暴行した事件)の直後という設定だったそうですが、それも少し関係があるのかもしれませんね、脚本もその彼が担当しています、でも、映画は現在のロスアンゼルスです。

さて誰が王様なのでしょう。

あらすじは、
ロサンゼルス市警のトム・ラドロー刑事(キアヌ・リーヴス)は、かつてのパートナーを目の前で殺されたあげく、その犯人を取り逃がしてしまう。ところが、単なる殺人では終わらず、事件の裏には巨悪の陰謀が隠されていた。ラドローは踏みにじられたプライドを懸け、後戻りできない“エリア”に足を踏み入れる決意をするが……。(シネマトゥデイ)

映画「フェイクシティ ある男のルール」オフィシャルサイト
http://movies.foxjapan.com/fakecity/

このあらすじは少し違う気がします、邦題の「ある男のルール」も、うーん、ちょっと感じが違うかな、以下少々ネタバレを書きますのでご注意ください。

わからないままお話が始まって、主人公演じるキアヌ・リーヴスが「こんにちは」とか日本語を話しているうちにボコボコにされて、その相手を追っかけてアジトに突入して容赦なく撃ちまくる(殺されてしまう相手に日系の名前の俳優さんが何人かいましたー、わー)。 というところでやっと落ち着いて状況がわかるという流れはよかったと思います。

その撃ちまくり具合が半端ないのは映画全体のカラーになってます、吹っ飛んだり腐ってたりで、もう下手なホラーより気持ち悪かったです、良い意味で(笑)。

警察の腐敗ということがメインのテーマになっているのですが、主人公も決してクリーンな警官ではなくて、さらに悪い警官だと思っていたら良い警官かもとか、ギャングは果たして誰でやっぱり悪なの、などなど。 結局はみんな悪い奴だったりしてじゃあ正義ってなに? というお話しなのです。

伏線があったりどんでん返しもあるし、銃撃戦やアクションはそんなわけでなかなか本物っぽいので映画としては面白いのですが、深く心に響いてこないところがあるのは、人種差別だったりギャングだったり銃の乱射だったりが、普通の日本人には別世界の話になってしまうからなんでしょうね。

でも、そんな映画は他にもたくさんあるのに、それとも感じが違うのは、それはこの映画はリアルな感じで描かれていて、あー、それでも十分に突拍子もないことなんだけど、もしかしてもっとさらにオーバーな演出だったら、逆に伝わる部分があったのかも知れないと思ったのでした。

あまりにあんまりで、逆に笑ってしまうところもあったりするのだけれど、実はそれが今の現実の社会だってことなんですね。

キアヌ・リーヴスさん好きはもちろん楽しめますが、上司のジャック・ワンダー役のフォレスト・ウィッテカーさんの切れた演技がいけてます、最後の一人芝居は素晴らしいです(笑)、気になるかたはぜひぜひ。

僕のこと好きなら味方嫌いなら敵だと思うけど君どっち? (天国ななお)

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マンマ・ミーア!

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(C) 2008 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

「マンマ・ミーア!」という映画を観ました、オリジナルは劇団四季もやった同名なミュージカルの映画化です。 原題もそのまま「MAMMA MIA!」で、直訳なら「私のお母さん」ですが、英語でいうところの「オーマイガッ」と同じ使われ方で「なんてことなの!」ということでございます、なんてことなの!

あらすじは、
エーゲ海に浮かぶギリシャの小島で、シングルマザーの母ドナ(メリル・ストリープ)に育てられたソフィ(アマンダ・セイフライド)。彼女のひそかな願いは、まだ見ぬ父親とバージンロードを歩くこと。結婚式を控え、父親探しをすることに決めたソフィは、内緒でドナの日記を読み、父親の可能性のある昔の恋人3人に招待状を出す。(シネマトゥデイ)

『マンマ・ミーア!』大ヒット上映中!!
http://www.mamma-mia-movie.jp/

ABBA のヒット曲にのせて物語が進みます、通常のミュージカルのようにお話しの内容に合わせて考えたかのようにピッタリの歌詞なのだけれども、まずオリジナルの曲がありきだったので、その歌詞の内容から物語を考えた合わせた、というところがすごいです。

あとは私の世代であれば聴いたことがある有名な曲ばかりだし、それを出演者一同が、もうとっても楽しそうに歌い踊るのを観ているだけで幸せな気分になれる映画なのです。

ABBA の元メンバーのベニー・アンダーソンとビョルン・ウルヴァースの二人が製作総指揮で参加しているそうです。 ちなみにこの二人で、ビョルン&ベニーという名前で歌った「木枯らしの少女/She's my kind of girl」という曲が1972年に日本でヒットしていて、そこから ABBA へとつながります。 中学生になって洋楽を聴き始めたころで、確かチェンバロのような音が印象的なイントロの曲でした。

一緒に映画を観た女性が劇団四季版も観ていて、終わった後にその話も聴けて楽しゅうございました。

歌は、出演しているご本人が歌っています。 たとえば三人で歌っているシーンで、終わりの音の伸ばしがバラバラだったりする曲もあったりしたので、スタジオ収録と、もしかしてライブでの収録をうまく混ぜて使っているのではないかと思いました、想像なので違うかもしれませんけど(笑)。

いまは、ピッチやリズムなどかなり自由に補正ができるので、どこまでが素のままかはとても判断が難しいのですが、比較的には歌の下手な三人のお父さんの音程はそのままになっていた感じもしたので、ライブ感を生かした作りにきっとしているのでしょう。

娘役のアマンダ・セイフライドさんが、かわいいし歌もじょうずでそのうえスタイルもよいという完璧さでとても良かったです。 安室奈美恵さんに似ているという意見は彼女と一致しました。

おばさまパワーも炸裂な(笑)、楽しくってあたたかい気分になれる素敵なミュージカル映画です、ABBA の曲を知っている人はぜひぜひ。

またなのか? なんてこったー! またなのか? なんてこった! を繰り返してる (天国ななお)

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チェ 39歳 別れの手紙

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(C) 2008 Guerrilla Films, LLC - Telecinco Cinema, S.A.U. All Rights Reserved

「チェ 39歳 別れの手紙」を観ました、原題は「CHE: PART TWO/GUERRILLA」です。

あらすじは、
1959年にキューバ革命に成功した後、国際的な名声を得たチェ・ゲバラ(ベニチオ・デル・トロ)。しかし、チェ・ゲバラは変装した姿で家族と会い、最後の食事を済ませると、急に姿を消してしまう。そしてラテン・アメリカの革命を目指し、ボリビアを訪れるが……。(シネマトゥデイ)

映画『CHEチェ 28歳の革命 | 39歳 別れの手紙』公式サイト
http://che.gyao.jp/

お天道様は許しても: チェ 28歳の革命
http://momo.cocolog-nifty.com/momo/2009/02/28-233f.html

「チェ 28歳の革命」は革命に成功する話だったのに対して、PART TWO のこちらは失敗する話だということを最初から史実として知っていて映画を観るのは、かなりつらい時間でありました。

アメリカの Red Digital Cinema Camera 社の小型軽量なデジタルカメラ「RED ONE」を使用して撮影された映像は、三脚に固定されてない動きのあるもので、ゲリラが進む森林の中など、まるでドキュメンタリーを撮っているかのように人々を追っていきます。

戦闘シーンは今回のほうがリアルに思えました。

キューバで成功したのと同じように考え行動しているにもかかわらず、国や人が違うことで思ったように進まない、また、周りの敵も増えていく状況の中で、どんどん追い詰められていくのに、自分自身の信念を曲げないで、民衆のために戦っていくのです。

そして、その民衆の意識を変えられず、賛同も得られないまま終わりに向かって進んでしまうのを見るのは、とてもいたたまれないのだけれども、そこをやっぱり一番伝えたいのだろうと思いました。

ずっと第三者というか客観的な目線だったカメラは、最後になってチェ自身の目線になります、まさに革命家は幕を閉じるのです。

エンドロールは(もしかすると投影側のミスなのかとも思ったのだけれども)、まったく音楽が入らずに、観てる私たちも音を出せないような緊張感のまま文字が流れて行きました、思った以上にお客さんが入っていたのですが、ほとんどみんな最後まで席に座っていました。

当然のことですけど、PART ONE と PART TWO と両方観ることをおすすめします、それも続けて観るとその落差がさらに心に響くと思いました。

立ち止まり明るい未来を考えるために瞳を閉じる 撃たれる (天国ななお)

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ベンジャミン・バトン 数奇な人生

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(C) 2008 Paramount Pictures Corporation and Warner Bros. Entertainment All Rights Reserved

「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」を観てきました、原題は「THE CURIOUS CASE OF BENJAMIN BUTTON」ということで、直訳はベンジャミン・バトンの奇妙な状況みたいな感じなのでしょうか、邦題の、数奇な人生、は上手な表現だと思いました。

あらすじは、
80代の男性として誕生し、そこから徐々に若返っていく運命のもとに生まれた男ベンジャミン・バトン(ブラッド・ピット)。時間の流れを止められず、誰とも違う数奇な人生を歩まなくてはならない彼は、愛する人との出会いと別れを経験し、人生の喜びや死の悲しみを知りながら、時間を刻んでいくが……。(シネマトゥデイ)

『ベンジャミン・バトン』オフィシャルサイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/benjaminbutton/

生まれてから死ぬまでの、あるひとりの人間の物語なのです。 ただひとつ、80歳の老人として生まれて、歳をとるごとに逆行して若返っていくということだけが違うのに、それだけでなぜこんなに感動できるのでしょう。

それは、誰と何時(いつ)出会うかということが、人生にとって大きな意味があることなんだということに、気づかせてくれるからなのではないかと思うのです。

またそこに、自分で決めなくちゃいけない選択があったり、逆に自分ではどうしようもない偶然や運命と呼べるものが加わることで、人は変化もするし継続もするのですね。

そのことを、ベンジャミンの一生を通して私たちに伝えてくれる映画なのです。

観る人の年齢によっても感じ方は違うと思います。 そのあと誰かと人生について、特にこれからのことを、そんな大げさでなく語りたくなります、ええ、語りました^^。 幅広い年齢を主役のブラッド・ピットさんが演じているのですが、メイクアップやCGを駆使すれば、私も10代になれるのではないかと思いました(笑)。

とってもとってもよい映画だと思います、よろしかったらぜひぜひ。

若かったきみも大人になったのでそろそろ秘密の話をしよう (天国ななお)

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悲夢(ヒム)

Himu
(C) 2008 KIM KI DUK FILM All Rights Reserved

「悲夢(ヒム) 」という映画を観てきました。 ひさびさにお会いした、でもやっぱり素敵だった人にお誘いを受けたのがきっかけだったのですが、自分でも観てみたかったので。 英語題は「SAD DREAM」だそうです。

あらすじは、
ある晩、ジン(オダギリジョー)は元恋人の車を尾行していて、突然脇道から飛び出して来た車に追突する夢を見る。そのあまりのリアルさに胸騒ぎを覚えて記憶を頼りに車を走らせると、実際に彼が夢で見たのと寸分違わぬ事故が起きていた。そして、監視カメラにはラン(イ・ナヨン)という女性が事故車を運転する姿が写っており……。(シネマトゥデイ)

悲夢 Himu
http://www.hi-mu.jp/

なるべくネタバレをしないように書こうと思います、内容にふれられないかもしれませんし、観念的な話になってしまうかもしれませんが、ご容赦ください。

衝突のシーン以外は、ほとんど韓国の古い家や寺院などで撮影されていて、それだけでもすでに幻想的でした。 主人公の二人の家は実際にその仕事をしているクリエイターのお宅を借りたらしく、古い造りなのにドアロックとか最新式だったりと、とても雰囲気が出ていました。

テーマは「愛」なのです。 

愛は幸福なことだけではなく苦痛をともなうものです、それを、白と黒やそれぞれの男と女など、相反するものとして表しているのですね。

その苦痛を映画の中では、精神的なものと物理的なものと両方を見せてくれています。 眠らないために目を開け続けるシーンや自分を傷つけてまで起きていようというシーンは、滑稽にも思えるところがあるのですが、それは愛は傍から見ているとおかしなところもある、ということなのかも知れません。 もちろん二人の痛みは十分に画面から伝わります。

台詞回しが変わっているのですが、それは気持ちを乗せるためにはとても有効で、すぐに違和感なく受け止められました。 さらに二人の表情、特にオダギリジョーさんの表情はとてもよかったと思います。

蝶が出てきます。それは、荘子の有名な説話の「胡蝶の夢」がモチーフになっているそうです。

荘周が夢を見て蝶になり、蝶として大いに楽しんだ所、夢が覚める。
果たして荘周が夢を見て蝶になったのか、
あるいは蝶が夢を見て荘周になっているのか。
(Wikipediaから引用)

夢なのか現実なのか、という曖昧なものを(ありがちな設定ではあるのだけれど)、だからといってなんだかわからなくなりすぎずに、とてもうまく表現していると思いました。 それでも最後には夢と現実が融合して終わりますが、ある意味ハッピーエンドだと思います。

監督のキム・ギドクさんの映画が好きな人かオダギリジョーさんを好きな人はぜひぜひ。 とてもよい映画です。

夢だとはわかってなくて口づけはレモン味だと思ってました (天国ななお)

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ブラッディ・バレンタイン 3D

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(C) 2009 Lions Gate Films Inc. All Rights Reserved.

「ブラッディ・バレンタイン 3D」という映画を、バレンタインズディ当日に8人で(笑)観てきました、原題は「MY BLOODY VALENTINE 3-D」です、ジャズのスタンダードな「My Funny Valentine」の洒落だと思います(笑)。l

血のバレンタイン/MY BLOODY VALENTINE という1981年に公開された作品のリメイクということです、前作は、20年前のバレンタインの日に炭鉱町で起きた猟奇殺人が繰り返されるということで、炭鉱夫さんにツルハシという出で立ちは同じです。

あらすじは、
バレインタインの日、炭鉱夫のトム(ジェンセン・アクレス)は同僚5人を炭鉱に生き埋めにしてしまう大規模な事故を起こしてしまった。悲劇から10年後、自らが引き起こした事故のトラウマに悩まされ街を出ていったトムが帰郷する。そんなバレンタインの夜、炭鉱夫のスタイルでつるはしを持った殺人鬼が街を恐怖に陥れる。(シネマトゥデイ)

映画「ブラッディバレンタイン3D」公式サイト
http://burabare.com/index.html

3Dと書いてあるとおり立体映像なのです、その仕組みに関して検索していたら、以下のサイトに細かい話題がありました。

『ブラッディ・バレンタイン 3D』世界初のデジタル3Dホラー映画と、低価格4Kカメラ『RED ONE』 | WIRED VISION
http://wiredvision.jp/blog/takamori/200902/200902112230.html

興味のある方はそちらを読んでみてください。

単純な偏光レンズなのかと思って、観たときにメガネを重ねてチェックしてみたのですけど、普通の偏光に見られるような角度による明暗の差があまり無かったようだったので違うものかと少し調べてみたのでした。

左右の画像を90度偏光させた場合、その角度と偏光レンズの角度が正しく合っていないとうまく効果が現れないのですが、縦横の偏光ではなく今回使用した円偏光の場合は、光の波を一定の速度で右回転左回転させ、その回転で偏光させているので、場所の影響や頭が斜めでも多少動いても影響が少ないのですね。

と、わかったようなこと書いてますけど(笑)、理屈はともかく、炭鉱というシチュエーションも有効な、奥行き間のある(飛び出しはもっとあってもよかったかな^^)3D映像になっていて楽しめました。

3D効果を生かした単なるスプラッターなホラー映画ではなく、本当に殺人鬼が甦ったのか、それとも別の人間なのか、嘘をついているのは誰なのか、などなどサスペンスの要素もあるので、面白いですよー。

先のサイトに書いてありましたが、日本版ではカットされたシーンがあるそうで、保安官の元ガールフレンドのヌードシーン? が削られたそうなのです、不謹慎ながら3Dでのエッチなシーンが観られなかったのはちょっと残念だったかも(笑)。

(良い意味で)とってもB級な感じですけど、家ではまだまだ楽しめない立体映像を迫力ある大画面と音で楽しみたいかたはぜひぜひ劇場で。

ハートとか星とか丸とか四角とか 愛のかたちもいろいろあるね (天国ななお)

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グロテスク

Grotesque
(C) 2009「グロテスク」製作委員会

「グロテスク」という日本映画を観てきました。英語表記はそのまま「GROTESQUE」だと思われます。 UNRATED VERSION ということで二十歳未満の人は見ないでくださいとのことでした、さらに以下の注意事項があります。

とてつもなく残虐映画です。
嘔吐覚悟でご覧ください。
モラルはお捨てください。
カップルではご覧にならないでください。
この映画に救いを求めてはいけません。

あらすじは、
会社の同僚である和男(川連廣明)とアキ(長澤つぐみ)は、初めてのデートで喫茶店を出たところを何者かに拉致される。気が付くと二人はどこかの薄暗い部屋の中で口には猿ぐつわをされ、体は台に縛りつけられていた。そして彼らの目の前には、見知らぬ巨漢の男(大迫茂生)が立っており、次々と多種多様な拷問具らしきものが運び込まれ……。(シネマトゥデイ)

映画「グロテスク」オフィシャルサイト
http://www.grotesque-movie.jp/

ネタバレになる感想を書くかもしれません、また映画と同じく過激な文章になるかもしれませんので(笑)ご注意ください。 簡単に内容を知りたい人はオフィシャルサイトでトレーラーを見るとよいと思いますが、注意事項同様にその内容だけでもかなりハードなので、興味の無いかたは見ないほうがよいと思います。

容赦ない残虐な映画なのですが、ただそれだけではありません。
カップルを拉致した謎の男はいうのです、「きみたち二人の愛に感動できれば解放する」と、それは別の言い方をすると「生きる力で感動させてくれ」ということでした。

初デートのカップル(特に彼のほうに)に「相手のために死ぬことができるか?」と問うのです。 梶原一騎さん原作・ながやす巧さん作画の1973年の漫画「愛と誠」に出てくる岩清水弘の名台詞「君のためなら死ねる」を思い出しました。 どんな苦境にあっても相手のことを思う、そしてそのことが二人の絆を深めていく、愛のためなら死ねる、というそのお話しに、表現はともかく(笑)似ているのです。

二人の関係性をはっきりさせるためと、あとの布石もあって、初めにエロチックな陵辱シーンがあるのですが、あんな究極な状況でも、ましてや彼はすでに痛みを与えられているのに、性的にいってしまうということを見せることで、SM という行為を含めた、快楽は痛みを超えるということを一度見せておこうと思ったのではないでしょうか。

そこからはもう、残忍な痛いシーンの連続です(笑)、謎の男が無表情のまま淡々と刺したり切ったりするのです。 トレーラーを見たことで想像の範囲ではあったのですが、それでもそれ以上に痛いことにはかわりはありません。 また、痛みを与える箇所を大きく写すことでなんだかわからないけどそこがどこだかわかる、という有効なインサート画面(笑)が、ほかの目とか指とか乳首とか腕とか腹とかの、見るからに痛いシーンと併せて、とても効果的に使われています。

(笑)なんて書きましたけど、観ている最中はずっと顔はしかめっ面のままで、わー、いやー、きゃー、と思い続けてました。

拷問部屋のビニールで囲まれた暗い汚い部屋(SAWっぽい)から一転した、途中の白い明るい病室のシーンは、あとに続くシーンをさらにひどいものにする効果と共に、二人の絆が深まったことがわかる、愛のあるシーンになっていました。

そこから会話というか台詞も多くなってきて、さらに放送禁止の台詞も乱発されて、エンディングへと向かいます。 彼は自分が助からないことを確信するのですが、彼女のためにまさに命をかけるのです、結果は見てのお楽しみ。

謎の男の「感動した」の台詞は小泉元首相だし、なぜか私には巨人軍の長島元監督を思い出させたりと、素性やその動きが(特に最後のシーンは)笑えてしまうことがあったりするのも、音楽とともに、やっている残虐行為とのギャップを出していたと思います。

最初の注意事項を納得したうえで、トレーラーを見て大丈夫で、さらに興味のある人は、どうぞ観てくださいね。

声もなく見つめたままで 間があって 落ちる涙に感動をした (天国ななお)

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装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ 劇場版

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(C) サンライズ

「装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ 劇場版」を観てきました。

あらすじは、
極秘文章“ペールゼン・ファイル”に異能生存体と呼ばれる特異遺伝子の秘密が記されており、そこに着目したギルガメス軍情報省次官フェドク・ウォッカムは、ファイル内のキリコ、バーコフ、ゴダン、ザキ、コチャックの5人を戦場に送り込む。やがて、100年続いた戦争が終結を迎え、両軍による大作戦が行われようとしていた。(シネマトゥデイ)

ボトムズWeb|ペールゼン・ファイルズ劇場版
http://www.votoms.net/movie/

オリジナルなり物語の背景を知っていないとわからないと思って見始めましたが、最低限の説明はあるし、敵味方の違いやメカに関してもだんだんそういうものかと理解できるので、もしかして初めてこの映画だけ観る人も楽しめるのではないかと思いました。

もちろん私たちはTVのボトムズ世代なので、バックグラウンドは大丈夫(笑)、ただ、かなり忘れていたり OVA は観ていなかったりなので、ほとんど新作のつもりで私は観てました。

ガンダムとかと違って、主人公でさえ量産型の AT (Armored Trooper/アーマードトルーパー/装甲騎兵)で戦っていたり、TVは夕方6時ぐらいからの番組なのに、重厚で暗いお話しだったりと、25年前の放送時でも異彩を放ったアニメだったのです。 今回の劇場版は女性が一人も出てきてなくあまりにむさくるしいと、一緒に観た彼女は不満だったようです(笑)。

内容は、あらすじのとおりです(笑)、そして、身体も多少丈夫だけど、それ以上に生存率が普通の人と違って異常に高く死なない確率が高いという、「異能生存体」という設定がやっぱり面白くて、そのことが中心に物語りは進みます。

どんな戦闘でも一人だけ生き残ってしまうなんて、それも死にそうな苦しみや痛みだけはしっかりと記憶に残ってしまうなんて、そんな影を持った人間が5人集まってさらに戦い続けるのです、はたして。

テレビアニメ「装甲騎兵ボトムズ」の主題歌「炎のさだめ」は、あの織田哲郎さんが TETSU という別名で歌っているのです、今回は劇場版のために新録音されたものを使用しているそうです。 また、柳ジョージさんの歌う「鉄のララバイ」は、SFには似つかわしくない日本のブルースなんだけど、だんだんよいんじゃないかと思えてくる味わいがある曲でしたわ。

AT の動きもかなりユニークで、それをうまくCGで表現していて、それだけでも楽しいです。 基本的な AT の機能を、たとえば薬莢を使ってくりだすパンチとか、走行システムなどのところとかは、知っているとさらに楽しい部分ではあります。 主人公のキリコがしぶいです、好きな人はぜひぜひ。

自信などないから恋の緊張に耐えられなくて逃げる 逃げるな (天国ななお)

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シャッフル

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(C) 2007 Premonition Pictures,Inc.All Rights Reserved.

「シャッフル」を観てきました、原題は「PREMONITION」で(よくないことが起こるのではないかという)予感という意味だそうです。 邦題がなぜか覚えにくくてすぐにど忘れしてしまうのだけれども、どうしてなんだろう。

あらすじは、
二人の娘に恵まれ、郊外の一軒家で暮らすリンダ(サンドラ・ブロック)のもとに出張中の夫(ジュリアン・マクマホン)が交通事故で亡くなったという訃報(ふほう)が届く。突然のことに動揺した彼女は母親(ケイト・ネリガン)に手伝いに来てもらい、どうにか平静を保とうとする。だが、翌日彼女が目を覚ますと、死んだはずの夫がキッチンにいて……。(シネマトゥデイ)

映画「シャッフル」公式サイト
http://shuffle-movie.com/

最近観た洋画の中では比較的短い 96 分の上映時間でしたが、内容としてはちょうどよい長さだと思いました、サスペンスホラーなので、なるべくネタバレしないような感想を書きたいと思いますが、ご容赦くださいませ。

過去と現在に行ったり来たりするという設定は特に新しいものではない、と思っていたのですが、新しいアイデアだということらしいです。 眠ることで(最近の言い方をすれば)タイムリープしてしまうのですが、その間の記憶の持ち方にちゃんとしたルールがないことが気になりました。 

ちゃんとしていない、ということを文章で説明できればよいのですが、長くなるし分かりにくいので割愛(笑)。 ただ、そのちゃんとしていない具合が主人公を混乱させたりするわけなのと、タイムワープには矛盾がつきものということで、まあ許されるのかも。

そのせいでの主人公のリンダの不安混乱シーンは、カメラを固定せずに撮影して動きを出し、落ち着いているシーンではきちんと固定で撮ることでその差をさらに強調していてよかったです。 でも逆に、サンドラ・ブロックさんの表情はなぜか多くのシーンで無表情な感じを受けました、意識した演技かも知れないけど、どうしてなのでしょうね。

事故の日が近づいてくることで、初めは分からなかった謎がだんだんと解明されてくる展開はありがちだけど面白いです。 残念ながら事故に向かうオチは想像できる範囲で、それもなんでー、という感じなのが惜しかったし、さらにシャッフルされた日の収まりがわからないまま終わってしまう、それもやっぱりー、という話になってしまうのが残念でした。

と書いてるとよくない映画っぽいですが、それなりに楽しめましたよー、あー、フォローになってませんね(笑)。 時間とお金のある人は観てくれると話しができて嬉しいかも。

認めたら? 生きるか死ぬかの瀬戸際は続くとしても最後は死ぬよ (天国ななお)

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チェ 28歳の革命

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(C) 2008 Guerrilla Films, LLC - Telecinco Cinema, S.A.U. All Rights Reserved

「チェ 28歳の革命」を観ました、原題は「CHE: PART ONE/THE ARGENTINE」です。 チェ・ゲバラはアルゼンチン生まれということから THE ARGENTINE はアルゼンチン人というもの という感じでしょうか、The の扱いはよくわかりません。 もうひとつの「チェ 39歳 別れの手紙」の原題が「CHE: PART TWO/GUERRILLA」でゲリラということも意味深いです。

やっぱりわかっていなかったのですが、監督は、あの「セックスと嘘とビデオテープ」の、とあえて言ってしまう、スティーブン・ソダーバーグさんです。 オーシャンズ 11-13 (笑)の監督さんでもあります。

映画『CHEチェ 28歳の革命 | 39歳 別れの手紙』公式サイト
http://che.gyao.jp/

あらすじは、
1955年、貧しい人々を助けようと志す若き医師のチェ・ゲバラ(ベニチオ・デル・トロ)は、放浪中のメキシコでフィデル・カストロ(デミアン・ビチル)と運命的な出会いを果たす。キューバの革命を画策するカストロに共感したチェ・ゲバラは、すぐにゲリラ戦の指揮を執るようになる。(シネマトゥデイ)

少しネタバレを書きます、ご注意ください。

誰にでも名前を言いながら握手をもとめ相手の名前もきく、そしてそれを忘れない。 いくら志願してきても子供と文字の読み書きが出来ないものは戦いに参加させない。 自分に対しても厳しくそのぶん相手に対しても厳しい。 演説の内容も相手に訴えかける信念と強さがある。

予備知識の乏しい私でさえ持っていたチェ・ゲバラの漠然としたイメージどおりのカリスマとして映像化されていました、あたりまえですが、他人を引き付ける魅力を感じます、喘息の持病があることは知りませんでしたけれど。

ゲリラとしての生活や行動は(知らないけれど)リアルな感じがしたのですが、戦闘シーンは現実的でない感じがしました、なぜかという理由は明確ではないのだけど、最近観てきた映画のいくつかの戦闘シーンを(それが現実的かはどうかとして)どこか基準にしてしまっていたからかもしれません、また、それほど動きの多くない俯瞰した戦闘画面のせいもあったかもしれません。

カストロは特筆されて描かれているわけではなく、物語に伏線とかどんでん返しなんていうのもほとんどなく、淡々と生活と戦闘が繰り返されて、間にインタビューがインサートされるという構成は、飽きてしまうのじゃないかと思うけど、そんなことは全然なくって、チェ・ゲバラを追いかけているだけなのに、とても引き込まれて観ていて驚きました、やはりそれだけ存在感のある人物なんだろうと、勝手に納得しています、ベニチオ・デル・トロさんの演技も素晴らしいのですね、きっと。

予習をしっかりしておくと、ばたばたと進んでしまう船で上陸までのシーンやその人数など、そのあたりの状況もわかってよいと思います。 若いころの旅を題材にした「モーターサイクル・ダイアリーズ」というロードムービーも、もう一度見てみたいと思いました。

チョコレート革命されて家庭から追放された 長い散歩だ (天国ななお)

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ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー

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(C) 2008 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

「ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー」を見てきました、原題は「HELLBOY II: THE GOLDEN ARMY」というわけで、2004年製作のヘルボーイの続編になります。 主人公のはまり役になったロン・パールマン/Ron Perlmanさんは、現在58歳なんですね、わお。

実は、監督や俳優さんの名前を覚えるのが苦手です、逆にそのせいもあって、監督や出演者で映画を選ぶこともあまりないのですが、この映画のギレルモ・デル・トロ監督の作品は、ミミック/Mimic (1997) 、ブレイド2/Blade II (2002) 、ヘルボーイ/Hellboy (2004) 、パンズ・ラビリンス/El laberinto del fauno (2006) 、永遠のこどもたち El Orfanato (2007) と、かなり観ているのでした、どれも、特に記憶にある最近の映画は素敵な映像のものが多いです。

あらすじは、
超常現象捜査防衛局“BPRD”のすご腕エージェント、ヘルボーイ(ロン・パールマン)は、念動発火能力者の恋人リズ(セルマ・ブレア)らと組み、怪事件の捜査と魔物退治にあたっていた。一方そのころ、闇の世界では、地上の支配者となった人間を抹殺すべく、王子ヌアダ(ルーク・ゴス)が伝説の最強軍団ゴールデン・アーミーをよみがえらせようとしていて……。(シネマトゥデイ)

映画「ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー」オフィシャルサイト
http://www.hellboy.jp/

とにもかくにも、ヘルボーイがかっこかわいいのです、ジョークを連発して悪態をついて荒くれ男のようなのだけど、中身は少年のような性格なんです。 日本人が好きそうなどこか浪花節的な感じもするし、戦っているときのふてぶてしさといじけたときの顔の落差も、かわいい(笑)。 また、主な登場人物のキャラクターがみんな個性的で、それぞれそれが生かされて物語が進んでいって面白いです。

丈夫な身体なのにほっぺたの傷を大げさに痛がったりなシーンとか、英語の罵倒語アスホールをガスホールともじったりとか(たぶん^^)、細かい描写も沢山あるけど、市場のシーンはまるでハリーポッターみたいとか、レッドとブルーでビールを呑んで「Can't Smile Without You/涙色の微笑」という歌を歌う素敵なシーンもあったり、メインのお話しやアクション以外もいろいろ楽しめます。

Can't Smile Without You は「夢見る頃を過ぎても/UNCONDITIONAL LOVE」という映画でも使われている名曲、だそうです、私はこの映画を知らないけど(笑)、聴いたことがあると思っていたら、カーペンターズのバージョンを知っていたのでした、映画の中でも二人で歌い上げる感動的なよい歌でしたわ。

前作を観ていなくても、恋愛も少しからめて、クリーチャーの造詣にも感動して、あとはアメコミの世界にどっぷり浸って楽しめる素敵な映画だと思いました、王冠の最後は初めからそうしとけばよいのにとは思ったけれど(笑)。

ヌアラ王女が誰かに似ていると思いつつ、いま気がつきました、しょこたんに似てませんか?(笑)。

痛いけど殴り続ける右腕がポパイのような太さになって (天国ななお)

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ワールド・オブ・ライズ

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(C) 2008 Warner Bros. Entertainment Inc.

「ワールド・オブ・ライズ」という映画を観てきました、はじめ特に理由も無く Rise だと思っていましたが Lies だったのですね(笑)、原題は「BODY OF LIES」です。

英語が得意なわけではないので解釈を間違えているかもしれませんが、Body を英辞郎でひくと、身体、死体、人物、主部、本体、集まり、と並びます、複数表記じゃないので、内容から言って身体とか死体とか人物とか組織などは違うと思うので、たぶん「嘘のかたまり」という感じではないかと想像するのですけどどうでしょうか。

映画でフェリスとホフマンの初めの会話のシーンで、ホフマンが Body of lies と言っていたのだけど、その字幕がなんだたかは覚えてません^^; 邦題のワールド・オブ・ライズのほうが、確かに私たちにはわかりやすいですね。

あらすじは、
ヨルダンを拠点に大規模なテロを計画する首謀者の手がかりを得たロジャー・フェリス(レオナルド・ディカプリオ)は組織に潜入しようと試みる。そのためには狡猾なCIAのベテラン、エド・ホフマン(ラッセル・クロウ)らの協力が必要だった。味方とはいえ過信ができない不安定な状態の中、潜入作戦実行の期限が迫っており……。(シネマトゥデイ)

ワールド・オブ・ライズ
http://wwws.warnerbros.co.jp/bodyoflies/

すごくネタばれを書きますご注意ください。

主人公の二人、というかハニ役のマーク・ストロングさんを含めた三人がそれぞれいかにもという適役だったと思います。

ホフマン役のラッセル・クロウさんは、嫌なアメリカの比喩のようなキャラで、現場の部下の言うことを聞かないは嘘をつくは、遠くの地から部下のフォローではなく子供のフォローをしながら指示を出して、細かなギャグも多く、食べてばかりの印象で太っていたし、最後に箸で海老のお寿司を食べてるのには笑いました。

ヨルダン情報局のハニがフェリスに、嘘は許さないぞとか言っておきながら、結局自分が大嘘をついていたという落ちは、伏線をふくめてやられた感じです。

フェリスがアラブとアメリカのあいだで苦労をしながらも、唐突に女性を好きになったりするわけですが、テロを含め中東の現状に対する一般市民一般家庭の象徴とししたかったのと、囮の人間でさえ救おうとした彼なら彼女も当然助けるだろうという展開にしたかったからではないでしょうか。

上空からの映像や爆破のシーンなど映像的にも面白いところが多かったし、監視システムのシーンや新たなテロ組織を偽装するところのハイテク(オタク具合も含めて)さと、テロ集団のアナログな感じが対照的でしたね。 でも、あんな砂漠の真ん中で普通の携帯電話がつながるのは変です(笑)。

ちなみに、爆発に巻き込まれた、カメラで写真を撮っていた夫婦は日本人の設定だったらしく Cast and Credits に、Japanese Tourist Wife/Ellie K. Wang とありました、うむー。

わざわざ(日本語で)冒頭に、フィクションだが現実に起こっていることだ、というコメントがあったように、私たちがよく理解していない、または自分たちにはあまり関係のない話のように思えてしまう中東情勢やイスラム原理主義やテロ行為などなど、本当はそのあたりも考えなければいけないのに、ついエンタテインメントとしての見方しかできなかった、でも、映画としてはとても楽しめましたよー。

うそつきの汚名をうけてたちどまる 涙をふいてまた歩きだす (天国ななお)

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悪夢探偵2

Nightmaredetective2
(C) 2008 NIGHTMARE DETECTIVE 2 FILM VENTURER

「悪夢探偵2」という邦画を観ました。 塚本晋也監督が松田龍平さんで2006年に作った、他人の夢に入ることができる青年が巻き込まれる怖いお話しの「悪夢探偵」シリーズ二作目です。 英語表記は NIGHTMARE DETECTIVE 2 だと思われます。

あらすじは、
悪夢探偵の京一(松田龍平)のもとに、悪夢で眠れないという雪絵(三浦由衣)がやってくる。彼女の悪夢に登場する極端に怖がりな同級生の菊川(韓英恵)に、京一は世の中すべてを怖がり、彼の幼少時に自ら命を絶った母(市川実和子)のことを思い出す。菊川を通して母の思いを知りたいと願う京一は、雪絵の夢に入ることを決意する。(シネマトゥデイ)

映画『悪夢探偵2』公式サイト
http://www.akumu-tantei.com/

前作を見ていなくてもお話はわかりますが、やはり見ていたほうがよい映画でした、つきあわせてしまった人、ごめんなさい。

夢が題材にされているので、どこまでが現実でどこまでが夢か、わかりやすい場面とわかりにくい場面があって、それが効果的に使われていたと思います。

同様に、女子高生雪絵の現実や夢は白いというか光で表現されていて、京一の現実や夢は黒というか闇のシーンが多く、そこも対称的でした。

こわい、こわい、と言い続ける二人の登場人物がだんだん主人公の中で重なって、さらに境界線がなくなります、それら全てが混沌としてくるのですが、そこから本当に怖いものは何んであるのかが、見ている人に伝わるのです。

初めに、闇の中から現れる集団が怖かったり(これは確かに怖い)、友達のいたずら(いじめ)が怖いのでは、とかあるのですけど、すぐにそんなことが怖いのではないことがわかります。

いやだ、いやだ、と言いながら結局は巻きこまれてしまい、やっぱり大変な目にあう京一が、そのなかで自分の母との関係を再認識し、最後にやわらかい光の中で見る夢から覚めて嗚咽するシーンは、ホラーシーンよりも圧巻で、彼が適役だということをあらためて思いました(子役の男の子もよかったです)。

人の心が読める、ということがどうしても悪いことばかり読み取ってしまう展開になってしまうけど、良いことを考えている人だって半分ぐらいはいると思うから、混ぜたら差し引きゼロになったりしないのかな。

すべてをこわがる菊川を、大丈夫だからとぎゅっと抱きしめて、ずっとそばにいるからというシーンは、自分のことを大切に思ってくれている誰かがいれば、それは幸せなことなんだと思わせてくれました。

でも、そのあと菊川(もしかすると雪絵)が登校するシーンで、同級生の笑顔の意味はわかりません。

サイコホラーとしての映像表現も前作同様、いえ、それ以上に良かったと思いました、ときどきの軽いネタも含めてストーリーもじゅうぶんに楽しめる映画だと思います、前作を見た人ならぜひぜひ観てみてください。

叶わない夢でも思い続ければ叶うはずだと思い続ける (天国ななお)

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永遠のこどもたち

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(C) Rodar y Rodar Cine y Television, S.L / Telecinco Cinema, S.A., 2006

2009年最初の映画は「永遠のこどもたち」というスペイン映画を選びました、原題の「EL ORFANATO」は「児童養護施設」という意味ですね。 とても印象的だった映画「パンズ・ラビリンス」のギレルモ・デル・トロさんをプロデューサーに迎え、短編やMVで活躍する・A・バヨーナさんという人の初の長編ホラー映画です。

あらすじは、
孤児院で育ったラウラ(ベレン・ルエダ)は、長らく閉鎖されていたその孤児院を買い取り、障害を持つ子どもたちのホームとして再建しようと夫のカルロス(フェルナンド・カヨ)、息子のシモン(ロジェール・プリンセプ)とともに移り住んでいた。だが、シモンは遊び相手のいない寂しさから空想上の友だちを作って遊ぶようになり、その姿にラウラは不安を覚える。そして入園希望者を集めたパーティーの日、シモンはこつ然と姿を消してしまい……。(シネマトゥデイ)

映画『永遠のこどもたち』公式サイト
http://www.cinemacafe.net/official/eien-kodomo/

カメラワークが素晴らしくオープニングから良い映画を予感させます、庭に遊ぶ子供たちから暗転して部屋で書類を見ていた女性がドアを開けて光の中へ出て行くシーンなど、屋敷やいろんな場所での明暗や視線の移動がよく、さらに道や海岸や特に屋敷の景色などが、同じ場所でも明るくも重くも描かれているのがよいです。

また、セルジオ・G・サンチェスさんのシナリオが秀逸で、ホラーではあるのだけれど怖いシーンの連続ではなく、迫る恐怖と突然の驚きを要所に置いてアクセントとして観るものを怖がらせ、その世界に引き込んでいきます。

サスペンスの要素もあって謎解きをしながら物語は進み、それまでの細かな伏線に気がつくころには大きな驚きが待っているのです。

それだけではなくホラー映画という以上に、親子や家族の愛情や、愛するものをなくした喪失感、別離の痛みなどがしっかりと表現されているのが感動的で、エンディングに向かうシーンは、まさにファンタジーで心を打ちました。

上映館が少ないですが機会があれば観て欲しい映画です、今年の最初がこの映画でよかったと思いました。

ウェンディは子供でいたい? いたくないの? いたみを感じて大人になった? (天国ななお)

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今年は(僕としては)映画をたくさん観たのです。

今年の目標はいくつもあったのだけど、できたことできなかったことのなかで、劇場での映画鑑賞は目標以上に達成できました。

それは映画好きな友達が増えたせいもありますが、ひとつ観るとまたひとつ観たくなるんです、一人で観たり、大好きな人と一緒に観たり、とても楽しい時間を過ごせたと思います。

最後に観た四作品の感想はまだUPできていませんが、すべてに感想を書けたのはちょっと頑張った気がしています。

以下、題名とそれにインスパイア(笑)されて書いた短歌をならべて書いてみます、振り返ると短歌にはそのときの自分の現実の気持ちが結構反映されているなーと思いました、60首ほど書いたので短歌も去年より作っているかもしれません。

来年も今年と同じぐらいな60本ぐらいは映画を観たいとおもいます。
みなさまも、どうぞよいお年をお迎えください。

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ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記
宝などホントは無いって知っているふりをしながら宝をさがす

AVP2 エイリアンズ VS. プレデター
目の前のバケモノたちがバケモノを見る目でボクを見てるから 嫌

パルス
失った恋心たち浮遊するあの世とつなぐ深いため息

俺たちフィギュアスケーター
恋愛の対象範囲を同性に広げるだけで確率二倍

スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師
剃刀を二枚重ねて切り裂けば二度と二人は縫い戻せない

未来世紀ブラジル & 不思議惑星キン・ザ・ザ
ハルもなくアトムも居ない未来でもボクとキミとが居るからいいや

フローズン・タイム
まばたきをしているうちにこの恋が始まり終わり 無かったことに

人のセックスを笑うな
笑われていたそれだけでうれしくてなんどもなんどもころんでみせた

潜水服は蝶の夢を見る
そらさずにずっとみつめていたいのにあふれるものでゆがむきみのかお

デイ・ウォッチ
太陽も月も見上げるものだけど 照らされた君を真っ直ぐに見る

KAMATAKI -窯焚-
誰にでもやさしくせずにそれぜんぶ誰かをやさしくすればいいのに

アメリカン・ホーンティング
身に覚え無くても誰かに祟られることをしたなと寝る前に泣く

ジャンパー
いつまでもジャンプできると信じててカラダの上で何度も跳ねた

バンテージ・ポイント
「だって(ぐすん)そんなこと(えーん)いわれて(わーん)」泣けば有利な立場はずるい

ノーカントリー
時が経つ速度は誰も同じでも僕のが先に年寄りになる

Sweet Rain 死神の精度
人生でまさに一番楽しいの 今よ死神 むかえにきてね

デッド・サイレンス
ねえ誰か僕の代わりに「好き」だって言ってよ横で見ていたいから

燃えよ!ピンポン
やめようと言われてもまだ打ち返すラリーは僕から終わらせないよ

The FEAST/ザ・フィースト
怪物は人を食べると決まってる、決まっているよ、決まっているさ

クローバーフィールド/HAKAISHA
ハンディカム越しに見たラブ テープには残ったけれど記憶にはない

ヒットマン
愛すべきひとのためなら戦うと無理に理由を考えていた

フィクサー
もみ消したはずの気持ちはチリチリと燃え続けてた大火事になった

少林少女
残念なことに才色兼備じゃない人ばかりいる逆だってある

NEXT -ネクスト-
恋愛をシュミレーションして何度でもやり直せても付き合えないね

ペネロピ
豚の鼻見ても驚かなかったら牛のお乳も見せてください

ミスト
風がふき霧がはれたら目のまえの君を誰だか知っておどろく

ランボー 最後の戦場
戦争にいいもわるいもないけれどたしかにぼくはきみのみかただ

秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE II ~私を愛した黒烏龍茶~
黙ってる顔でむちゃくちゃ怒ってることがわかって私も黙る

REC/レック
恋だってあっというまに伝染病みたく君にもうつればいいのに

屋敷女
赤い血が流れているって生きている証拠なんだね バンドエイド貼る

JUNO/ジュノ
妊娠を告げる娘の顔つきが結婚初夜の妻に似て 萌え

インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国
お宝な君のためなら人生の冒険家にもなれる気がする

ザ・マジックアワー
一瞬のマジックアワーをのがしても心配ないよあしたまたくる

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊2.0
きょうからはニューバージョンになりました勝負パンツを左から穿く

ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌
人魚でも哺乳類なら足じゃなくてもいいという男の都合

スピード・レーサー
恋愛も 負けじ魂親譲り走り出したら後には引けぬ

ハプニング
もうすでに出してしまったことなんか後悔してもそこにある白

ドラゴン・キングダム
酔拳といっては呑んでいるけれど強いところを見たことがない

スカイ・クロラ The Sky Crawlers
ブラウスのボタンをひとつはずせたら もっと大人になれたでしょうか?

ダークナイト
どちらかの仮面をつけてみたけれど自分で自分の顔は見えない

ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝
男って最終的に力だと言えずに技を磨いています

ハンコック
ほんとうは強いんだけど目をとじて水の流れにまかせてみたの

イントゥ・ザ・ワイルド
満天の星を見上げているようなひとりのようなふたりのような

落下の王国
いつまでも落下し続けられたなら飛んでることと同じじゃないの?

ウォンテッド
真っ直ぐな好きの気持ちを曲げてでも一緒にいたい離れたくない

アイアンマン
まわりからどう見えたってかまわない あなたのなかみ知っているから

おろち
ドーンとつい言ってしまったそのあとで唱えてしまうエコエコアザラク

蛇にピアス
名前など呼ぶ必要もないくらい大好きな人と暮らしています

ゲット スマート
彼がいることを承知で懐へ二重スパイのように飛び込め

東京残酷警察
せいかくやかたちがどんなにかわってもあなたであればぼくはだいすき

イーグル・アイ
守られている気がするの携帯にあなたのメール 握りしめてる

レッドクリフ Part I
信頼を力にかえて立ち上がる きみの壁になる守ってあげる

ブロークン
鏡には腫れてる顔が映ってる 昨日とちがう独りの今日だ

リダクテッド 真実の価値
ふしだらをかくせばかくすほど見たい その黒マジックはぎとってやる

その日のまえに
そうしんのメールばかりがたまるので その日がくるとおもってました

1408号室
現実じゃないと思い込みたくてなんどなんどもメールをみてた

ソウ5
泣きそうなこんな状況でもきみは笑ってくれる 救われないよ

ウォーリー
右手でも左手でもいいつないだら指をからめて離したくない

ブラインドネス
キスだけで見えないものを信じられる気持ちを君があたえてくれた

以下は感想と短歌はまだの映画です。

地球が静止する日

ミラーズ

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来年はどんな楽しい映画を観ることができるのでしょう、わくわく。

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ブラインドネス

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(C) 2008 Rhombus Media / O2 Filmes / Bee Vine Pictures

「ブラインドネス」という映画を観ました、原題もそのまま「BLINDNESS」です。

あらすじは、
街の交差点に止まった車の中で、何の前ぶれもなく突然目が見えなくなった男(伊勢谷友介)がパニックに陥る。その後、男は検査を受けるが原因は一向にわからない。しかも彼に接触した者も次々と視界が白くなり、目が見えなくなっていった。そんな中、療養所と呼ばれる隔離病棟が設けられ、発症者は強制的に収容されるが……。(シネマトゥデイ)

映画 『ブラインドネス』 公式サイト
http://blindness.gyao.jp/

真っ白になって何も見えないという表現は面白いと思いました、普通は暗黒になるのですものね。 また、見えないことへの恐怖や苛立ちはよく表現されていたと思います。 見えないということの主観的な描写はあまりなくて、傍からカメラ目線でそれを追って表していることで、一人だけ見えているということの同様な恐怖や苛立ちも同じレベルで表せていたと思います。

監視する目の見えている軍人が、だんだんと変になっていくのは、ちょっと違和感があって、外の人間として機械的に対応するほうが、中の狂気と落差があってよかったかも知れません。

どんどん周りの環境が汚くなっていくのは、街をふくめてリアリティがあったと思います、でも実際は獣道のように通るところだけに物がない、ということになるんじゃないかな。

見えなくなることで外見や職業や肩書きなど表面的なものは消えて、その見えないということを受け入れたあとに素の行動にでるのですが、それが善か悪かは人それぞれなのです。 同様に、見えてることが幸せなのか、ということも考えさせるのですね。

キスだけで見えないものを信じられる気持ちを君があたえてくれた (天国ななお)

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ウォーリー

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(C) WALT DISNEY PICTURES / PIXAR ANIMATION STUDIOS. ALL RIGHTS RESERVED.

「ウォーリー」というアニメーション映画を観ました、原題も同じく「WALL・E」

あらすじは、
西暦2700年の地球。宇宙に逃れた人間が残したゴミを、700年もの間片付け続ける“地球型ゴミ処理型ロボット”WALL・E(ウォーリー)。ある日、地球にイヴという名のピカピカのロボットが現れた。ずっと孤独だったウォーリーはイヴに恋をするが、イヴが宇宙船にさらわれてしまい……。(シネマトゥデイ)

WALL・E/ウォーリー
http://www.disney.co.jp/movies/wall-e/index.html

映画を観た娘によいところをきいたら、「だめだめな太った船長がだんだん良い人になって頑張るところ」と「小さいお掃除ロボット」がよかったと言ってました、でも私と違って「感動したけど泣かなかった」そうで、「やっぱりディズニー映画はいい、ハッピーエンドはよかった」とのコメントでした。

ウォーリーの動きが何かに似ていると思ったら、あのチャップリンの仕草に似ているんですね(あとで気がつきました)、無声映画で言葉がなくっても気持ちが伝わるという点もおんなじ、さらに純粋に誰か女性を好きになるところも似ている気がします。

観たあとに大好きな人と手をつなぎたくなる、そんな誰かのそばに居たくなる、とってもとっても素敵な映画でした。

右手でも左手でもいいつないだら指をからめて離したくない (天国ななお)

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ソウ5

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(C) 2008 Lions Gate Films Inc. All Rights Reserved.

「ソウ5」という映画を観てきました、原題だと「SAW V」とローマ数字(テキストはブイで代用していますけど)です、日本語のカタカナと数字の組み合わせの見た目はなんか格好悪いぞ(笑)。

映画「SAW5」オフィシャルサイト
http://saw5.asmik-ace.co.jp/

SAW の 1-4 を見た人で、6を見ようと思っている人だけが見る映画だと思います、あー、悪い意味ではないです(笑)。 でも、これだけ見ても映画として成り立ちませんから、もう毎回怖いシーンのある連続ドラマみたいな感じだというとわかりやすいかも。

場所と時間がいろいろ交錯するので、部屋や道具などいままでの流れを伏線としていたり、マニアックに楽しむにはいつも通りによいと思います。 5にかけてあるのか、5人が囚われの身になり、V字型のカッターが登場してます。 最終回に向けて(あ、たぶん最終回ね^^)いままで以上に分からないことだらけで終わってしまいます、次はどこから始まるのでしょう(笑)。

何を書いてもネタバレになってしまうので感想といえないけどこんな感じ、もちろん私は次回もちゃんと劇場で観ます、楽しみにしています。

泣きそうなこんな状況でもきみは笑ってくれる 救われないよ (天国ななお)

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1408号室

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(C) 2007 The Weinstein Company, LLC. All rights reserved.

「1408号室」という映画を観てきました、原題は「1408」です。 チケットを買うときに、「せんよんひゃくはちごうしつ」をくださいと言うのか「いちよんぜろはちごうしつ」みたいに言うのか、その場で悩んで一瞬凍りついてしまいました、あちゃー。 原作はおなじみの巨匠スティーヴン・キングさんです。

映画「1408号室」オフィシャルサイト
http://room1408.jp/

あらすじは、
作家で、アメリカ各地の超常現象などをルポしていたマイク(ジョン・キューザック)のもとに、一通の手紙が届いた。その内容はドルフィンホテルの1408号室には絶対に入ってはならないというもの。好奇心をかき立てられたマイクはホテルに出向き、入るのをやめさせようとする支配人のオリン(サミュエル・L・ジャクソン)を説得し、何とか1408号室に入るが……。(シネマトゥデイ)

この日本のオフィシャルサイトが、狙いとはいえ、とてもイライラします、文章を読んでいても 60 秒を過ぎると画面が Top にもどってしまうのですもの(笑)。

あらすじにある最初の手紙は誰が彼に送ったの(支配人の字だったか)とか、なんであんな部屋になってしまったとかの理由が分からないし、最後の支配人の挙動も不審なのだけど、そんなことはどうでもよいくらい、部屋での展開がやっぱり怖いというか面白いのです。

あきらかにおかしなことが起こる、怪奇現象がくるぞー、って観客にはわかっているのに、それを裏切らないし、それでも楽しめるのは、ある意味すごい映画だと思いました。

ここからネタバレしますよー、見ようと思っている人はご容赦ください。

唐突に流れる、The Carpenters の「We've Only Just Begun」は主人公じゃなくても驚きますわ。 歌詞の内容からいうとお話しに合っているような気もします、歌い出しを引用してみますね。

We've only just begun to live
White lace and promises
A kiss for luck and we're on our way

私たちは人生を始めたばかり
白いレースと誓いの言葉
幸せのキス、そして私たちは歩き始める

結婚式でよく使われる名曲ですが、live を「生きること」として、we're on our way の訳を「もうやりかけている」とすると、物語の始まりとしてはぴったりのような気もしました、無理やりですけど(笑)。

主役のジョン・キューザックさんのやられぐあいがまたよくって、白目をむくのがとても効果的。

部屋が物理的な攻撃をしてくるのではなく、あくまで精神的な幻影を見せ幻聴を聞かせているだけなのだけれども、主人公と同じようにそれを私たちも体験していきます、物が壊れたり怪我をしたりするのは、本当は自分自身で引き起こしていることなのですね、それが分かっていてもやっぱり怖い。

さらに、どこまでが夢だか分からないような、どんでん返しというか展開が、一瞬「なーんだ」と思わせておいてまた「えー」となってしまうのも、持って行き方がお上手なのです。

現実だったんだ、という最後のオチは簡単だけどやっぱり効果的でした。 密室もののサイコな恐怖が好きな人はぜひぜひ。

現実じゃないと思い込みたくてなんどなんどもメールをみてた (天国ななお)

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その日のまえに

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(C) 2008『その日のまえに』製作委員会

「その日のまえに」という日本映画を観てきました。
監督は大林宣彦さん、原作は、2005年に出版された、直木賞作家の重松清さんの同名短篇小説です。

あらすじは、
余命わずかと宣告された主婦のとし子(永作博美)は、夫の健大(南原清隆)と二人きりで結婚当初に暮らしていた町を訪れる。死が訪れる日が来るまで、とし子は息子たちには病を隠し通そうと決めていた。一方、少年時代の友人に会いにきた佐藤俊治(筧利夫)もまた、死が訪れる日を迎えるためにこの町にやってきたのだった。(シネマトゥデイ)

映画「その日のまえに」公式サイト
http://www.sonohi.jp/

奥さんの人の余命がない、という設定だけで私の苦手な展開で普通ならば進んで見ない映画なのですが(ごめんなさい)、短歌でお世話になっている歌人の笹公人さんが、主人公のお兄さん役で出演していることもあって、劇場に足を運びました。 でもでも、観てよかったです、心温まるとても素敵な映画でした。

私は、大林監督の映画を全て観ているわけではなくって、どちらかというと初期のころの代表作をいくつか、「HOUSE ハウス」「ねらわれた学園」「時をかける少女」「天国にいちばん近い島」というあたりを(リアルタイムで)観ていました。

そんなわけでじつは、ひさびさに大林監督の映画を劇場で見たのですが、始まってすぐに、そうそうこういう映画をつくられる監督だということを思い出し、それからはリアルとファンタジーが混在する世界をじゅうぶんに楽しむことができました。

テーマはまさに自分が死ぬ日、その日をいかに迎えるか迎えられるかという重いお話しなのですが、主人公二人の会話はとっても軽く進みます、表面上はまるで死を楽しみにしているかのように。

でも、とし子が映画の中で唯一泣く鏡の前でお化粧を落とすシーンと、それを見て健大が泣き叫んで階段を駆け下りるところで、あらためて二人のその悲しみを知ることができるのです。

もうひとつ平行して語られる死のお話はさらに少し重く語られているのだけど、どちらも死後は去る人も残る人も幸せな気持ちになっているであろうことが想像できてよかったと思います。

その二人を取り巻く周りの人たちの描かれ方も、その死に向き合うということへの、どちらかというと良い意味でのエピソードとしてあったのもよかったです。

表現に突飛なところがあったり、なんでだろうと思うところは、もちろんいろいろあるのだけれど、それもひっくるめて映画の世界なのだと思いました。 繰り返される音楽も、劇場を出たあとの新宿は夜の街で、つい口ずさんでしまうほど心にしみこみます。

南原さんの演技や台詞回しも、この設定なら大丈夫だし合っていたと思います、笹さんの演技は想像以上に怪演でしたが(ごめんなさい)、静かな彼女の両親との対比としても、とてもよいアクセントになっていたと思います。

そうしんのメールばかりがたまるので その日がくるとおもってました (天国ななお)

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リダクテッド 真実の価値

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(C) 2007 HDNet Films LLC

「リダクテッド 真実の価値」という映画を観てきました、原題も「REDACTED」で意味は「編集済みの」という感じだと思います。 「カジュアリティーズ」というベトナム戦争での集団強姦殺人を描いた映画を作ったことのあるブライアン・デ・パルマ監督が、今度はイラクで実際に起こった事件を題材にして、ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞しました。

あらすじは、
戦場をビデオ撮影し、映画学校入学のアピール材料にするというもくろみから、イラクでの兵役に志願した19歳のサラサール(イジー・ディアス)。検問所の任務に就いていたものの、大した映像が撮れないことに不満を感じていたサラサールは、ある夜、戦争遂行に役立つ証拠を捜索するという名目で、仲間とともに1軒の家に踏み込む。(シネマトゥデイ)

映画『リダクテッド 真実の価値』公式サイト
http://www.cinemacafe.net/official/redacted/

この映画はフィクションだが事実に基づいている、と冒頭に表示されます。 そのうえでドキュメンタリーのような映像が続き、あたかも記録映画を観ているような気分になるのです。

普段だったら絶対に観ない映画だし、観たことをすごく悔やみましたが、そこで目を背けてはいけない、真実をきちんと見なければいけないのだと、伝えようとしているのだから、もちろん最後までしっかり観ました。

その国の人もそうでない人も、敵も味方も、戦争はお互いに悲劇なんだと思う、戦争だから何がおこなわれても何をしてもいいなんてことはなく、そこでおこなわれたことは事実として認めなければ知らなければだめだ、ということなんだと思う。

登場している軍人のような常軌を逸した人がいるなんてまともには考えられないけど、戦争という非常識な状況では、もしかしたらありえるかもしれないと、だんだん思えてくるのです。

エンディングの静止画(写真)がリアルなものかフィクションのものか(どちらも混ざっていたように思うけど)わからないけれど、冒頭のテキストのように、目が黒く塗られていて、これは映画会社が塗るように命じたとのことで、まさにリダクテッドされたそうです。

少しだけど人間として希望が持てるシーンはあります、でもその程度では跳ね返せないほど重い現実があります。

物語の中でサラサールが撮る画像、監視カメラやインターネットの動画など、ビデオチャットやTVの取材映像などいろんな素材、もちろん作られた映像なのだけど、音楽やSEとあわせて現実感をすごく高めます。

遠い異国の地の出来事ではなく、日本でも自分たちのまわりでも形は違うけど起こっていることだと認識、いや考えるだけでも違うと思いました。 誰にでも薦められる映画ではないけれど、興味があるかたはぜひ。

ふしだらをかくせばかくすほど見たい その黒マジックはぎとってやる (天国ななお)

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ブロークン

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(C) 2008 LEFT TURN FILMS / THE BROKEN FILMS ALL RIGHTS RESERVED.

「ブロークン」という映画を観てきました、原題は「THE BROKEN/THE BRφKEN」とありますが、英語じゃないほうの表記は何語なのでしょう。 監督はショーン・エリスさんという、もともとフォトグラファーとして活躍していた人で、前作の初長編映画の「フローズン・タイム」で美しい映像を作り上げて注目を集めました。 今回はラブストーリーではなく怖い映画です。

あらすじは、
父の家で、家族や恋人とともに父の誕生日を祝っていたロンドンのX線技師ジーナ(レナ・ヘディ)。すると、大鏡が突然激しく割れ落ち、その場にいたジーナら5人は「鏡が割れると7年間不幸が続く」という迷信を笑いながら口にする事態となる。翌日、ジーナは自分と同じ車を運転する自分の姿を見かけ、その後をつけるが……。(シネマトゥデイ)

映画『ブロークン』オフィシャルサイト
http://www.broken-movie.jp/main.html

間違いなくネタバレします、どんな形でも見ようと思っている人は先を読まないでください、どうぞよろしくお願いします。

物語の前に、意味深なテキストが表示されます。 エドガー・アラン・ポーの文章だとは表記があるのでわかりますが、その場ではオリジナルが何かはわかりません。 調べてみると、1839年のウィリアム・ウィルソン (William Wilson) の終わりの文章でした。

「お前は勝ったのだ。己は降参する。だが、これからさきは、お前も死んだのだ、――この世にたいして、天国にたいして、また希望にたいして死んだんだぞ! 己のなかにお前は生きていたのだ。――そして、己の死で、お前がどんなにまったく自分を殺してしまったかということを、お前自身のものであるこの姿でよく見ろ」

エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 ウィリアム・ウィルスン WILLIAM WILSON (by 青空文庫) から引用
http://www.aozora.gr.jp/cards/000094/files/2523_20139.html

最後にはこの引用の意味がわかりますが、観ている間にこのテキストの内容を忘れてしまってました。

前作同様、いやそれ以上に、どこのシーンを切り取っても美しい静止画になるような、考えられた美しい構図の映画です。

さらに音楽と効果音が、それこそ効果的に使われています。 ちょっと使いすぎな感じもしたのですが、映像の雰囲気をさらに高めていたことには間違いないです。 エンディングタイトルのところで左右に音が振られるBGMも、ストーリを暗示していました。

映画館でチケット購入の際にこの映画に関する小さなパンフレットをいただきました、先に情報を入れないほうがよいと思ったので後で読んだのですが、読んでおけばもっと内容を理解できたと思います。 書かれていたキーワードは、内臓逆位、電話、Y38BCY、不審な人々、赤い色、カプグラ症候群、30 St Mary Axe です、公式サイトにもコメントとともに書かれています。

先に読んでいたらそこに注意をしていて、さらに面白さが増したかも、と少し悔やんでいるのですが、読まなくてもここはキーポイントだということは映像からもわかります。 それでも読みきれない部分があったのは、やはりわざわざ説明しなければいけないくらいその暗示が弱いのと、それより映像美に見とれてしまうからかもしれません。

電話とY38BCYと不審な人々のキーワードに関してはよくわかりませんでした。

携帯電話を使わずに、普通の電話ならではの呼び出し音は怖い響がありましたが、それ以上に何かの伏線になってたのでしょうか? チェロキーのナンバーもシンメトリーっぽいとは思いますがまったくの対称的にはなっていません、ただ、壊れた車の保管場所が同じ38だったのは気がつきましたが、単にナンバー合わせだったのかも知れません。 不審な人々は不審なだけでその意味は分かりませんでした。

さらにネタバレしますから、気をつけてくださいね。

内臓逆位は、物語の最初と最後に出てきます、名前に注目するところです、自分のものはたぶん事故のときの検査で撮ったものだと解釈すべきでしょう。 でも鏡に映ったものとしても、右利きが左利きになったり、髪の毛の分ける位置が変わったりしているわけではないところが微妙です。 傷の位置は夢の中では反対側になりました。

主人公の乗用車のチェロキーに代表される赤い色は、悪いことが起こる前兆としてあり、赤と共に登場する人物は悪として存在していると、プロダクションノートにも書かれていました、そのとおり(のような展開)になります。
チェロキーに関しては、冒頭で修理工場から受け取るシーンもありますが、わからなかったけどそこでも何か暗示的なことがあったのかもしれません。

30 St Mary Axe は空撮で登場します、確か(そのときはそう思ったのですけど)左右が反転している俯瞰があって、それがパラレルワールド的な暗示になっていました、それは地下鉄のシーンでもおんなじです。

電話ボックスにいた主人公(オリジナルとします)は、赤いチェロキーに乗っていたもう一人の自分(コピーとします)を見て、追いかけて自分の家に行きます。 はじめの描写では何があったかわからないけど、そのあと赤いチェロキーに乗ってバックミラーを気にして事故にあう、そこで記憶の欠落がある。

恋人が違う人間と入れ替わったと主張するが、頭を打ったせいのカプグラ症候群じゃないかと言われてしまう。 彼と一緒に写っている写真を撮った記憶もない、というけれど、実はそれはお父さんの誕生日パーティで撮った写真だということに気がつくと、勘の良い観客は、もしかして、と気がつくのかもしれません。

お父さんと一緒の写真も知らないといい、その写真のお父さんの顔がぐちゃぐちゃにされていた時点では、まだお父さんはオリジナルだった。

オリジナルの弟に、彼女は自分と同じ人間が入っていったアパートメントの話しをすると、それはお姉さんの自宅じゃないか、と言われるにいたっては、主人公と共に薄々気がつくのです。

ほんとうにネタバレしますよ。

彼氏と同じように、その部屋でオリジナルはコピーに殺されてしまい、コピーがチェロキーに乗って出かけた、返り血がついた顔をバックミラーで気にして衝突事故を起こしてしまう。 病院で気がついたときには頭を打ったことで記憶障害になっていて、コピーだということを忘れて、あたかもオリジナルのような行動をしていた。 というどんでん返しだったわけです。

部屋に入ってオリジナルの死体を見て、記憶がよみがえるわけです、その瞬間から表情豊かだった顔が能面のような顔に変わるところが怖いです。

彼女の部屋でオリジナルとコピーが争うシーンがどっちがどっちだかわかりにくくて混乱しがちですが、たぶんこういうお話なのだと思います。 わー、気がつけば伏線もたくさんだし、間違った解釈だったらどうしよう(笑)。

もちろんホラーなので、鏡の内側の世界とかあるし、弟のオリジナルな彼女が殺されるシーンなど(そこでも赤が出てきますが)、上のような理屈はどうでもよいお話ではあります。

鏡を割ったことで、そこにいた人たちのコピーが鏡の世界からやってくるお話し、オリジナルの近くの鏡が割れるたびに順にコピーが登場するのです、それも悪のキャラクターでオリジナルを殺していく。

そういう理不尽なホラー映画を美しい映像で見せてくれるという点で、とても優れた映画だと思います。

鏡には腫れてる顔が映ってる 昨日とちがう独りの今日だ (天国ななお)

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レッドクリフ Part I

Red_criff_02
(C) Bai Xiaoyan

「レッドクリフ Part I」という映画を観てきました、原題も「RED CLIFF/赤壁」です、有名な三国志の赤壁の戦いの映画化です、ジョン・ウー監督満身の作品の上映時間はなんと2時間25分でした(笑)。

あらすじは、
はるか昔の中国で絶大な権力を握る曹操(チャン・フォンイー)は、その兵力にものをいわせて敵国を攻めたてていた。彼の天下統一の野望を打ち砕くため、孔明(金城武)と周瑜(トニー・レオン)はともに協力し、連合軍を結成。だが連合軍の数はわずか6万、片や曹操の軍勢は80万で、その兵力の差は誰の目にも明らかだったが……。(シネマトゥデイ)

レッドクリフ
http://redcliff.jp/index.html

先に言っておきますが、画面に引きつけられるとても面白い映画でした。

物語が進むひとつひとつのエピソードを丁寧に描いていて、それだけで30分ドラマを五つつないだようで、戦闘シーンはゴレンジャー(古い)に代表されるようなスーパー戦隊シリーズみたいでした、あ、よい意味です(笑)。

三国志は読み物にも漫画にもたくさんなっていますが、そこに登場しているキャラクターのイメージを映画でもまさに伝承していて、それが戦隊もののように思えてしまうのですね、それぞれの大将はボスキャラに対応しています。 闘将たちがずらりと並ぶシーンはまさに「五人そろってゴレンジャー」で、歌舞伎の見えのようシーンも満載でした。

そんな連続ドラマの最終回は時間を拡大してお送りします、が、Part II という流れですね、同じく2時間半はあるそうですから。

映画の冒頭で日本語の説明が画面と共にあるので、あれー、間違えて吹き替え版の上映にきてしまったかな、と思わせる演出があります(笑)、終わりにも次回予告が入りました、わお。

金城武さんが諸葛亮という重要な役をやっていますが、前に観た「Sweet Rain 死神の精度」という映画のようにはまり役だったと思います、日本語でないので台詞回しがわかりませんが、一度見てしまうとまさにぴったりという配役に思えてしまいました、とってもよかったと思います。

エンディングクレジットは漢字と英語で書かれていたのですが、中国語の名前は二文字か三文字ということをあらためて気づかされたくらい、画面にとても綺麗にならんでいましたよ。

建物や戦闘シーンなど、CGを含めて非常によくできているので、ぜひ映画館の大きい画面で観ることをお勧めします。 あー、でも、CGではない倒れるお馬さんたちは、とても痛そうでかわいそうでした。

信頼を力にかえて立ち上がる きみの壁になる守ってあげる (天国ななお)


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イーグル・アイ

Eagleeyeposter
Copyright (C) 2008 DREAMWORKS LLC. All Rights Reserved.

「イーグル・アイ」という映画を観てきました、原題もそのまま「EAGLE EYE」です。 スティーヴン・スピルバーグさんが長年温めていた原案を、D・J・カルーソー監督が映像化しています。

あらすじは、
アリアという謎の女性の電話で引き合わされた互いに面識のないコピーショップ店員のジェリー(シャイア・ラブーフ)と法律事務所の事務係レイチェル(ミシェル・モナハン)は、愛するものを奪われ、アリアの指示通りに行動することを強いられる。2人はすべてが謎のまま命令に従って行動するが、やがてFBIの追っ手が迫る。(シネマトゥデイ)

イーグル・アイ
http://www.eagleeyemovie.com/intl/jp/

物語がどんどんと進んで、そんなの無理とか疑問を思うひまがないのがよかったです(笑)、その世界をとっても楽しむことができました。

以下、ネタばれしてしまうかも知れないのでご注意を。

もっと前に映画化していたら、きっと近未来のお話になって、その監視カメラやネットワークなどに関しても、わー、すごーい、という気持ちになれたのでしょうけれど、一般の人でさえ今ならありそうな話だと思ってしまう分だけ、そこの衝撃は弱くなってしまうのですね。

さらにアリアが、コンピュータ的な機械的判断で動いているようでもあるし、予測や人までも痛めてしまうようなAIな人間的な部分もあるという、いまひとつキャラクターが明確でないところが気になったりします。

逆に、主人公の二人の、わかのわからないものに命令され、信じられなかったり驚いたり、でも行動しなければいけない、という演技が非常によかったと思いました、シャイア・ラブーフさんは、インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国より断然よい演技でした。

アクションシーンやCGはもちろん凄いのですがそれだけでなく、FBIの捜査官とかそのほか端役の皆さんの演技もよくって、わからないものに対する恐怖や苛立ちや、政治家や軍隊や捜査官などの偉そうぐあいとか、人物の描かれかたはよかったと思います。

さらに、はじめからいろいろと布石が置かれていて、あとになるとその伏線がわかって、なるほどと思ったりするところはとてもよくできています。 それだけに、アリアの正体が明かされる部分がもう少しひねりがあるとさらによかったと思いました。

二人に対して確か、君たちは activate(アクティベイト)された、とアリアは言うのですが、ソフトウエア、システムの一部としての役割のために起動された感じがして面白かったです。 誰もが思う2001年宇宙の旅のHALのようだったり、どこかで見たようなシーンが幾つもありましたね。

ポルシェ・カイエンで逃げるカーチェイスのシーンは圧巻ですが、ティプトロ仕様でなくマニュアルシフトの車で、要所にクラッチを切ってギアチェンジしろー、という台詞が出てきます、何かわからないネタでもあるのでしょうか? ちなみに6速なんですけどギアはかなり入れにくくシフトダウンはヒールアンドトゥが必要だとか。 3速に入れておけば市街地ならシフトチェンジは必要ないくらいトルクがあるしスピードも出るそうです(笑)。

面白く、とっても楽しめる映画でした。

守られている気がするの携帯にあなたのメール 握りしめてる (天国ななお)

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東京残酷警察

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(C) 2008 FEVER DREAMS,LLC

「東京残酷警察」という映画をシアターN渋谷で観てきました、英語表記は TOKYO GORE POLICE です。 話題作「片腕マシンガール」に続く TOKYO SHOCKシリーズ第2弾! という肩書きがありまして、その「片腕マシンガール」の特殊メークなどを手がけていた西村喜廣さんの監督作品です。

観にいった当日は舞台挨拶がありまして、西村喜廣監督と、出演した長澤つぐみさん、泉カイさん、脚本にも参加したナコシサヤコさんが、映画の前後で登場なさってました。

初め西村監督一人だったところに、三人の美女がボンテージな衣装で登場、すかさず監督はふんどし一丁の姿になり、鞭にしばかれながら話が進みました(笑)、その画像が TOKYO SHOCK OFFICIAL BLOG に載ってす。

TOKYO SHOCK OFFICIAL BLOG
http://spopro.net/blog/tokyoshock/

終了後は、みなさん私服にもどって、さらに劇中CMの監督の山口雄大さんも加わってまたお話がありましたが、ナコシサヤコさんがポッキーを配ったり(私も直接くわえさせていただきました^^)、女優さんたちで両端から食べていき、そのまま濃密なキスへ移行したり、話はほとんどまとまりはなかったけど(笑)、とっても盛り上がってました。

褌にも鞭にもポッキーにもキスにも笑ってくれる友達と観に行ってよかった(嘘)。

あらすじは、
近未来の日本では警察が民営化され“東京警察株式会社”となり、新種の殺人ミュータント“エンジニア”とすさまじいバトルを繰り広げていた。ルカ(椎名英姫)は暗殺された元警察官の父(堀部圭亮)の後を継ぎ、特殊部隊のすご腕エンジニアハンターとなる。彼女は治安維持のため、迷うことなく次々とエンジニアを狩っていくが……。(シネマトゥデイ)

東京残酷警察 OFFICIAL SITE
http://www.spopro.net/tokyogorepolice/

予告編を見ていただければ、それだけでどひゃーな感じがわかると思いますが、スプラッターな凄い映画でした、とっても面白かったです。

基本時にはどのシーンでも肉がちぎれぶっ飛び血がどばーっと出てきます、それがもう半端のない遠慮のない量で、それだけでもう圧倒的、切り株シーンも盛り沢山。

さらにエンジニアと呼ばれる敵の造作を中心に、人体改造系も含めてその造りが最高でした。 特に、長澤つぐみさんのワニ女と泉カイさんの手足がカタナ女は動きを含めて凄かったです。

揺れる画面に駒落ちさせた早い動きの表現が特徴的で、気持ち悪さをさらに助長させる効果がありました、カメラにも大量に血しぶきがかかって画面が真っ赤になったりして、そのあたりの見せ方もうまいのです。

不条理な展開が笑いをさそったり、ときどきインサートされる劇中CMもおかしかったり、テキサスチェーンソーだったり、マトリックス風な動きもあったり、トータルリコールだし、チャンバラみたいだったり、ダースベーダーだし、武器がロケットパンチだったり、もう盛り沢山なのですが(笑)、無理に盛り込んでいる感じはしなくて、それがうまくまとまっているのです、エンジニアのボスと主人公のルカが話しをするシーンで、ウルトラセブンでのモロボシ・ダンとメトロン星人のちゃぶ台シーンを思い出しました、楽しいです。

もともとアメリカ資本でアメリカ公開だったということもあって、音楽もわざわざ日本ぽくって、太鼓に笛とか三味線?とかが入っているループする祭囃子的な曲がとっても盛り上げてくれます。

大きなスクリーンだと、その音楽と大量の血とスプラッターな描写がさらに楽しめると思うので、都内上映は今週一杯ですけど、その手が好きなかたはぜひぜひご覧ください。

せいかくやかたちがどんなにかわってもあなたであればぼくはだいすき (天国ななお)

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ゲット スマート

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(C) 2008 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED

「ゲット スマート」という映画を観てきました、原題もそのままな「GET SMART」、スパイアクションコメディ(笑)映画です、アメリカでは PG-13 だそうです。

オリジナルは1960年代のアメリカのTVシリーズです、007や0011など当時のスパイブームに乗っての製作で、日本でも「それ行けスマート」という邦題で放映されました。 当時の主役はDon Adams/ドン・アダムズさんで2005年9月にすでにお亡くなりになってます、エンディングクレジットで Don Adams and Edward Platt に捧ぐ、とありましたが、Edward Platt/エドワード・プラットさんは、同じくTVシリーズのチーフ役の人だったのですね、1974年に亡くなられてます。

私は、子供ながらに(笑)この番組は見ていた記憶があって、映画のオープニングを観たときにTVのオープニングを思い出しました、吹き替えを藤村有弘さんがなさっていて、真面目な顔をしながらギャグやパロディが繰り広げられる内容に、声がとてもはまっていた印象が残ってます。

1980年には「それ行けスマート 0086笑いの番号/THE NUDE BOMB」ということで一度映画になっていました、内容が面白かったので(笑)解説を引用させていただきます。

メル・ブルックスの脚本で60年代に大ヒットした、スパイ・パロディのTVシリーズを豪華に映画化。0086の暗号名で呼ばれるスマート。彼の元に、倒したはずの宿敵“ケオス”が再び悪事を開始したとの情報が入る。ケオスの目的は、全ての繊維を一瞬で消滅させる“ヌード爆弾”を世界中で爆発させ、服飾業界を独占することだった。スマートは美人助手とともに、ケオスの本拠地に向った。靴型電話、机型自動車など、おバカな秘密兵器が続々登場。イタリアの名優V・ガスマンが、プライドをかなぐりすててアホな悪役を演じきっているのに注目。(allcinema ONLINE)

今回の脚本にもメル・ブルックスさんが参加しています。

あらすじは、
アメリカ極秘スパイ機関“コントロール”が国際犯罪組織に襲撃され、スパイたちの身元が明るみになってしまう事態が発生。そこでコントロールのチーフ(アラン・アーキン)は、分析官のスマート(スティーヴ・カレル)をエージェントに昇格させ、整形したばかりの美女、エージェント99(アン・ハサウェイ)とコンビを組ませる。(シネマトゥデイ)

ゲット スマート
http://wwws.warnerbros.co.jp/getsmart/

スマート役のスティーヴ・カレルさんが、TV版と同じように真面目な顔でおかしな行動をするのがとても面白かったです。 アメリカンジョークだけではなくどちらかというと万国共通なギャグが、お決まりのようにお決まりなタイミングで繰り出されて、もう笑いっぱなしでした。

いろんな小物の秘密兵器が出てきたり、パラシュートの降下シーンとか、007 ムーンレイカーでのジョーズのような敵とか、レーザー光線とか、どこかでみたことがあるパロディなシーンも沢山ありました。

それでいてアメリカやロシアに対しての風刺もあるし、99号のアン・ハサウェイさんのお色気と二人の掛け合いにハードなアクションシーンもあって、とても楽しい映画でした。

この映画にコントロールのスタッフとして登場しているブルース(マシ・オカ)とロイド(ネイト・トレンス)が主人公の「GET SMART'S BRUCE AND LLOYD OUT OF CONTROL」番外編も作られています、こちらもトレーラーを見る限りとってもお馬鹿なお話のようです。

Masi Oka さん以外に日本人の名前をクレジットで探していたら、Production Accountant 経理担当ということで、Tomoko Yamamoto さんというかたのお名前がありましたよー。

それにしても、エンディングクレジットが始まったところで、早々に携帯電話を取り出す馬鹿なカップルが隣にいて、さすがに、眩しいからやめてくれ、と言ってしまいました。 音楽を楽しみつつ最後まで観ていたい私からすると超迷惑で、早々に席を立つのだったら、なんで数分のことなのに我慢ができないのでしょう、慌ててメールチェックする必要なんてあるのでしょうか、自己中な行為だということをわかってないんですよね、楽しい映画の気分がちょっと下がってしまいました。

とはいえ^^;、面白くて楽しい映画でした。 わざわざ映画館で観なくてもという気もしましたが(笑)、大勢で笑いを共有できるのは楽しいし、少しでも英語がわかるのならば日本語字幕で見たほうが面白いと思います、TVドラマ版を知っている人ならぜひぜひ。

彼がいることを承知で懐へ二重スパイのように飛び込め (天国ななお)

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蛇にピアス

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(C) 「蛇にピアス」フィルムパートナーズ

「蛇にピアス」という日本映画を観てきました、英語の表記は Snakes and Earrings とありまして、蛇には耳がないのにイヤリングという組み合わせが面白い表現だと思いました。 原作は金原ひとみさんの第130回芥川龍之介賞受賞作品です、すみません、やっぱり読んでいません。 監督は演出家の蜷川幸雄さん、金原さんの希望だったそうです。

あらすじは、
蛇のように割れた舌を持つ男アマ(高良健吾)と出会った19歳のルイ(吉高由里子)は、自分とはまったく違う世界に住む彼と付き合いつつ、アマの紹介で知り合った彫り師シバ(ARATA)とも関係を持ち始める。ルイはピアスを開け、背中に入れ墨を彫り身体改造の痛みと快楽に身を委ねる日々を送るが、どこか満たされぬ思いを抱えていた。(シネマトゥデイ)

映画『蛇にピアス』公式サイト
http://hebi.gyao.jp/

今回はネタばれを書いてしまうと思います、見ようと思っているかたは、どうぞご注意を。 そして、ちょっと解釈のしかたが違う気がするけど、今回はこんな感想にしてみます。

ピアスだの刺青だと痛い映画なんだけど、私はなぜかあまり痛みを感じませんでした。 ピアスをつけるシーンにしても刺青を入れるシーンにしても非常にリアルに描いているし、シバさんの手際も本物に見えるのに、そこにはあまり痛さがないのです、一番痛そうだったのは、特別出演していた、藤原竜也さんと小栗旬さんのチンピラさんが、アマにボコられるシーンでした(笑)。

きっと痛いのだろうと想像はできるのだけど、ルイが痛みに強く極端に痛がらない表現になっているからなのかもしれません、と、ここまで書いて気がついたけど、喧嘩のシーン以外は血が出ていないからというのもあるかもしれませんね。

逆に、彼を失ったときのルイの心の痛みが際立って伝わりました、もうどうしてよいかわからない不安や悲しみが痛いほどわかります。 それまでの淡々とした彼女の言葉や動きがすごく対比に効いていました。

自分のことを愛してくれているということだけで、名前や年齢や仕事など他は何も知らなくてよいのです。 そのアマとセックスすることと、愛しかたは違うけれど自分を望んでいるシバに対しても受け入れてしまうことに、やはり同じような理由を思いました。

実は肉体的な物理的な痛みなんてたいしたことはなくって、精神的な痛みのほうが人にとって苦しくて痛いことなんじゃないかと伝えたかったのかも。

最後は、真実はどうなの? という展開になりますが、そうだとしたら、それも自分の愛するものを手に入れるためという理由になります。 それは決して神様のすることではなくとても人間らしい行動だし、いままでのシバのスタンスとは変わってしまったわけですが、それも愛の力だというのかも。

ひとつだけ、アマが彼女を守るためにやっつけた奴の歯は、彼から愛のあかしだともらったものだけど彼のものじゃない、それを食べることに映画を観ているときは違和感があったのだけど、それが本名とか年齢とか何も知らない彼との唯一残っていた接点だったとすればわからないでもない、と、あとで思いました。

エンディングで座り込んでから立ち上がるときのルイの顔に、なにか決意みたいなものが見られた気がしました。

オープニングから音が入るまでの映像が格好良かったです、劇中の渋谷の街並みや人並みが非常にリアルに感じられました。 スプリットタンやピアスの描写のCGは自然で違和感なくみることができます。

セックスシーンも多く彼女といく映画ではないと思ったけど、みたいと言っていた友達と一緒に観てしまい、帰りがけに、手を縛りたいと言ってみたら殴られました(嘘)。 若いカップルもたくさん観にきていて、これを語り合える二人なら大丈夫だろうけど、重い話には違いないので、知らずにみちゃった組がいたら大変だなーと思いつつ(笑)、大人じゃない若い人たちに観てもらいたい映画だと思いました。

名前など呼ぶ必要もないくらい大好きな人と暮らしています (天国ななお)

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おろち

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(C) 2008「おろち」製作委員会

「おろち」という映画を観てきました。
ホラー漫画の大御所、ご自宅の概観でも話題になりました、楳図かずおさんの同名ミステリーの映画化です。 原作は全部で9つのお話があって、そのうちの「姉妹」と「血」という2つのお話を元にして作られています。

あらすじは、
人の世をさまよい、人間の心の闇を見つめてきたおろち(谷村美月)が家政婦として潜り込んだ門前家には、二人の美しい姉妹がいた。当家の女性は29歳を過ぎるころには突然、その美ぼうが崩れ、果ては化け物のように醜く死んでいくという。ある日、妹の理紗(中越典子)は死にゆく母親の口から、もう一つの門前家の秘密を打ち明けられる。(シネマトゥデイ)

映画『おろち』公式サイト
http://www.orochi-movie.jp/index.html

UMEZZ.com 楳図かずおオフィシャルホームページ
http://umezz.com/jp/index.html

このポスターは、楳図かずおさんのファンな蜷川実花さんが担当しています。 原作を読んでいないので、どこまでが映画のオリジナルかがわかりませんが、私が思う楳図かずおさんの雰囲気は、画面からじゅうぶんに伝わっていたと思います。

なにより主役のおろち役な谷村美月さんが、楳図さんの描く美少女な感じがありました、あー、どちらかというとかわいい方向ですね、服装もそれらしく、そして私の好きなタイプに似ている気もしたのだけど、あ、某美人部長にも似ている気がする(笑)、彼女を見ているだけでも満足ですわ。

物語にはいろいろオチがあるので内容は書きませんが、人間の、というか女性のどろどろっとした部分と暴力シーンがやはり印象的なのと(女優さんてすごいなー)、逆にそこを超越していたはずのおろちが巻き込まれていく(ように見える)ところが面白かったです。

主役の三人の女性以外にも、個性的な脇役がそろっていて、恐怖映画っぽかったです。 とはいえ、最近のスプラッターものや恐怖ものに比べればそれほど恐ろしいシーンはなくって、どちらかといえば内面的な葛藤や怖さを伝えようとしていましたね。

古い日本映画のようなカットとカメラワークに場面転換が、なんとなくTVの二時間ドラマのような感じがしました、あ、よい意味です(笑)。

ドーンとつい言ってしまったそのあとで唱えてしまうエコエコアザラク (天国ななお)

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アイアンマン

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(C) 2008 MVLFFLLC. TM & (C) 2008 Marvel Entertainment. All Rights Reserved.

「アイアンマン」という映画を観てきました、原題もそのまま「IRON MAN」です。 正直にいいます、最近観た他のヒーローもののハンコックより面白かったし、重いダークナイトよりも楽しめました。

あらすじは、
億万長者で発明家の軍需産業会社社長トニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)は、視察に訪れた軍のキャンプでテロリストの奇襲に遭い、胸を負傷してしまう。やがて自分の会社の兵器がテロリストに悪用されている衝撃の事実を知ったトニーは、自ら戦闘用のスーツを作り、“アイアンマン”となってテロリストに闘いを挑む。(シネマトゥデイ)

アイアンマン - オフィシャルサイト -
http://www.sonypictures.jp/movies/ironman/

今回はネタばれを書いてしまいます、ご注意ください。

一昔前だったら、もっと荒唐無稽な感じだったのでしょうけれど、今現在ならもしかするとかなり近いことができるかも知れないと思わせてくれます。

それでも、洞窟で手作業でスーツを作っちゃったり、小型のエネルギー発生装置ができたり、硬いスーツは大丈夫でも中の生身の人間は壊れちゃうだろうとかいろんな無理はあるのですけど、それはアメコミな勢いで全然気になりません(笑)。

それよりもコンピュータとのやりとりや、設計用の3Dのディスプレィが格好良かったり、アイアンマンの中のヘッドアップディスプレイのデザインとか、とても洗練されていてお洒落、それでいて携帯電話と通信できたり、意味無く消化剤をまかれたり、吹っ飛ばされたりのギャグもあって楽しい。

もちろん兵器としての能力で、空を飛べたり(笑)、チャフやフレアをぶん撒いたり、人質を取られても敵だけロックオンして同時にやっつけたり、小型の徹甲弾みたいなミサイルが出てきたり、あげくにかめはめ波も出せるし(笑)、そのあたりの小技や描写もとてもよくできていて、だんだんと完成されていく工程など、メカ好きな人もたまらないと思います。

それでいて、戦争というもの軍事産業というもの、みたいな部分もちゃんと描かれていているし、いきなり女性記者とラブシーンがあるのに美人な秘書さんとは最後までキスもしなかったり、などお色気もちゃんと入っているのもよいです。

エンドテロップのあとに、長い名前の(笑)アメリカの秘密組織の長官が登場してある台詞をいいますが、それがこの先のアイアンマン2の次あたりの話の布石になっているのですが、アメコミファンではない私にはよくわからず、「アベンジャーズ」をあとで検索してしまいました(笑)。

ハルクにアイアンマンが登場していたり、この映画でも軍人さんがアイアンマン弐号機に「今後乗ろう」とかいう台詞とか、このあたりの遊びは詳しい人にはとても嬉しいと思いつつ、まったく知らなくっても楽しめる、とってもよい映画でした。

まわりからどう見えたってかまわない あなたのなかみ知っているから (天国ななお)

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ウォンテッド

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(C) 2008 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

「ウォンテッド」という映画を観てきました、原題もそのまま「WANTED」で、R-15です。 指名手配、ということなのですが、あまり内容を表しているとは思えなくって、なんでこのタイトルなのかと思ってました。 原作を見るとわかるのでしょうか?

監督は、「ナイト・ウォッチ」「デイ・ウォッチ」を撮ったロシアのティムール・ベクマンベトフさん、その二作も面白かったですが、この映画もかなり面白かったです。

あらすじは、
恋人にも捨てられ、人生にうんざりしているウェズリー(ジェームズ・マカヴォイ)。そんな彼の前に突如現れた謎の美女フォックス(アンジェリーナ・ジョリー)は、ウェズリーの亡き父が秘密の暗殺組織をけん引するすご腕の暗殺者だった事実を彼に知らせる。しかも父亡き今、ウェズリーは組織を継承する立場にあると言い……。(シネマトゥデイ)

『ウォンテッド』 CHOOSE YOUR DESTINY! 2008・9・20(SAT) ROADSHOW
http://www.choose-your-destiny.jp/

そんなわけで、映像美が売りでもある映画なので、今回もなるべく予告編を見ないようにしていました、以下、ネタばれもありますのでこれから観る予定がある人はご注意を。

初め、パニック障害のように主人公は緊張すると動悸が激しくなり息苦しさを覚えるという状況説明がオフィスのシーンであります。 実はそれが、テンションが上がると脈拍も異常に上がり体内時計が高速に進むため、そのぶん逆に周りがスローモーションに見える、という特殊能力だったりする、というのが、視覚効果と音で観客伝えられます。 初めは苦しさを、後半では高揚感として共感させてくれます。

それがさらに、弾が飛ぶシーンや自動車が空転するシーンなどをスローモーションで見せることとシンクロしていくのですね。

仕事を辞めるとき、PCのマイキーボードで同僚の顔を張り飛ばします、そこもスローモーションシーンで、バラバラになったキーが空中で「FUCK YOU」と並んだりするギャグもあったりするのですが、あとで考えたら「U」の字は二つ無いですよね、予告編を見たら最後のUは抜けた奥歯がひっくりかえって飛んでました(笑)、「SORRY」も含めて、細かいネタも沢山ありました。

そんな言葉遊びなのか、たとえばアンジェリーナさん演じるフォックスは全身刺青しているのですが、腕には「TOIL」「TEARS」と書かれていたり、最後の弾には「GOOD BYE」と書いてあるのが、特殊能力を持つ主人公には、もちろん読めたということとか、いろいろと。

もうひとつ象徴的な弾を曲げるシーンでは、大砲やロケットなどは地球の自転の影響(コリオリの力)を受けて曲がるという話を思い出しました。 この場合はその角運動を人間が起こしているというより、テニスのトップスピンというかドライブをかけるような動きでコントロールしているように見えました。 でも、映画上では「気合」で曲げるという話でしたね(笑)。

ストーリーはそれほど複雑な話ではありませんが、要所要所の出来事の映像表現が、もうとてもよくできているので、飽きることなく物語が進んで行きます。

現実離れしているところも沢山ありますが、そんなの関係なく楽しんで観ることができます、アクションとSFXが、そしてアンジェリーナ・ジョリーさんが好きなかたはぜひぜひ。

真っ直ぐな好きの気持ちを曲げてでも一緒にいたい離れたくない (天国ななお)

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落下の王国

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(C) 2006 Googly Films,LLC.All Rights Reserved.

「落下の王国」という映画を観てきました、原題は「THE FALL」です。
「ザ・セル」という映画が有名なターセム監督が製作した、世界各地で撮影されたとっても美しい風景とともに語られる物語。

あらすじは、
左腕を骨折して入院中の5歳の少女アレクサンドリア(カティンカ・ウンタール)は、脚を骨折してベッドに横たわる青年ロイ(リー・ペイス)と出会う。彼は彼女にアレキサンダー大王の物語を聞かせ、翌日も病室に来るようささやく。再びアレクサンドリアがロイのもとを訪れると、彼は総督と6人の男たちが織り成す壮大な叙事詩を語り始める。(シネマトゥデイ)

映画「落下の王国 - The Fall -」オフィシャルサイト
http://www.rakka-movie.com/

ネタばれをしてしまうかもしれません、これから観ようと思っているかたはご注意を。

主人公の青年も少女も二人とも「落下」して怪我をして病院にいる、物語のいろいろなところで、青年が語る物語の世界でも、現実の世界でも、落下するシーンが何度も出てきます。

まわりの壮大な景色や建築物を写すため、人物が非常に小さく写る引きの映像が多用されているのも特徴ですが、なによりいろんなところで書かれているように、CGではない実際の風景だというところがすごいです。

世界遺産として有名な場所はもちろん、見たこともないような美しい景色など、監督が世界各地を仕事でまわりながらロケハンしていた場所を選んだそうです、何よりもそれが圧倒的。

「ザ・セル」でも衣装デザインを担当したあの石岡瑛子さんが今回も参加していて、風景に負けない視覚だけでも語りかける衣装がまたすばらしかったです。

青年が話す物語で、はじめのうちは、レントゲン検査技師の放射線避けの服装が、敵の鎧のモチーフになっていただけぐらいなのに、だんだんと現実の人たちが主人公として登場してきたり、氷をなめたりお酒をのんだりな行動も、クロスオーバーしてきます。

主人公の女の子は素人さんだそうで、その彼女がまさに演技といえない天真爛漫純粋な台詞と動きで、心を打ちます。

架空の物語は仲間が減り、最後はバッドエンドで終わってしまいそうになります、それは現実の世界でもそうなってしまいそうになることとシンクロしていきます。

でも、「落下」が挫折とかマイナスなイメージだとしたら、その女の子が青年に、そこからまた登ってくる、生きる気持ちを呼び起こさせるのです、それはとても感動的。

映画の終わりで病院でみんなで映画を見るシーンがあります、そこには青年も含めた架空の物語の登場人物らしき人たちも登場しています。
無声映画なので、ソロバイオリニストが音楽を演奏していますが、そこからエンドロールにも流れるベートーベン交響曲第7番とつながっていきます。

最後は無声映画時代のドタバタなスタントシーンがコラボレーションされて現れます、そういう映画自体が彼が語っていた架空の物語みたいなもので、それを作れる人というものは、いろんな可能性を持っているだ、とも言っているようでした。

そのシーンに青年がまたスタントマンとして登場しているかどうか、本当は定かではないのだけれど、女の子の目にはちゃんと映っている、信じさせてくれているのです。

壮大な風景と現実のお話がまっちんぐした、とてもよい映画でした、前回の「イントゥ・ザ・ワイルド」同様に、劇場の大きな画面で観ることをお勧めします。

いつまでも落下し続けられたなら飛んでることと同じじゃないの? (天国ななお)

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イントゥ・ザ・ワイルド

Intothewild
(C) MMVII by RIVER ROAD ENTERTAINMENT, LLC and PARAMOUNT VANTAGE,A Division of PARAMOUNT PICTURES CORPORATION. All Rights Reserved

「イントゥ・ザ・ワイルド」という映画を観てきました、原題もそのまま「INTO THE WILD」です。 物語の中では「in the wild」という使いかたが多かったけど、お話的には INTO な感じです。

ジャーナリストにして登山家なジョン・クラカワーさんというひとの「荒野へ」(INTO THE WILD)という本が原作になっていて、俳優で映画監督のショーン・ペンさんが美しいアメリカの大自然とともに映像化しています。

あらすじは、
大学を優秀な成績で卒業したクリス(エミール・ハーシュ)は車や財布を捨て、自由を手に入れるための放浪の旅に出る。労働とヒッチハイクを繰り返し、アメリカからアラスカへと北上。アラスカ山脈の人気のない荒野へと分け入り、捨てられたバスの車体を拠点にそこでの生活をはじめる。(シネマトゥデイ)

映画『イントゥ・ザ・ワイルド』オフィシャルサイト
http://intothewild.jp/top.html

ネタばれを書いてしまいそうです、これから観ようと思っているかたはご注意を。

経験や年齢、立場によって感想が違う映画になってしまうのではないかと初めは思ってました。

たとえば、子供を持つ親としては、子供があの選択をしてしまうことに対してとか、いままさに大学を卒業しようとしている若者の感想とか、裕福であるとかないとか、家族がいるとかいないとか、そういう環境による思うことの違い。 でもそれは映画の中で、主人公に関わるいろんな人たちが、彼と話す彼に語ることの違いとしてあらわれているように思えました。

映画では、両親の複雑な関係や彼への期待や対応などへの反発が、新しい自分の思う人生を見つけたい、というきっかけにはなっていますが、最終的には、彼の、ではなく、人としての本当の自由や幸福ってなんだろう、ということを彼を通して伝えたかったのだと思いました。

けっしてずっと独りになりたかったのではなくって、独りになって考えてみたかっただけ、残念ながら仲間や家族のもとへ戻れなかったけれど、現実が映画通りだったとしたら、すくなくとも幸せの答えは出ていたのですね。

映画の終わりのところで、彼の手記としての結論が語られます。 英語では覚えていた単語から、Happiness と shared そしてタイトルの into the wild で検索すると、こんなセンテンスが見つかりました。

Happiness is real when shared.
Happiness only real when shared.

幸せは分かち合うときに本物になる。

そのあとの映像とモノローグで、もしも僕が笑いながらあなたの腕に飛び込んだらどうなるのだろう、今、僕が見ているものをあなたも見えるのだろうか? と流れました。

穏やかな死に顔で(まるでキリストのようだと友達が言ってました)彼がマジックバスの中から見上げている空のこと、ひいてはその自然の全て、そして彼の気持ちが、最後は本当の自分の名前を記したということとあわせて、家族と分かち合えると思ったのではないでしょうか。 もちろんそのモノローグは私たちにも問いかけているのです。

検索して知りました、映画は、ジョージ・バイロンさんの「断片」という詩からの引用で始まっています。

There is a pleasure in the pathless woods,
There is a rapture on the lonely shore,
There is society where none intrudes,
By the deep sea and music in its roar:
I love not man the less, but Nature more,

最後の行は「われわれは人を愛する心の薄きにあらず、自然を愛する心の深きなり」と訳されてます。

148分と長い映画ですが、スタント無しでまさに彼になりきった(映画のラストにあらためてそう思いました)エミール・ハーシュさんの演技はすばらしく、その彼と一緒に、周りの人たちの話を聴きながら感動的な風景を感じながら旅をすることができます、とてもよい映画でした。 ぜひ、大きな画面で堪能して欲しいと思います。

満天の星を見上げているようなひとりのようなふたりのような (天国ななお)

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ハンコック

Hancock
(C) 2008 Sony Pictures Digital. All Rights Reserved.

「ハンコック」という映画を観てきました、原題もそのまま「HANCOCK」です。
こういうタイトルのときはだいたい人の名前ということが多いそうですが、今回は原作はなく映画用に考えられた脚本らしく、初めは JOHN HANCOCK という名前そのままのタイトルだったそうですわ。

ネタばれになりそうですが、この JOHN HANCOCK の名前の由来は何かありそうなのですが、私にはよくわからなくて、調べてみるとアメリカで有名な JOHN HANCOCK は政治家で、マサチューセッツ州の初代知事となった、アメリカ独立宣言に最初に署名した人らしいです。 でも、それでは理由がわからない、どうしてこの名前で呼ばれたか、知っている人がいたらこっそり教えてくださいね。

あらすじは、
強大な力を持つヒーロー、ハンコック(ウィル・スミス)だが、酒好きでキレやすく市民には歓迎されていない。ある日、事故を防ぐために電車をエルボーで止めたハンコック。このときに助けられたPRマンのレイ(ジェイソン・ベイツマン)は、嫌われ者のハンコックに真のヒーローになってもらうべくさまざまな戦略を練るが……。(シネマトゥデイ)

ハンコック - オフィシャルサイト
http://www.sonypictures.jp/movies/hancock/

情報を入れずに観たので(あー、予告編は見てましました、予告編にあったシーンでカットされていたシーンがありましたね(笑))、知らなかったのですが、いちおう、えー、というどんでん返しがある映画なので、なるべくネタばれしないような感想にしますが、ご容赦ください。

お酒を呑みながら空を飛ぶシーンとか、あちらではR指定になってしまいそうだったので、撮り直したとかいう話もあったくらい、かなりいままでのヒーローから外れていて、それがまさにコメディになってます。

いくつか面白かったシーンを挙げると、
たとえばハンコックの悪行がYouTubeでUPされていたり、歴代のヒーローについてのハンコックのコメントがとんでもなかったり、警察のみんなに「Good Job」と言うようにと発音から教えられて、さらに現場でやっと言えるようになったので乱発しているといいから早く助けてといわれたり、とにかくちょっと皮肉った笑いがたくさん。

「あすほーる」でキレる人もいれば「くれいじぃ」でキレる人もいる汚い言葉のやり取りも対比として笑ってしまうのですが、そのあたりから急にシリアス風な話になってしまうのです、てっきり最後までコメディなのかと思ったのに、わお。

賛否両論な後半部分は深読みをすればなるほどと思えるけど、観てるときはとてもそこまでは思えませんでした。 でも、単純に荒唐無稽さを楽しむだけでも面白い映画です、お前の頭をこいつのケツの穴に突っ込んでやる、を本当に実行する夢のような展開の連続だし(笑)。

まあ、それでも根底にあるのは愛の力だといってもよいと思います、素敵(笑)。

ほんとうは強いんだけど目をとじて水の流れにまかせてみたの (天国ななお)

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ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝

Themummy3_galleryposter
(C) 2008 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

「ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝」という映画を観てきました、原題は「THE MUMMY: TOMB OF THE DRAGON EMPEROR」です。 シリーズの一作目「ハムナプトラ 失われた砂漠の都」がもともとは1932年の「THE MUMMY/ミイラ再生」という映画のリメイクということで「THE MUMMY」がタイトルなのです。 ハムナプトラは都市の名前なのですが、なぜか邦題ではそこをピックアップしたということですね、でも今回は中国が舞台でハムナプトラは出てきません(笑)。

あらすじは、
“シャングリラの目”と呼ばれる巨大なブルーダイヤを返還するため、外務省の依頼で上海にやって来たリック(ブレンダン・フレイザー)とエヴリン(マリア・ベロ)は、現地で遺跡の発掘にいそしんでいた息子アレックス(ルーク・フォード)と再会。そんな中、アレックスの発掘した皇帝のミイラが生き返る事件が発生する。(シネマトゥデイ)

『ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝』★大ヒット公開中!
http://www.hamunaptra3.com/

先に告白しますが、2 だけちゃんと観ていません、すみません(笑)、ネタばれをしない予定ですが、いちおうこれから観ようと思っているかたはご注意を。

前作を知らなくっても問題なく楽しめると思います(いいわけ^^)もちろん知っていると楽しい部分も沢山あるので(おいおい^^)DVDとかでチェックしてから観るほうがより楽しめます。

今回は火や水など、特に砂を使ったCGの表現が印象的な映画ですが、例によってそれを使った顔もちゃんとお決まりで出てきます(笑)、さらに今回はなぜか突然中国が舞台になりまして雪も登場します。

この前、ドラゴンキングダムという映画でジェットリーさんを堪能したばかりですが、今回の皇帝もはまり役でした、アクションシーンもかなりありますし、乗馬シーンもありますし、いろんなものに変身するし(笑)、とてもよかったと思います。

予告編で見られるような壮大な戦闘シーンもありますが、もともと細かいギャグが沢山ある映画なこともあって、上海街中の追い駆けっこシーンなどかなり楽しかったです。

そのCG具合はぜひ映画館で観てほしいのですが、それだけではなく、インディアナ・ジョーンズの最新作のように、夫婦に息子という組み合わせの家族という、夫婦愛、家族愛もテーマにあって、永遠を生きる母娘と併せてちょっとグッとくるシーンもあります。

とはいえ基本はエンタテインメントなので、理屈抜きに楽しむとよいと思います、個人的にはインディより面白かった、と言ってしまおう(笑)。 ブレンダン・フレイザーさん演じる主人公リック・オコーネルはある意味私の目指すやんちゃなオヤジ系でした。

男って最終的に力だと言えずに技を磨いています (天国ななお)

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ダークナイト

Thedarkknight
TM&(C) DC Comics (C) 2008 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved

「ダークナイト」という映画を観てきました。
なぜか勝手に暗い夜だとばっかり思っていたお馬鹿な私です(笑)、原題は「THE DARK KNIGHT」です、暗黒の騎士ということなのですね、映画の終わりでもあらためてその言葉が出てきて、なるほどー、と思わせます。

あらすじは、
悪のはびこるゴッサムシティを舞台に、ジム警部補(ゲイリー・オールドマン)やハーベイ・デント地方検事(アーロン・エッカート)の協力のもと、バットマン(クリスチャン・ベイル)は街で起こる犯罪撲滅の成果を上げつつあった。だが、ジョーカーと名乗る謎の犯罪者の台頭により、街は再び混乱と狂気に包まれていく。最強の敵を前に、バットマンはあらゆるハイテク技術を駆使しながら、信じるものすべてと戦わざるを得なくなっていく。(シネマトゥデイ)

ダークナイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/thedarkknight/

ネタばれするような内容はなるべく書かないつもりですが、難しいようなのでこれから観ようと思っている方はご注意を、なによりこの映画は実際に映画館で観たほうがよいと思います、すごい映画でした。

長い映画だと知らなかったので、体感的に二時間を過ぎたあたりでそろそろ終わりの展開になると思っていたら、さらに話は進んでさらに驚ろいてしまいました。

ジョーカーは行き当たりばったりのようでいて、非常に緻密であり計画的、特に心理操作にたけているのは、羊たちの沈黙のレクター博士を思い出させましたよー。

ジョーカーの武器や起爆装置など非常にアナログなのに対して、バットマンのハイテクさが対象的で、それでいてジョーカーに翻弄されてしまうところが面白いところです。 口調と動きもまさに対象的。

それでいて、DARK KNIGHT 暗黒の騎士に対する光の騎士 WHITE KNIGHT はデント検事であるところの、同じ正義を目指すものの対比もあるところがストーリーを盛り上げつつ、光の騎士が彼のダークサイドに入り込んでしまうところが、顔と併せて怖いです。

確か字幕が光の騎士になっていたので、White ホワイトという発音が難しいこともあって、はじめは英語でなんて言っているかわかりませんでした。

警部補が殺られたにもかかわらず、という展開から、彼女が殺られたところでももしやと思ったのに、関わる二人の方向性を決めるのに死んでしまう必要性があったのですね、あっけなくというか遠慮なく。

陰陽という意味では終わりの船の乗客にも当てはまりますが、こちらはこの映画で唯一良いシーンでした、投げたときには思わず、あっ、と声を出してしまいそのあとジーンとしてしまいました、救いの無い世の中だけど人間もまだまだ捨てたものじゃないと思わせます。 でもそこに持ってくる展開はちょっと無理があるかとは思いましたねー(笑)。

正義とは、悪とは、というはっきりしたものは実は存在しなくて、味方だと思っていたものがそうではなく、誰も信じられなくなってしまう、それでも信頼に足る人たちはそれぞれいたりするんだ、とも言っている。 正義のためには物を破壊したり人を殺しても仕方が無い、法律も超えてしまうような、まるで戦争のようなお話なのですが、それでもあきらめてはいけない。

それを映画は、ジョーカーとバットマンを使って私たちに伝えようとしています。 はたしてその結末は映画を観てのお楽しみ、ということなのですが、本当に凄い映画でした。

珍しくメカとか細かい突っ込みをしていませんが(笑)それだけそんなことはどうでもよいくらい凄く心理的にもやられた映画だったと思ってくださいませ、大ヒットになるだけのことはあります、機会があればぜひぜひ観てください。

どちらかの仮面をつけてみたけれど自分で自分の顔は見えない (天国ななお)

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スカイ・クロラ The Sky Crawlers

The_sky_crawlers
(C) 森 博嗣 /「スカイ・クロラ」製作委員会

押井守監督の最新作、「スカイ・クロラ The Sky Crawlers」という映画を観てきました、今回も、もちろん原作は読んでなく、映画館での予告編を観た程度の前知識で、そこでの空中戦の描写が凄いと思い、それが最高のシーンだったりすることが往々にしてあるのだけれど、本編ではそれ以上に凄いシーンがいっぱいな映画でした。 Crawler の発音はクローラーだと思うのですがそうすると水泳のイメージになってしまうからクロラなのでしょうか、空をはいまわる子供たち、という感じなのかしら。

あらすじは、
永遠に生きることを宿命づけられた“キルドレ”と呼ばれる子どもたちが暮らす、もう一つの現代で、彼らは“ショーとしての戦争”で戦闘機に乗って戦っていた。戦うことで生を実感する日々を送る中、元エースパイロットの女性指揮官・草薙水素(菊地凛子)と基地に赴任してきたエースパイロット・函南優一(加瀬亮)が出会う。(シネマトゥデイ)

押井守監督最新作 映画「スカイ・クロラ The Sky Crawlers」公式サイト
http://sky.crawlers.jp/index.html

今回はネタばれをするかもしれません、見る予定のかたはご容赦ください。

物語の内容に関してはもちろんなのですが、ついつい戦闘機や空中戦の描写に関して語ってしまいたくなります。 もう、細かいところまでしっかり描き込まれていて、その点では文句なく最高だと思います。

たとえば、と、たとえ始めたらきりがないくらいなのですが、戦闘機でも、自動車でもスクーターでも、本物の動き、物理的な動き、たとえば(笑)戦闘機の脚のダンパーが効いた伸び縮みや、バイクでのブレーキングによる前傾とか、それが非常に細かくシュミレートされているのだけど、単にシュミレートではなく、そういう動きを知る観客が想像する要素もそこに微妙に取り入れて描いているような気がしました、だからさらに動きを見ていて気持ちがよいのではないのかと。

でも、本当に、これでもか(笑)というくらい細かく作られています、戦闘シーンの各計器の動きが戦闘機の挙動とまさに同期しているし、排出される薬莢の散乱落下の仕方とか、高出力でローリングを起こすカウンタートルクを発生させない二重反転プロペラが停止する際に、レプシロエンジンぽい動きでプロペラがずれて止まるのだけれども、出撃するため整備庫から出てくるときはきちんと直交していたりする描写など、失速させて後ろに回るための操縦動作やその挙動、また増槽を捨てるシーンなどなど、あまり詳しくない私でも、おー、と思う細かさなので、詳しい人にはさらに楽しいのだろうと思います(笑)。

ストーリーに関しては、前説なく映画の中だけでは「なぜ戦争をしているのか?」ということがわかりにくいのと、「キルドレってなに?」ということが後半にならないとわからないし、最終的にも、普通の人間とキルドレの関わりとか、再生のプロセスとか伝承とかはわからないのですが、私はあまり気になりませんでした。

逆に対照的なアニメ絵な人物描写でも、淡々としている主人公の函南に対して感情的な面もある草薙のからむ心理描写など、エッチなムードも含めて(笑)よかったと思います。 声や台詞回しなどいろんな意見がありましたが、私は気にならなかったし、それなりにキャラがあってよいのでは思いました。

そのなかでも同様に細かい表現があり、たとえばシングルアクションのオートガンを撃たせまいとする描写で、コッキングされた撃鉄の間に指を押し込み打てなくするシーンが二回あったし、刺青やロゴマークなど違う場所に使われていたりしてました。 映画は大きい画面で見て欲しいですが、そんな細かいところはDVDとかBDとかでのちほどチェックとかしてみたいですよね。

三ツ矢の台詞から、最後に、函南が独白することで映画のテーマを伝えています、それは、大人にならず同じまま繰り返し生きていく運命のなかでも、変わらない生活のなかでも、きのうときょうは違って、きょうとあすもきっと違う、いつもと同じ道でも見える景色は同じじゃないし、真ん中を通ったり端を通ったり、少しかも知れないけど変えることもできる。 映画ではティーチャーを倒すことで何かが変わるかもしれない、と言っていて、それは希望と言い換えていいんじゃないか、ということ。 良い方向か悪い方向かはわからないけれど、少しでも変えられるのならば、そこには希望がある気がします。

エンドロールのあとでのシーンで草薙の仕草や言葉が違うのも、きっとそういう意味なんでしょうね。

ブラウスのボタンをひとつはずせたら もっと大人になれたでしょうか? (天国ななお)

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ドラゴン・キングダム

The_forbidden_kingdom
(C) 2008 J&J Project LLC

「ドラゴン・キングダム」という映画を観てきました、原題は「THE FORBIDDEN KINGDOM」で、直訳なら「禁断の王国」という感じでしょうか。 ドラゴンは直接出てこないのですが、ジャッキー・チェンさんとジェット・リーさんという二人が登場する映画なのでこんな名前になったのでしょう(笑)。

あらすじは、
カンフーマニアで、孫悟空を夢見る17歳のジェイソン(マイケル・アンガラノ)。ある日チャイナタウンでギャングに追われた彼は、次の瞬間古代中国のとある村で目を覚ます。大酒飲みの男ルー・ヤン(ジャッキー・チェン)に危機を救われたジェイソンは、やがて白馬に乗ったサイレント・モンク(ジェット・リー)に出会い……。(シネマトゥデイ)

映画『ドラゴン・キングダム』公式サイト
http://dragon-kingdom.jp/index2.html

(シネマトゥデイ)のあらすじで、「孫悟空を夢見る」と言ってますが、そういう設定ではありません、カンフーおたくでカンフー映画好きが正しいと思います。

今回はネタばれ風なことをきっと書いてしまいます、観ようと思っているかたはご注意ください。

主人公の青年の話より、どうしても二人の話題が先行してしまうのですが、夢の競演ということでしかたがないですね(笑)、それぞれがまさに、はまり役を演じているのが嬉しいです。

二人も出てくる歴代のカンフー映画の画像を取り込んだオープニングタイトルから、何かとてもわくわくした気分になります。

唐突とも思える展開で、青年は過去の中国に飛んでしまうのですが、いきなりジャッキー・チェンが酔拳で華麗に相手を倒すところから、わお、という感じ。 英語が通じない展開も、聴こうと耳をかたむけないからだ、でOKにしてしまう流れも違和感がなかったです(笑)。 お店でのシーンで、ダメダメな青年を助けつつ彼を使って攻撃したり、小道具を駆使して戦うのなど、いたるところでカンフー映画のお約束やトリビュートされたシーンがあって楽しいのです。

カンフーは駄目でもいきなり片手で馬をあやつれる青年はすごい(笑)。

ジェット・リーの僧侶衣装での役柄もぴったりで、まさにはまり役、そこからの二人の戦いは、酔拳、蟷螂拳、虎拳などなど、もしかしたらパンダ拳まで繰り出されるのかと思ったくらいです(笑)。 それほど詳しくないのですけど、持ち味が生かされた動きで、ワイヤーアクションだとわかっていても元々の動きが違うので、華麗というか見ていてとても気持ちがよかったです、まさに夢の競演。

そこから二人が先生となって青年を鍛えるシーンは、昔の映画の立場が逆転したかたちで、そこでもいくつかネタがあったし、青年がだんだんと強く成長していく感じとか、そのバックの中国の風景もとってよかったです。 砂漠のシーンなど孫悟空はいないけど、まさに西遊記のような絵でしたね。

メインの城での戦いも、CGと組み合わさった現代風な派手さがよく、もちろんカンフー映画の集大成的なアクションシーンもハラハラドキドキがあって盛り上がりました。

青年が現代にもどるところで、老師の奥さんが居なかったのは疑問でしたけど、そこからもどったけど、すぐに現代でやられてしまい、大丈夫かと思わせるところからのくだりは、胸がすく思いがしました。

出てくる女性陣も美人で可愛い、その上で違和感無くアクションをこなしていているところがすばらしいです。 二人四役も、初めは単にお楽しみネタなのかと思ったら、ちゃんと伏線になっていたなんて驚きだし、そこで気持ちもグッとさせてくれました。

孫悟空、西遊記なところもモチーフに、カンフー映画の美味しい部分を集めたうえで、ちゃんとストーリーがあって、二大俳優をしっかり見せてくれるとても楽しい映画だと思います。 好きな人はぜひぜひ。

酔拳といっては呑んでいるけれど強いところを見たことがない (天国ななお)

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ハプニング

The_happening
(C) 2008 TWENTIETH CENTURY FOX

「ハプニング」という映画を観てきました、原題もそのまま「THE HAPPENING」です、監督は「シックスセンス」で有名になったM・ナイト・シャマランさん。 その後の彼の映画「サイン」や「レディ・イン・ザ・ウォーター」が興行的にも失敗していたり、内容の評判も悪いのですが、私はそれらの作品は見ていないので、シックスセンスのよい印象のまま観てきました。 あー、「アンブレイカブル」は観てました(笑)。

あらすじは、
ある日突然、アメリカ全土からミツバチが消えるという異常現象を皮切りに、世界中の人々が突然死に至る病がまん延し始める。人類滅亡の危機を前に世界はパニックに陥っていた。その地球危機の中で主人公(マーク・ウォールバーグ)は家族を守るために安全な土地を目指し、迫りくる何かに追い込まれながらも、希望を捨てずに原因究明と家族のために逃避行を続けるが……。(シネマトゥデイ)

映画「ハプニング」オフィシャルサイト
http://movies.foxjapan.com/happening/

このあらすじはあまり正しく内容を表してませんねー(笑)。

私、実は監督さんとか俳優さんの顔や名前をほとんど覚えていなくて、監督や出演者とかで観るということがほとんどないのですけど、主役の「マーク・ウォールバーグ」さんは覚えてました、「ザ・シューター/極大射程」という映画で主役のスナイパー役でした、かなり好きな映画です。

さてさて、この手の映画の内容は書くものではないので、簡単に感想をいうと、かなりよかったです、シックスセンスほどの衝撃はなかったけど、ストーリーも、怖いシーンの作りも、主人公達の追い詰められかたも、あざといところもあったけど、かなり恐ろしかったです。

オープニングとエンディングロールの雲のCG以外では、本編でほとんどCGなど使われていないと思ったのですが、同様な自然物の木とか草とかでも使われていたようですね。 自然音としては、雨の音と同じくらい録音しにくい風の音が(画像がないとわかりにくいのです)、意図的に作られたものではあるのですが、映像と合わせてかなり効果的に使われていました。 

ときどき細かい笑い所があるのがよいのかわるいのかわからないのと、布石のようでそうじゃないという、じゃあなに? というところなどいくつもあるのですけど、わからないけど着実に迫ってくる恐怖は、パニック映画とは違うけど、充分に伝わりました。

主人公が周りから選択をさまられて、パニックになりながらも、理科の先生として冷静に判断しようとしているシーンが印象的でした、そこから導いた答えもすごい。

もうひとつ伏線で主人公の夫婦の関係が描かれているのだけれども、その展開はよかったです、そのことはハッピーエンドだったし、ティラミスは私も好物です(笑)。

映画全体のオチは、予測されたことだけど、やっぱりと思いつつかなりビビリました、いやーん、やめてー、って小さく口にしてしまう感じ(笑)。 

人間にはいろんなものが攻撃してくる、宇宙人とか恐竜とか化け物とか霊魂とか、もちろん人間同士でも。 それらに勝ち負けはあったけど、何かそのうちに成すすべもなく、絶対的に負けてしまうことがあるかもしれない、と思わせる映画でした。 今から何をしても間に合わないかも知れないけど、映画の中でも「愛」が復活の要素と思わせるところがあったので、そこには期待したいと思います。

もうすでに出してしまったことなんか後悔してもそこにある白 (天国ななお)

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スピード・レーサー

Speed_racer
(C) 2008 Warner Bros.Ent. All Rights Reserved

「スピード・レーサー」という映画を観てきました、原作は「マッハGoGoGo」という1967年から放送されたタツノコプロ(株式会社竜の子プロダクション)の作った日本のTVアニメです。 私はリアルタイムで見ていた世代ですわん(笑)。

タツノコプロ
http://www.tatsunoko.co.jp/

じつはアメリカでも「スピード・レーサー」というタイトルで人気のアニメになっていたそうで、それを「マトリックス」シリーズのアンディ&ラリー・ウォシャウスキー兄弟が監督になり実写版を作ったのでした、原題もそのまま「SPEED RACER」です。

あらすじは、
天才的なカー・レーサーのスピード・レーサー(エミール・ハーシュ)は、メジャーなレースで不正を行なっているロイヤルトン・インダストリーズ社の秘密を知ってしまう。激怒したオーナー(ロジャー・アラム)は彼を脅すが、強気で怖いもの知らずの彼はロイヤルトン社を打ち負かすため、難関のクロスカントリー・レースに挑む。(シネマトゥデイ)

「スピード・レーサー」公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/mach5/

スピード・レーサーの彼女、トリクシー役のクリスティナ・リッチさんは、スリーピー・ホロウや最近ではペネロピという映画でも拝見していました、ちょっとしらべたら今28歳なのですね、おでこの素敵な個性派女優さんです、今回も持ち味をたっぷり出してました。

カットを人や物の画の動きで切り替えるのは私の好みでしたー、キャラクターも服装を含めかなりアニメの印象と合っていてよかったと思います。

なにより、昔では不可能だった細かくて速い3DCGで、非現実の世界なのにそんなことは気にならないで映画の世界に入っていけました、漫画を読んでいてその中に浸ってしまう感じと同じかも。 新作インディジョーンズのCGでは、なんか偽物っぽい違和感があったのですが、こちらは逆に感じませんでしたよ。

それにしてもハイスピードな映像です、これについていけなかったら自分も歳を取ったと自覚しちゃうかも(笑)。 車としての挙動が現実じゃないけど、サスペンションとかゆがみとか微妙な動きが物理的で、浮遊感やドリフトの横Gなど感じさせてくれます、走り抜ける感じはあの、ソニック・ザ・ヘッジホッグぽい気持ちよさがあります。 ヘルメットのシールドやボディ表面など、そこへの風景の映り込みなど、もうこれでもかと細かく作り込まれているのです。

逆に漫画っぽい表現は徹底してそれっぽく仕上げているメリハリも面白く、実写の部分でも、焼き鳥食べたたり、お菓子の山や、学校や、ポスターなど、いろんなものの造作に、実はよく見るといろんなエッセンスが混ざっていて楽しいです。 

透明な兄の車の残像を追いかけるところなんてまさにゲームっぽいリッチレーサーっぽいし、途中で忍者まで出てくる敵との戦うシーンは、古いTVのバットマンとかみたいに擬音が文字で出てきそうな雰囲気がよいです。

そんなわけでマッハ号の設定も、コックピットの中もハンドルのボタンも、オリジナルと違うんだけどそれっぽい、ジャッキを使ってジャンプするときの音が、あー、この音だー、と思い出させてくれます(笑)。 そういえば「G」のボタンは使われなかったけど^^; そういう装備が使われるときは一瞬スローが入ってよく見せてくれたりして嬉しかったりします。

その自動車同士の戦いが、カンフー映画のワイヤーアクションの動きっぽくってかっこういいのです、壁や他の車を利用して戦ったりするのが、まさに立ち回りをしているそんな感じ、怪しい武器も沢山出てくるし。

それだけでも十分なのに、ちゃんとストーリーもあって、それぞれの登場人物を生かした物語になっていて、巨大企業にファミリーで立ち向かうなんて、レースで感動させられるなんて、なんて素敵なのでしょう。 最後は「抜けー!、行けー!」と思わず応援してしまいます、まさに GO GO GO な気分です、わお。

アメリカではいまひとつな評判だったようですけど、アレンジされた懐かしいテーマソングも心地よく、私には大満足な映画でした。

恋愛も 負けじ魂親譲り走り出したら後には引けぬ (天国ななお)

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ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌

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(C) 2008「ゲゲゲの鬼太郎」フィルムパートナーズ

「ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌」を観てきました、前作に続いて同じ鑑賞メンバーで(笑)。 始まる前にもビールを飲んで、終わってからもビールを飲みつつ、映画のことを中心にいろんなお話ができて楽しかったです。

あらすじは、
雨の降る丑(うし)三つ時に“かごめ歌”を聞いた女性が失踪(しっそう)する事件が続発し、鬼太郎(ウエンツ瑛士)は、その事件に巻き込まれた女子高生・楓(北乃きい)とともに謎の解明に乗り出す。やがて、2人は、その原因が千年の時を経てよみがえった悪霊であることを突き止めるが、その背景には妖怪と人間との悲しい恋物語があった。(シネマトゥデイ)

映画「ゲゲゲの鬼太郎千年呪い歌」公式サイト
http://www.gegege.jp/

前作が予想以上のヒットになったこともあって、今回は制作費もUPしてさらに豪華なエンタテインメントになっていました、お話をじっくり見せるというよりも、おいしいシーンをつないでいくようなつくりかたになっていた感じがします、それと、前回と違ってすこし暗い重い感じの味付けでしたね。

豪華出演者の中でも、私の一押しは、蛇骨婆役の佐野史郎さんの演技がやはりよかったです(笑)。 ぬらりひょん役の緒形拳さんの語り口もよかったのですが、どこだか覚えていませんがワンカットだけその台詞の口調がおかしなところがあった気がしました、何か理由があったのでしょうか。

一瞬だけで見逃してしまいそうですが、鬼道衆の頭目役で、作家の京極夏彦さんが出演なさってます、原作の水木しげるさんのファンなのだそうですね、かなり気合の入った演技でしたよー。

子なき爺と砂かけ婆の掛け合いは、ちょっと冗長のところがあったけれど、相変わらずイメージはぴったりで、大泉洋さんのねずみ男と田中麗奈さんの猫娘も鉄板でした(笑)。

少し残念だったのは、それら出演者のみなさんの持ちギャグが、話の中にときどき出てくるのですけど、さりげなくという感じになってしまって、中途半端さで、かえって伝わらない感じがしちゃいました、どうせならもっとしっかりはっきりとお決まりのように表現してしまったほうが面白かったと思います、前回のほうがそれを打ち出せていたのは、低予算と明るさのせいだったかもしれません。

アクションシーンが強化された分、お色気^^;シーンが減ったような気がするのもちょっと残念でした(笑)。

登場する和楽器の中で琵琶だけがキャラクタを持っていたのが、ギャグとしては面白かったけど、顔が増える意味がわからなかったのと、だったら全部の楽器を同じようにキャラを持たせればよかったと思いました。

まあ、そんな細かいところはたいして気にならなくって(笑)、全体としてはスケールアップしていたし、すこし重めのテーマとあいまって、大人にも楽しめるという狙いは十分に達成されていたのではないでしょうか。

鬼太郎が持つジレンマを、「誰かを助けることに理由なんかいらない」ということで解決してしまうわけですが、劇中でも出てくる人間の身勝手さや自然破壊など大きな問題に対する答えにもなっているのですね。 「誰かを好きになることに理由なんかいらない」と置き換えもできます(笑)。

人魚でも哺乳類なら足じゃなくてもいいという男の都合 (天国ななお)

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GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊2.0

Ghost_20
(C) 1995・2008士郎正宗/講談社・バンダイビジュアル・MANGA ENTERTAINMNET

「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊2.0」を観てきました。
1995年に公開されたときにも観ましたし、CSとかで何度か見たのですが、かなり前のことで、今回の2.0を観る前にDVDとか借りて(笑)復習しておけば、違いがさらにわかってよかったと思いつつ。

あらすじは、
西暦2029年。高度な情報化社会で凶悪化するコンピューター犯罪やサイバーテロに対抗するため、政府は非公認の超法規特殊部隊公安9課、通称“攻殻機動隊”を組織する。ある日、国際手配中のテロリスト“人形使い”が日本に現われる情報が入り、隊長の草薙素子を筆頭に攻殻機動隊は追跡を開始する。(シネマトゥデイ)

Warner Bros. Online: Movie/映画
http://www.warnerbros.co.jp/web/main/movies/movies.jsp

ストーリーは変わっていないので、あらすじどおりのお話です。 同じくシネマトゥディの解説をそのままそのまま引用させていただきますと、

押井守監督の名前と才能を全世界に知らしめた、1995年公開のアニメーション映画『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』を押井監督自ら全カット完全リニューアル。最新デジタル技術を駆使して新作の3DCGカットやデジタルエフェクト処理を加えたほか、名声優の榊原良子が犯罪者の“人形使い”役で参加。全編新規にアフレコした。セリフ、音楽、SEのすべてが再編集され、進化をとげた傑作に期待が高まる。(シネマトゥデイ)

オープニングそしてタイトルからリニューアルされているので、2.0に変わった感をまず強く受けて、よかったと思います。 画像は落下するシーン前の比較だそうです。

Ghost_20_chg

完全に入れ替えた部分は最新の3DCGなのでわかりやすいです、逆にノーマルなシーンとの差異が気になるかと思ったのですけど、効果のある使い方だしカットの切り替えで違和感なく観ることができました。 あー、一箇所だけ、草薙素子のカットから新しいCGに移る場面で、意図的なのでしょうが間延びした感じがしましたけど、もともとあのタイミングだったのかは定かでないです。

音楽やSEも違っていました、劇場でドルビーサラウンド6.1用にリミックスしたそうですし、米国のスカイウォーカーサウンドで最終的なミックスをしたそうで、大きな音で聴いているよさが出ていたと思います、音楽はかなり大きめです(笑)。 とはいえ、比較できるほどの記憶がないのですけど^^;、CGの追加分とか、ヘリコプターのシーンなどのSEなど変わっていたし、エンディングも2.0のクレジット分とか長いのですが、音楽もきっちりと尺があっていたりするところでもよくわかります。

人形使いの声が違う声優さんになっていましたけど、すぐに違和感がなくなり、初めからその声だったのではないかと思えたくらいでした。

それにしても、すでに13年も前の映画だなんて信じられない、すごいお話だったのですね、あらためて感動してしまいました、好きな人はぜひ劇場の大きな画面で大きな音で楽しんで欲しいと思います。

8月公開の押井監督最新作「スカイ・クロラ」は、ちょっと苦手そうな気配ですが(笑)、きっと観にいくと思うので、それも今から楽しみです。

きょうからはニューバージョンになりました勝負パンツを左から穿く (天国ななお)

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ザ・マジックアワー

The_magic_hour
(C) 2008 フジテレビ 東宝

「ザ・マジックアワー」という映画を観てきました。
じつは三谷幸喜さんの映画は苦手で、この前のJUNOと同じく独りではきっと見なかったと思います、でも、今回は大好きなふみちゃんとしっかり映画デート(笑)してきました。 結果的にはやっぱりJUNO同様に逃げ出したくなるような場面は無く、しっかり笑えて楽しい映画でしたよー、ありがと。

あらすじは、
暗黒界の顔役・天塩幸之助(西田敏行)の愛人・高千穂マリ(深津絵里)に手を出してしまった手下の備後登(妻夫木聡)は、命の代償に伝説の殺し屋“デラ富樫”を探し出すハメに。期限の5日が迫ってもデラを見つけ出せない備後は無名の三流役者・村田大樹(佐藤浩市)を雇い、殺し屋に仕立てあげるという苦肉の策を思いつくが……。(シネマトゥデイ)

映画「ザ・マジックアワー=The Magic Hour=」オフィシャルサイト
http://www.magic-hour.jp/index.html

いろんなところで感想がアップされています、その好意的な感想とほとんど同じ感想なので特に書くことはありません(笑)、あざといばかりに^^;よく考えられた脚本に豪華な俳優さんの楽しい演技、そしてなによりシチュエーションで笑わせるうまさが、やっぱり三谷監督の真骨頂なのですね。

夜の回でしたけどお客さんも大勢入っていて、なにより劇場でみんなが声をだして笑っているなんて、映画的にもすてきな状況ですよね。

建物から小物まで、現実感は薄いのですが、古きよき時代感で統一されているし、非常に細かく作りこまれていて、そのあたりにときどき気がついたりするとさらにクスッと楽しかったりします。

伏線とか難しく考えなくても、ちゃんと話がつながっていて、なるほどーと思わせてくれるし、例が古いですけど、ザ・ドリフターズのギャグのように、「志村、うしろー」的な、観客は外から見ていて全てわかっているような、そういう意味ではお決まりな展開もあるし、おかしさがあるのです。

大人から、いちおう子供まで楽しめるよい映画だと思います。 わたし的には柳澤愼一さんがとってもいい感じでした、あんな感じのおじいさんになれたらいいな、って、そんな遠い将来じゃないですね(笑)。

一瞬のマジックアワーをのがしても心配ないよあしたまたくる (天国ななお)

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インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国

Indiana
TM & (C) 2008 Lucasfilm Ltd.. All Rights Reserved. Used under authorization.

「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」を観てきました、原題もほとんどおんなじ、「INDIANA JONES AND THE KINGDOM OF THE CRYSTAL SKULL」です。 もともとはインディアナ・ジョーンズなのですが、日本では愛称のインディがタイトルになっております。

あらすじは、
1957年、大学で学生たちに考古学を教えているジョーンズ博士(ハリソン・フォード)は、超常現象的なパワーが宿っているという秘宝“クリスタル・スカル”を求め、相棒の若者マット・ウィリアムズ(シャイア・ラブーフ)とともに再び冒険の旅へと出る。しかし、インディたちの前に、秘宝を付け狙うロシア軍が立ちはだかり……。(シネマトゥデイ)

インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国
http://www.indianajones.jp/top.html

今回は、極力、先に予告編とか見ないようにして映画を観ました、すごい映像は予備知識なく劇場で観たほうがよいと思ったからです、その甲斐あって、とっても楽しんでインディ・ジョーンズの世界に入ることができました(嬉)。

細かいつながりなど、インディアナの前ではどうでもよいのです(笑)。
火薬使わせといてそれはなに、とか、冷蔵庫で助かるなんて、とか、その人たちはどこから来てどこに行ったのそして誰、とか、さっきまで切り開かなければならないジャングルをなぜ今は走れるの、とか、前にいたんじゃないの、とか、落ちても死なないんだ、とか、そりゃやっぱり敵でしょう、とか、もういろんことは気にならない(笑)。

逆に細かいところでも、アークがでてきたり、拳銃を使うとこだったり、顔が似ていたり、髪型が似ていたり、ジャングルで男の子は痛いとか、岸壁での戦いとか、そういうお決まりは楽しまなければいけません。 そして、今回は地球規模を飛び出してしまうのが凄いです(笑)。

CG を多用してしまうのでときどき精密なアニメを見ているような気分になってしまうのは、あ、CGだから当たり前なのですけど(笑)、ありえないスケール感は出せても、やはり現実感が乏しくなってしまうのが残念です。 特に終わりのころ、脱出したあとの山の上から下の出来事を俯瞰しているカットは、あー、と思ってしまったのでした。

でもでも、製作にはとてもお金がかかった映画でも、私たちは同じ映画料金で観られるわけですから、そこは感謝して楽しみましょう、わお、この映画は払った価値は間違いなくありますから。

インディ・ジョーンズシリーズはやはり大きな画面、劇場で楽しむべきだと思うし、音楽はもう最高なので、それを迫力ある音で聴けることを考えても、特に前作とも全て映画館で観たかたは、ぜひぜひ劇場でご覧くださいませ、見終ったあと、ついテーマソングを口ずさんでしまうこと請け合いですよー(笑)。

どんなカタチになるとしても(笑)きっと次回作があると思うので、何年先かわかりませんが楽しみに待ちましょうね。

お宝な君のためなら人生の冒険家にもなれる気がする (天国ななお)

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JUNO/ジュノ

Junoposter
(C) 2007 Twentieth Century Fox

「JUNO/ジュノ」という映画を観てきました。
ドラマチックなことは好きだけどドラマチックなTVや映画は苦手な私が、一人でだったら観ない種類の映画だと思っていたら、実はそうではありませんでした。 高校生の妊娠という、日本なら暗かったり重かったりするようなテーマを、ポップでキュートに(笑)描いているので、一人でも大丈夫だったかも(笑)。

アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した、新人女性脚本家のディアブロ・コーディさんのスクリプトはとてもよくできているのですが、アメリカの生活や英語がよくわからない私には、パロディネタやスラングを理解できずにちょっとくやしくてざんねん。 でも、字幕もかなり雰囲気をだしているので、その脚本とあいまって、もちろんとても楽しめる映画でした。

あらすじは、
パンクとホラーが好きなクールな女子高生ジュノ(エレン・ペイジ)は、親友ブリーカー(マイケル・セラ)との興味本位にセックスをして妊娠してしまう。中絶を思いとどまったジュノは友だちのリア(オリヴィア・サールビー)に協力してもらい、養子を希望している夫婦を探すことに。理想的な夫婦を見つけ、会いに行ったジュノだったが……。(シネマトゥデイ)

映画「JUNO/ジュノ」オフィシャルサイト
http://movies.foxjapan.com/juno/

今回はネタばれする内容を書きますよ、それに語っちゃうので長いですよ、ご注意くださいませ(笑)。

ジュノがドラッグストアへ向かうシーンがオープニングタイトルになっています。 風景はイラスト化されていて、ジュノは写真風にアニメーションされていて、大きなジュースのボトルを片手に街を歩いていくのです。

この映画では歌や音楽が重要な要素もしめています、海外ではサントラ盤がビルボードの1位になったそうです。 ここでそのテーマソング ALL I WANT IS YOU が流れます、アコースティックギターとブルースハーモニカのシンプルな曲で、ここでも歌詞がよくわからなくてくやしい思いをしたので、映画を見終わってすぐにCDを買ってしまいました(笑)。

ALL I WANT IS YOU は、私が欲しい全てはあなたです、つまり、欲しいのは君だけ、っていう感じ。 歌詞がその場でわかっていたら、能天気な曲なのにきっと私は泣いてました(笑)。 劇中で歌われる一曲だけは字幕がついていましたが、できたらオープニングとかエンディングの曲だけでも訳詩がついていたらよかったです、わお。

そのほかにも The Moldy Peaches の ANYONE ELSE BUT YOU という曲もよくって、そのクリエイターの Kimya Dawson という女性シンガーソングライターの歌や曲がこの映画にたくさん使われていて、ジュノの世界にどんぴしゃでしたよー。

ANYONE ELSE BUT YOU は、映画の中では男女のパートが入れ替わって彼氏のブリーカーから歌っていたけれど、オリジナルは女の子から歌います、出だしの歌詞はこんな感じ。

ANYONE ELSE BUT YOU
The Moldy Peaches (Adam Green/Kimya Dawson)

You're a part time lover and a full time friend
The monkey on your back is the latest trend
I don't see what anyone can see, in anyone else
But you

あなたはパートタイムの恋人でフルタイムな友達なの
難しい問題を持っているのは最近の流行よね
誰にでも見えることが私には見えないの
あなた以外の誰のことも

アメリカではジュノごっこと称して二人でこの曲をデュエットするのが流行っているとか、本当かな(笑)、ブリーカー役のマイケル・セラさんとジュノ役のエレン・ペイジさんがちゃんとギターを弾いて歌っています。

歌い終わってキスするシーンがとってもかわいくてキュンとしますが、そのシーンは撮影でも最後の撮りだったそうで、スタッフも感動して涙したよいクランクアップだったそうです。

ちょっとユニークなかわいい女の子の、ポップでキュートな(笑)そして愛にあふれる妊娠話で、心がとってもあたたまります。

初めのジュースのガロンボトルも伏線があったり、庭に捨てられているソファーやミントタブレットなど細かい布石や演出もあるし、ジュノの部屋もポスターやらグッツがたくさん、たとえばハンバーガー型の電話とか、彼とジュノの顔で赤ちゃんの顔を合成したようなプリントとかが貼ってあったり、細かいところまで考えられているのです。

登場人物それぞれにとてもよいキャラクターがあって、両親に打ち明けるシーンでは、お父さんもお母さんも、車で他人をはねたの?、学校を退学になったの?、それともドラッグ? だと思ったら妊娠とは、みたいな展開で、でも、その場でどなったりしないで、どうしたいのか、ジュノの気持ちをちゃんと聞いて協力してくれる。 ちょっとできすぎのような気もするけど、とっても安心な感じがします。

養子相手のご夫婦も、特に夫な人は、同じように仕事部屋だったり遊び部屋だったりがマニアックな感じを醸し出していて(最後はそのことも要因になるのだけれど)、レスポールの話とか、70年代だの90年代のロックの話とか、ジュノはランナウェイズとか好きとか、昔のオカルト映画だったり、カーペンターズのカバーだったり、もうネタ満載でしたね(笑)。

その、初めのジュノたちの訪問を見送ったあと、どうだい?ハニー と訊く彼に奥さんの人が、嬉しくて言葉が出ないとことか、ジュノのお腹を触って動いたときの喜ぶ表情とか、子供が欲しかった気持ちがあらわれていてとてもよかったです。

ジュノがブリーカーと喧嘩をしたり、だんだんとその相手のご夫婦にも亀裂ができてきて、ジュノはどうしてよいかわからなくなって、お父さんに相談するシーンがまた泣かせるのです、ええ、泣きましたとも(笑)。 

まず、妊娠しているのに新しい男でもできたのか?、というお父さんの突っ込みから(笑)、自分はバツいちだからわかるのだが、と話しながら、良いところも悪いところも理解してそれを受け入れることができれば、人はいつまでも仲良く一緒にいることもできるのだと説くのです、最後に、それは目の前にいる俺とお前のことだろう、と。 その話を聞いて、ジュノは彼と仲直りできたりするのです。

別れてしまう奥さんに、それでも私は赤ちゃんをあなたが望むならあげる、と伝え、さて結果はいかに、ということで話は、先に書いた二人で歌うエンディングに向かいます。 町並みをギターを背負って自転車で走るジュノのカットは、いかにもアメリカンな感じがしてとても素敵。 よく考えるといろんなシーンのカメラワークも細かく考えられていましたね。

学校生活に限らず、どちらかというと、他人と違わないでいこう、みんなと同じようにしなきゃ、みたいな傾向があるなかで、妊娠という一人だけ違う好機の目で見られるような状況になってしまうのだけれども、そんなことは気にしなくていいんだ、自分らしく生きればよいんだ、ということも伝えたいんじゃないかと思いました。

でもでも、両親は、初孫にあたる赤ちゃんをそんなに簡単に他人に手放すことができるの?、とか、ジュノにしてみても自分の子供をそんな感じで養子に出せてしまうの?、とか、根本的な部分は疑問が残るのだけれども、このお話はそれが前提なので進んでいるので、今回は考えないことに。

友達とフリーペーパーを見ながら、ペットあげますくださいのとなりのページに子供くださいと養子のページがある、と言っているけど、アメリカでは日常的なことなのでしょうか?

なにはともあれ(笑)、そんな会話を含めて、本当にもっと英語がわかったら、さらに楽しいのだろうと思いました。 トレーラーを見るだけでもかなりいろんな言葉が出てきます、赤ちゃんを搾り出すとか、懐かしいサンダーバードの出動のコールとか、また、出産のシーンの言葉遊び、お母さんが、スパイナルブロックを最後にスパイナルタップと言い間違えるシーンなど、あとで検索したからわかったようなネタが随所にあって楽しいけどきつかったです(笑)。

16歳のジュノの妊娠から、家族のきずなや夫婦のきずな、友情や女の子の気持ちなど、いろんなことを考えさせてくれる、こころあたたまる素敵な映画でした。 あー、語りましたよ(笑)。

はたして、自分の娘がそんな展開になったら、私はいったいどうするのでしょうね(笑)。

妊娠を告げる娘の顔つきが結婚初夜の妻に似て 萌え (天国ななお)

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屋敷女

To_the_inside

Yashikionna
(C)2007 LA FABRIQUE DE FILMS- BR FILMS

「屋敷女」というフランス映画を観てきました、原題は「A l'interieur」意味は「To the inside」ということらしいです、邦題はもうそれだけで怖い感じがしますが、エッチなシーンの無いR-18だけあって、実際めちゃめちゃ怖い恐ろしい映画でした。

あらすじは、
クリスマス・イブの夜、出産を翌日に控えた妊婦サラ(アリソン・パラディ)の家に、黒い服を着た長い髪の見知らぬ女(ベアトリス・ダル)が忍び込んだ。サラが呼んだ警察も、何も知らない客も、女の手により死亡。巨大なハサミを手に襲い掛かってくる女を前に、理不尽な恐怖に包まれたサラは陣痛を起こしてしまうが……。(シネマトゥデイ)

映画『屋敷女』公式サイト
http://www.cinemacafe.net/official/yashiki-onna/

画像は海外のポスターと日本のポスターです。

お話は、ほぼあらすじとおりです(笑)、どうしてそんなことになったのかは、なんとなくわかる程度ではっきりとした理由は説明されません、あとはひたすらその謎の女が大きなハサミをメインウエポンにして殺戮を繰り返す映画です、わお。 血が肉が飛び散ってぐちゃぐちゃです、最近見た映画の中でもかなり上位な悲惨なぐちゃぐちゃで、女性には妊婦さんでなくても厳しい映画だと思いました。

ホラーというかスリラー映画の例によって王道を踏んでまして、お約束どおりの展開なので内容をとやかくいうものではありません、画面もかなり暗くてよく判らないのがまた怖さを助長しています。

女優のお二人が迫真の演技でして、子供を守ろうという母親とその子を欲しがる女という両極端ではありますが同じ子供を思う行動だったりします、さらに、どうやら女の子らしい胎児も要所で演技をしているのがさらに、わー。

音楽もピアノを基調としたおどろおどろしいもので、要所々でノイズのような効果音が入るのがまさに効果的、少ないけど映像的な幻想シーンやエフェクトもあります、気持ち悪いです。

それでも、些細なことですが、銃声が聞こえたのならすぐに本部に連絡しましょう、捕まえた若者は車の中に留置しておきましょう、電気はいつ復旧したのでしょう、などなど、なんで? という点もありますが(笑)、そんな悩みは映画の中身からはたいしたことでないのです。

誰にでもすすめられる映画ではありません、スプラッター系なホラースリラー映画がお好きなかただけ観てくださいね。

赤い血が流れているって生きている証拠なんだね バンドエイド貼る (天国ななお)

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REC/レック

Rec
(C) 2007 CASTELAO PRODUCUTIONS,S.A.

「REC/レック」というスペインの映画を、お友達が大絶賛だったので(笑)あわてて観てきました、ほかのあわてたお友達のみなさんと一緒に七人で。 原題も [REC] で同じなのですが括弧がついているタイトルなのです、この場合は録画の意味ですね「いいから録画し続けて」というフレーズが何度も出てきます。 公式サイトやポスターなどの表記は [●REC] と●は赤い丸、録画中のカメラの赤く光るタリーランプを表して(いると思われ)ます。

あらすじは、
レポーターのアンヘラ(マニュエラ・ヴェラスコ)は、あるアパートに出動する消防団に同行取材を行う。現場にいたのは血まみれの老婆。老婆は警官にかみ付き、建物は外から封鎖されてしまう。救出に来た衛生士の口から、この建物で発生したと思われる人や動物を凶暴にする病原菌の存在を知らされ……。(シネマトゥデイ)

映画[REC/レック]公式サイト
http://www.recmovie.jp/

この手法の本家はなんだったのかはともかく(笑)、流行の言い方をすれば、P.O.V.の手法で作られた映画というのだそうです。 Point Of View は直訳すれば視点ということで、登場人物の視点で撮影された作品のことを言うようですが、この場合は、登場人物の視点ではなく、一台のハンディカメラ(ハンディカム)で撮られた画像、つまりカメラの目線でだけで構成されております、細かく言うと「登場人物の視点」とは意味が違うと思います。 製作時はわかりませんが、基本的には撮られたまんまの編集無しの画像を順に見ている感じに仕上がっているし観客もそう思って観ているのです。

実はちまたのAV、あー、アダルトビデオですね(笑)には昔から多用されていた手法だったりしてます、俗にいうハメ撮り、わー、ですね(笑)。 AVの場合は自分がその立場になる臨場感がありますが、見たい箇所が合わないとなかなか歯がゆいものが、あったりするそうです(伝聞)。

映画では臨場感はもちろんですが、このようなパニックムービーでの使用は、状況の把握ができない、しにくいことが、余計に恐怖をかきたてるのですね。 引いた画ではカメラが近づくまで何だかわからない、音はしたけど振り向くまで何かわからない、見える映っている範囲が狭い場合も、画面が白く飛んだり逆に暗すぎたり、ブレすぎたり情報不足など、全てが恐怖を助長させるのです。

今回の設定はプロのTVカメラマンの録画ですから、冷静な場面ではブレも無いし画角もきちんとしているので、怪我の部分をしっかり見せたりするところなど逆にここが見所なんだと伝えています、映画ではほとんどカメラマンさんは映りません、足とか手だけですが、演技も含めて本物のカメラマンさんだそうです。

出演している役者さんたちも、予算の都合もあるのでしょうけれど、役者さんというより本当に一般人のようなしゃべりだし振る舞いでした。 唐突に流暢な日本語をしゃべったお母さんは、エンドロールで、たぶん役柄を日本人女性とクレジットされていた Akemi Goto さんというお名前のようです。 お父さん役は読めなかったけど日本名ではなかったようです。 あ、レポーターの女性は本職もレポーターだそうです、カメラマンさんとこのお二人は本業を演じているということですね。

お話はもう典型的よ典型的、な、ゾンビ映画です(笑)。

はじめは唐突に隔離される理由とか何が起こっているのかがわからないのだけれども、一部を除いて、しっかりと伏線も張られていたりして、だんだんとちゃんと理由が分かってきます。

ドキュメンタリーカメラマンの映像として、安定していた画面も、時間が進むにつれパニック画面になってくるのが面白いです、騒ぐレポーターの女性と併せて、それが観客の気持ちにも乗り移ってきます。 でも、カメラマンのプロ意識や技術があって頑張るところもしっかりあるのですよ。

あとは観てもらうしかないのですが(笑)、そのカメラ手法を駆使した怖がらせ方もよく、ゾンビ映画のお決まりも踏まえた展開もあり、ゾンビのキャラクター、特に老婆と女の子は最高です。 最後に種明かし的などんでん返しもあり、この手の映画を好きな人のツボを外さない、怖くて楽しい映画です。

ちなみに冒頭にも書いたとおり大勢で観たのですが、「ぜったいアパートから飛び出すやつがいて、それは外の警官隊にやられてしまうシーンがあると思った」とか「ゾンビには火よ火、何でその展開はなかったのかしら」と帰り道すがらだけでもいろんな感想が聞けて面白かったです。

最後の部屋のシーンは少しバックグラウンドを知らないと分からないかもしれませんが、ただのアパートがいきなりオカルトぽくなってくるし、終わりまで王道を歩んでくれてよかったと思います。

好きなかたにはぜひぜひ。

恋だってあっというまに伝染病みたく君にもうつればいいのに (天国ななお)

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秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE II ~私を愛した黒烏龍茶~

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(C) 「秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE II」製作委員会

「秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE II ~私を愛した黒烏龍茶~」という映画を、酒友達(笑)な「さとちゃん」と一緒に観てきました。 映画とは関係ないけど、長い付き合いなのにまだまだ知らないことがたくさんあることに、よい意味で驚きました(笑)、オムレツ美味しかったですね。

さてさて、あらすじは、
世界征服を企む貧乏ベンチャー秘密結社「鷹の爪団」。彼らの敵、デラックスファイターの拠点をサイバー攻撃しようともくろむも返り討ちにあい、美津子という謎の美女に助けられる。美津子の話によると、Mr,Aという人物が日本の大企業の株を買収。国をも脅かすこのピンチを救えるのは、鷹の爪団の吉田だけだという。(シネマトゥデイ)

秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE II ~私を愛した黒烏龍茶~
http://www.takamovie.jp/

じつは、この「秘密結社 鷹の爪」は、TOHOシネマズで映画の前に流れるマナー関連のムービーで知ったのが初めだったのですが、なんと前作の「秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE ~総統は二度死ぬ~」はいくつか賞を取ったり、カンヌでも上映されたり? もしたそうですよー。

過去の映像は動画サイトで堪能させていただきました、おかげでどっぷりと「たーかーのーつーめー」ワールドに入り込めました。

監督・脚本・キャラクターデザイン・録音・Flash・編集、そしてほとんどの声の出演まですべて FROGMAN(蛙男商会)さん一人でこなしているとのことで、もうその才能には驚くばかりです。

一人で製作していることの利点が発揮されている映画だと思いました、監督はもちろん全体を見るまとめる役目なわけですが、それ以上にすべてを把握しているのですから、統一された意識をもって作れるのですもの、音楽にしろギャグにしろストーリの流れにしろ、すべてがご本人の納得がいくまで作れるしものになるのだから、そこにはまれる人にとって大変面白いに決まってます、私はこの手のギャグがツボなのでとても楽しかったです。

残り予算を示すバジェットゲージなど、話の内容と合わせてつい見てしまうし、リフレッシュタイムや告白タイムなどのギミックも満載で、それがちゃんとストーリにからんでくるところもお上手です。

単純そうに見えて数々の伏線もあるし、それがちゃんと全部生かされていて楽しいのです。 そこまで言い切って大丈夫なのと心配してしまうくらい過激な部分もあったりするのだけど、それも笑いのネタになっているのだから許せるのかな(笑)。

もともとFlashで作られているための動きかたが味になっているのですが、極端に動きの少ない場面のなかで、台詞でつないでいくようなあいだにある、たとえば総統が考えこむシーンとか、どこも動かない無言の間(ま)が、それだけで気持ちを表す絶妙なタイミングになっているのには、とても感動しました。 下手な生身の俳優さんよりもはるかに伝わります。

同様に、繰り返されるギャグのタイミングとか台詞のタイミングは、画面のカット代わりや動きと同じように普通に聞こえたり見えるけど、もうそれしかないというようなテンポでできているのですね。

それが自然な流れなので、逆に意識などないまま、くりかえしますが、好きな人はどっぷりと入り込めて楽しい映画だと思います。

同時上映の「古墳ギャルの Coffy ~12人と怒れる古墳たち~」の不条理さやギャグも、ちょっと痛いけど^^; 同様に面白かったです。 想像以上にお客さんが入っていて、それもカップルばかりでちょっと驚きました、あー、僕らもカップルシートでしたね(笑)。

黙ってる顔でむちゃくちゃ怒ってることがわかって私も黙る (天国ななお)

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ランボー 最後の戦場

Rambo_galleryposter
(C) 2007 EQUITY PICTURES MEDIENFONDS GMBH & CO.KG IV

5月はいろいろありましてなかなか映画が観られませんでした、でもひさびさな「ランボー 最後の戦場」は観てきましたよー、原題は主人公の名前そのまま「RAMBO」です。

あらすじは、
軍事政権下のミャンマーで、ある闇の存在が明らかになる。アメリカ政府は、各国の精鋭傭兵部隊を組織し、事態の鎮圧に乗り出した。最新装備を誇る隊員たちの中、1人手製のナイフと弓矢を武器に、孤独な戦いを繰り広げるジョン・ランボー(シルヴェスター・スタローン)。残忍な殺りくを繰り返す敵を前に、ランボーの最後の戦いが始まった……。(シネマトゥデイ)

このあらすじは内容を正しくあらわしていない気がします(笑)。

映画「ランボー 最後の戦場」公式サイト
http://rambo.gyao.jp/

サイクロンで大きな被害の出ているミャンマーが舞台になっています。 映画の中では「Burma」(バーマ)と言っていたように思いますが、日本でも1990年まではビルマと呼んでいました、現在の英語の表記は「Union of Myanmar」でミャンマー連邦ということですね。

ネタバレするかもしれません、この先を読むかたはご注意ください。

軍事政権下におかれているミャンマーの現状をリアルに表現している、といいます。 まだまだ安全な日本に暮らしていると戦争、特に内戦はわかりにくいことですが、初めに実際のミャンマーの映像を流すことで、映画のシーンも決して大げさなものではない、ということを観客に教えてくれます。

キングコブラを捕まえるシーンでランボーが登場しますが、そういえばスターローンさんは昔「コブラ/COBURA」という映画に刑事役で出演していたけど、その洒落だったのかと思ったりしました、ヘビ屋さんに「もうコブラはいらないから」とかも言われていたので(笑)。

その後、ボランティアの男性に船を出して欲しいと言われ、あっけなく断るのに、ヒロインの女性のお願いは結局きいてしまうのですが、実はその理由が私にはよく分からないのです。 唐突にヒロインに好意を持ったということなんでしょうか? 男は放っておけても女性は心配で助けてあげたい、ということだとしても、もしかしたら私が知らないだけかもしれませんが、たとえば昔の彼女に似ていたとか、何か明確な理由があったらなー、と思いました。

まあ、そんなことはたいしたことではなくって(笑)、そのヒロインを助けるために、それまでの静かな感じから変り、まず海賊とのシーンからランボー自身が人殺しを開始するのです。

ボランティアさんはそのことを非難するのですが、結局は自分も誰かのために人を殺してしまうのです、それがこの映画全体の象徴になっています。

理由はなんであれ、たとえば愛する人のためだったり、政治だったり宗教だったり、単なる遊びや快楽のため、お金のためだったり、それぞれ何かのために戦う人が集まって、お互いに殺し合う、どちらが正義だなんてことはないんです。

そのなかで村人は、弱者としての象徴でその戦いに巻き込まれ無残に殺されてしまいますが、その村人を殺す軍隊も頭が吹っ飛んだりぐちゃぐちゃにされてしまうし、終わりのころ登場する反乱軍は元は村人だったりするわけで、ボランティアな人たちも含め、人を人が殺すということをリアルな映像で見せつけ続けます。

この映画は、そういう人間同士が殺し合うような極限状態を作る戦争は、いけないことだと言いたいのです、もちろん戦争を起こしているのは人間だという矛盾を含めて、どんな大義名分があっても戦争はよくない、悲惨なものなのだということを、観ている私達に伝えたいのだと思いました。

最後にランボーが静かなアメリカの田舎の父親の家をたずねるシーンで終わりますが、それは、それまでとうってかわって馬だけがいる大きな牧場ののんびりとした風景なのは、もしかしたら女性を助けた理由が「愛」だとすると、父親への家族への愛情ということが、もしかしたら戦争とか終わらせられるのではないか、という暗示かもと思った次第です、あー、考えすぎですね(笑)。

ヘビと戦う人とか、途中で少年が部屋に引き込まれその後に帰らされるシーンとか、女性たちを躍らせてみんなで眺めて最後はグチャグチャになってしまうシーンとか、戦争そのものではないカットもあります、また機関銃の弾奏を取り替えるシーンや狙撃銃や地雷など細かい表現も実はあったりします。

逆にヒロインが最後まで襲われないとか、あれだけ弱っていたのに走って逃げるとか、トラックはどうしたのとか、どうなの? とかいう点も幾つかあるのですが、なにより圧倒的な殺戮シーンから、うまく言葉にできないけれどそれはよくないことだ、ということを感じることができる映画でした。

戦争にいいもわるいもないけれどたしかにぼくはきみのみかただ (天国ななお)

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ミスト

The_mist
(C) 2007 The Weinstein Company

「ミスト」という映画を観てきました、原題もそのまま「THE MIST」です。
スティーブン・キングさん原作で、その映画化を多く手がけるフランク・ダラボンさん脚本監督の作品です。

私の世代でゲーム好きな人は「ミスト」というとスペルの違う「MYST」というパソコンゲームを思い出すのではないでしょうか、これは島の名前だったのですが、画面の美しいそれでいて難解なゲームでしたね。

映画のほうは、ポスターに FEAR CHANGES EVERYTHING とあって、まさにその通りな、いろいろな意味でコワイ映画でした。

あらすじは、
ガラス窓を破るほどの嵐の翌日、スーパーへ買い出しに出掛けたデヴィッド(トーマス・ジェーン)。軍人やパトカーが慌ただしく街を往来し、あっという間に店の外は濃い霧に覆われた。設備点検のために外に出た店員のジム(ウィリアム・サドラー)が不気味な物体に襲われると、店内の人々は次第に理性を失いはじめ……。(シネマトゥデイ)

映画「ミスト」公式サイト
http://www.mistmovie.jp/

映画は、歴史ものとか背景を知っているとよかったり、続きものなどは前回を知っていたほうがよいので別ですけど、事前情報を入れず観るのがよい場合が多いと思います、この映画ももちろんそうなので、なるべくネタバレしないように書きますが、ここから先を読む場合にはご注意を。

この映画での恐怖は二つあるのです、ひとつは外の霧の中にいる謎の怪物たち。 もうひとつは立てこもっている、というか逃げ出せないでいるスーパーの中にいる人間たち。

どちらかというと私には怪物の怖さより、あの手の人間同士のやりあいが苦手です怖いです、だから普通なら観ない映画なのですけど(笑)、目を背けずに逃げずに観てよかった、面白かったというより恐ろしい映画でした、人間が。

隣人との確執や、地元と外の違い、有名と無名、学のあるなし、職業の差別や、お金があるない、若さと老い、人種や政治に宗教やお酒や精神力まで、いろんなことが、極限に置かれた人間の関係を崩していくのです、人間自身も狂わされていくのです。 もちろんそれは今の社会の風刺でもあるわけだけれども、もう勘弁して欲しいというくらい見せつけてくれます。 

スーパーの中の映像はまるでドキュメンタリーを思わせるようなカメラワークで、さらにそれを冗長してみせてくれてました。

何を言っても聞かない人たちばかりなのですが、特にマーシャ・ゲイ・ハーデンさん演じる宗教信者の女性が、混乱をあおり、そのうち賛同者が増え勢力を広げていくのが、やはり象徴的で一番怖かったです。

それでも思わぬ人が強かったり、理性をもって頑張ってくれたり、お年寄りが戦ったりとか、よい意味で意表をついてくれてます、そして人間のよいところも見せてくれたりしています、それもきっと対比になっているんですね。

始めのころ登場する映画のポスター用の絵がどこかで見たことがあったり、棚に並んでいる本がスティーヴン・キングのばかりだったり、ドックフードとか、細かな遊びもありつつ、木で窓が破られるとかな布石も沢山あったり、命綱がだんだん上に引っ張られるとかに気が付くと、おー、と思う細かい演出や、霧に怪物を含めた映像表現も秀逸です。

かなりグロいシーンもあるホラー映画定番の展開があり、そのなかで人々が変貌していく様子が、ダブルパンチで効いてくる凄いる映画でした。
私の中では今年のかなり上位にランクインです。

それでも些細なことだけど気になる点がいくつかあったので少し質問をしたいです、わかる人がいたら教えて欲しいです。
で、さらにネタバレにつきさらにご注意くださいませ。

最後の自動車のシーンでドアロックがされていないのです、怪物が周りにいるのにしないのはおかしいです、何か理由があったのでしょうか?

同じく、逃げてきた方向から軍隊も人も来たように思うのですけど、それっておかしくないですか?

もうどうしようもないのでしょうけれど、あれだけ人の命を大切にしていた主人公たちなのに、息子の言葉だけであんな展開にしてしまってよいのでしょうか、でもそれがもう絶望的な終わりかたにつながっているし、結局最後はみんなまともではなくなっていた、ということなのでしょうけれども。

最後にトラックに乗って移動する避難した人たちが映り、主人公が目で追うシーンがありました、あそこの意味もよく分からなかったのですが、実は一番初めに一人で子供のために出ていたお母さんと子供が乗っていたようです。 みなさんは気が付いていたのでしょうか? 私は分かってなかったです、知っていたらさらに、おー、というエンディングでしたねー、すごいなー。

終わってからエレベーターで同乗したカップルが「もう言葉も出ないよね」「何も言えないな」と話していたのが印象的でした。

風がふき霧がはれたら目のまえの君を誰だか知っておどろく (天国ななお)

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ペネロピ

Penelope
(C) 2006 Tatira Active Filmproduktions GmbH & Co. KG

「ペネロピ」という映画を観てきました、原題もそのまま「PENELOPE」。
洋書とか洋楽とか洋画のタイトルで、固有名詞のときはだいたい人の名前だとどこかで聞いたことがあります、本当かどうかは知りませんけど^^; この映画の場合はまさにそのとおり、ペネロピは人の名前です。
日本語読みをするとペネロープということになりますね、私の世代では「サンダーバード」に登場する「レディ・ペネロープ」を思い出しますが、映画での発音は「ペネロペ」と「ペネロピ」の間ぐらいに聴こえました、お母さんには「スウィートハート」と呼ばれていましたね、まさにそんなキャラクターです。

あらすじは、
魔女に呪いをかけられ、豚の鼻と耳を持って生まれた裕福な名家の娘ペネロピ(クリスティナ・リッチ)。マスコミと大衆の目から身を守るため、屋敷の中だけで生きてきた彼女は、永遠の愛を誓って呪いを解いてくれる男性を待ち続けていた。そんな中、名家出身の青年マックス(ジェームズ・マカヴォイ)が現れるが……。(シネマトゥデイ)

映画『ペネロピ』公式サイト
http://www.penelope-movie.com/

私一人だったらきっと観ないジャンルの映画、いいひとが誤解されてつらい目にあうような映画は絶対観ないのに、大好きなふみちゃんが観たいというのでご一緒させていただきました、あー、観てよかったです。

化け物だー、とみんなが逃げ出すけれど、豚の鼻のペネロピはとってもかわいいのです、牙が生えてて食べられてしまう、なんて誤解をされることがすでに間違っていると思ってしまうくらい、かわいい。 彼女の声も可愛いので、もしかすると美人を想像しているところに唐突にあの顔を見てしまうから驚くんだ、と無理やり解釈しましょう(笑)。

外見や地位じゃなくって中身が大切なんだ、ということをペネロピだけでなく、とマックスともう一人のエドワードでもそれぞれ表現しています。 町のみんなは顔を隠したペネロピにも普通に接してくれているのも対比なんですね。

「みにくいアヒルの子」のような、おとぎ話の王道なお話しです。 細かいネタもあるしちょっとしたオチもある、なによりハッピーエンドな、こころあたたまる素敵な映画でした。

豚の鼻見ても驚かなかったら牛のお乳も見せてください (天国ななお)

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NEXT -ネクスト-

Next
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「NEXT -ネクスト-」という映画を観てきました、原題も同じく「NEXT」です。 SF作家なフィリップ・K・ディックさんの短編小説「ゴールデン・マン」をモチーフにしている、私は原作を未読、そうですが、設定だけで内容は大きく違うそうです。

あらすじは、
ラスベガスの小さなクラブでマジシャンをしているクリス(ニコラス・ケイジ)は、未来を予知する能力を隠し持っていた。一方、ロサンゼルスのどこかに核爆弾が仕掛けられ、アメリカ全体が2時間以内に壊滅する危機にさらされる。FBIのカリー(ジュリアン・ムーア)はクリスに協力を依頼するが、彼が予見できるのは自分の身の回りに起こるほんの2分先の未来で……。(シネマトゥデイ)

映画「NEXT -ネクスト-」公式サイト
http://next-movie.gyao.jp/

ほとんど映画の内容には触れずに、二分先を知る、ということだけを話題にする予定ですが、いちおう観ようと思っている人はご注意を、感想はなによりとっても面白くて楽しめた映画でしたよー。

未来予知はいろいろなパラドックスを、矛盾を生じてしまいます。 でも、今回の物語は実際には理論的にはどういうことかはともかく、二分先の未来を知るということを観客がわかるように、実際の主人公の行動で伝えてくれます、それも順に見せ方を変えることで、だんだんと理解できるようにしているところがうまいのです。

現時点から何度でも瞬時に二分先までシュミレーションができる能力、と言い換えることができます、未来予知というより未来予測という感じです、そしてシュミレーションしたことは自分の体験として記憶ができるのです。

たとえば予告編でも使われているシーンでいうと、自動車で走って逃げる最中にその先を予測するとそのままの行動では列車と衝突して死んでしまう、ということを知り、車のスピードを上げて列車が来る前にそこを通過して回避するわけです。

映画のシーンではそれだけなのですが、もしかすると一回スピードをあげても足りなくて衝突して、さらにもう一度やり直しているかもしれません。 何度でもシュミレーションし直すということは、物語の後半になればわかります。

実際にはシュミレーションとはいえ何度もやり直すと、それだけパラレルワールドが増えることになりますが、最終的に選択した世界が先に進んで、その他はそこで終わり、という考え方でつじつまが合いそうです。

全世界は同時に二分間未来へ進むわけですが、本人が知ることができるのは直接自分の見える範囲、移動できて経験できる範囲しかない、逆にいうと手の届くところしか変化させられないし、結果、自分の周りのことしかわからないという話にも合います。

敵がどこにいるかとかは、二分間の中で見つからないように探しにいったり、実際に撃たれたりを繰り返しながら、情報を習得し最後は現在にもどって指摘をすればよいのです。 その二分間に他の人に何が起こったとしても現在にもどった時点で他の人は時間が進んでいないのと同じことになるわけです。

何度もシュミレーションできて現在にもどれるけれど、繰り返す二分間は本人にとってはリアルな二分間なので10回やりなおしたら20分かかるのでしょう、だからどこかでシュミレーションをやめて先に進むことをすることになるのだと思います。

逆にいうと二分間で逃げられないような核爆弾の爆発などに巻き込まれたら、いくら能力があってもそれは回避できないのですね。 

そのうえ、経験を覚えて現在にもどるということは、良いことも嫌なことも、受けた痛みや死ぬ直前の感覚など何度も味わうことになるので、よほど強い精神力と繰り返す辛抱強さを持たなければ無理でしょう、また何度もやり直せるとしてもどこかで決断して先にすすまなければいけないのだから決断力も必要になるのです。

長々と理屈を考えてみましたが(笑)、そんなことを映画の間に考えなくても、先に述べたように観ている私達は映像から感じがわかるので大丈夫です、そこさえ理解できれば、矛盾もないし(笑)、映像表現も楽しめるし、何度もいいますけど、とっても面白い映画だと思います、エンディングもふくめてとってもお上手で素晴らしいです。

あー、ひとつだけ、ヒロインに関わることで二分以上の未来がわかるというのは、その理由は最後までわからないけれど、それは本当の未来予知ということになります。 知ることで行動を起こせるけど、先の未来を変えるのは二分間の積み重ねをするしかないのです。

「ジャンパー」と同じく欲しい能力ですね、二つ持っていたら本当に無敵になりますもの(笑)。

恋愛をシュミレーションして何度でもやり直せても付き合えないね (天国ななお)

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少林少女

Shyouringirl

「少林少女」という映画を観てきました。

あらすじは、
祖父の道場を継ぐため中国の少林拳武術学校に修行に行った凛(柴咲コウ)が3000日の厳しい修行に耐え帰国すると、道場は潰れ兄弟子たちは少林拳を辞めてしまっていた。単独で少林拳を広めようと決意した凛は、ひょんなことから大学のラクロス部の助っ人になる。チームは勝ち進み、道場再建に向け着々と準備は進んでいくが……。(シネマトゥデイ)

少林少女 SHAOLIN GIRL OFFICIAL BLOG [BLOG 総本山]
http://www.shaolingirl.jp/blog/

柴咲コウさんの魅力満載ということで彼女を見るということを目的にするのであればよい映画だと思います(笑)。

普段はなるべくその映画の面白いところとか楽しかったところとか、逆に自分で分からなかったところとかを感想に書いたりしていますが、この映画に関しては特にそれ以上のことはありません、あー、オープニングの映像は好きな作りでした^^;

えーと、柴咲コウさん以外でもいろいろなピッタリな役者さんを配置して、それぞれのシーンごとには面白いところとかあるのですが、残念なことに、私がいえることでもないですけど、脚本とか演出とかが、申し訳ないですけれどダメダメで、困ってしまいました。

映画って無駄な場面とか台詞とかってほとんど無いものだと思うのです、全ての映画がそうだとはいいませんが、肝心な台詞はあとで必ず必要だったり理由付けになっていたりするし、カットや写るものにもあとで布石になることとかだいたいあるものです。

ところが、説明だったりあとへの布石のためだと思うシーンや台詞が、結局何も生かされていなくてなんだか分からない、極端なことをいうとみんなでラクロスをする、少林拳をする意味もないじゃん、ということになってしまっているのです。

主悪役が「これからは美だ!」って言っているから、それがキーになるのかと思ったけど全然関係ないし、大切にしているおじいさんの胴着にも特に意味はないし、だいたい何で道場がつぶれたかも分からないしそこにも深い理由はないし、先生がいきなりラクロスのコーチになるし、その先生が料理も作らず外で釣りをしているのは何か諭すことがあるかと思うとないし、選りすぐった生徒を集めていて、ラクロスを強化するといっているのにそのメンバーがあんな感じだし、逆に短いあいだで3000日の修行をしてきた凛ちゃんと同じように少林拳を覚えて試合ができたり、最後の対決でのキメ技はあれだし、で、学校を使って何をしたいかもよくわからないし、ヘリコプターでなんでやってくるのとか、、もうキリがないくらい何なの? ということばかりなのです、その場の演出や面白さだけしか考えていないようで、つながりがまるでないのです。

じゃあ、まったく面白くなかったのかというとそうではなくって、ストーリーはとても分かりやすい話で、柴咲コウさんはかっこういいしかわいいし素敵(笑)、細かいギャグは人によっては好き嫌いがあるかもし